個人

シグリ・ウンセット

Sigrid Undset

1882年生まれ・1949年没

  • 1928年 文学賞

何をした人か

中世の北欧に生きた人びとの暮らしを描いた小説で知られる、デンマーク生まれのノルウェーの作家です。代表作は3巻からなる『クリスティン・ラヴランスダッテル』です。

受賞理由のやさしい要約

1928年 文学賞(単独受賞)

主に、中世の北欧の暮らしを力強く描いたことが評価されました。選考委員長ペール・ハルストレムの授賞演説は、名誉と信仰に強く動かされた中世の人びとを描き、宗教生活を驚くほどの真実味で表したとたたえています。

公式の受賞理由(英語)
principally for her powerful descriptions of Northern life during the Middle Ages

何を描き、何を問い直したか

授賞演説は、初期の作品がクリスティアニア周辺の同時代の若い女性たちを、共感を込めつつ容赦のない誠実さで描いたと評しました。のちに考古学者の父に影響を受けて中世へ向かい、名誉や信仰、女性と男性が共にする暮らしを描きました。授賞演説は、中世の人物に現代的な内面を与えたことへの歴史家の異論を認めつつ、詩人にもそれを描く権利があると述べました。

私たちの生活や社会とのつながり

17歳から27歳まで事務所で働き、その間は夜に執筆していました。ナチスに反対し、第二次世界大戦中はアメリカで暮らしながら抵抗運動を支え続けました。戦後に帰国し、文筆と愛国的な活動に対して聖オーラヴ大十字章を受けました。

関連する受賞者・団体

  • セルマ・ラーゲルレーヴ編集上の関連

    ラーゲルレーヴの作品は故郷ヴェルムランドの民話や伝説に深く根ざし、ウンセットは子どものころから歴史の伝承や民間伝承に囲まれて育ちました。北欧の過去の物語を、それぞれの方法で文学にした2人です。

「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Sigrid Undset)
  2. 1928年 ノーベル文学賞(NobelPrize.org)
  3. Sigrid Undset – Facts - NobelPrize.org
  4. Award ceremony speech - NobelPrize.org
  5. Sigrid Undset – Biographical - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。