個人
マリオ・バルガス=リョサ
Mario Vargas Llosa
1936年生まれ・2025年没
何をした人か
ペルー出身の作家です。1960年代に急速に発展したラテンアメリカ文学の「ブーム」の中心にいた作家として知られ、2025年に亡くなりました。
受賞理由のやさしい要約
2010年 文学賞(単独受賞)
権力の構造を地図のように描き出したことと、個人の抵抗、反乱、そして敗北を鋭く描いたことが評価されました。授賞式の演説は、彼の主人公はいつも反逆者であり、彼は小説によって権力をおおう幕の奥へ分け入っていると述べました。
公式の受賞理由(英語)
for his cartography of structures of power and his trenchant images of the individual's resistance, revolt, and defeat何を描き、何を問い直したか
軍の学校で過ごした体験をもとにした『都会と犬ども』(1963年)は、ブームを切り開いた重要な小説の一つとされます。作品には、権力の気まぐれな行使と、法がないために最も強い者が意志を押しつける状態への強い嫌悪が表れています。演説は、彼が黙らされ、抑圧された人々に声を与えていると評価しました。
私たちの生活や社会とのつながり
政治にも深く関わり、1990年のペルー大統領選挙に立候補しましたが、決選投票でアルベルト・フジモリに敗れました。キューバ革命が抑圧的な独裁に変わると社会主義から距離を置き、民主主義や自由市場を唱えるようになりました。授賞式の演説は、彼が地域を問わず表現の自由と人権のために闘ってきたと述べています。
関連する受賞者・団体
- ガブリエル・ガルシア=マルケス編集上の関連
ガルシア=マルケスは幻想と現実が溶け合う想像の世界で大陸の生と葛藤を映したことが、バルガス=リョサは権力の構造とそれに抗う個人を描いたことが評価されました。同じラテンアメリカの現実を、異なる方法で物語にした2人です。
「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。
次に読むためのキーワード
出典と確認日
- NobelPrize.org 受賞者ページ(Mario Vargas Llosa)
- 2010年 ノーベル文学賞(NobelPrize.org)
- Gabriel García Márquez – Facts
- Mario Vargas Llosa – Facts
- The Nobel Prize in Literature 2010 - Press release - NobelPrize.org
- The Nobel Prize in Literature 2010 - Presentation Speech - NobelPrize.org
- Mario Vargas Llosa – Biographical - NobelPrize.org
受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。