個人
ウィリアム・バトラー・イェイツ
William Butler Yeats
1865年生まれ・1939年没
何をした人か
アイルランドの伝説や民間伝承をもとに詩と劇を書き、アイルランド文学の復興に力を注いだダブリン生まれの詩人です。
受賞理由のやさしい要約
1923年 文学賞(単独受賞)
アイルランドの国民全体の精神を、芸術性の高いかたちで表した詩が評価され、文学賞を単独で受けました。授賞式では、民衆とのつながりを保ちながら気高い芸術性を守り、長く声を待っていた祖国の語り手となったと紹介されました。
公式の受賞理由(英語)
for his always inspired poetry, which in a highly artistic form gives expression to the spirit of a whole nation何を描き、何を問い直したか
若いころにロンドンで神秘主義や象徴主義をたたえる世紀末の空気に触れる一方、西部コノートの民間伝承や習俗を学びました。劇作家のグレゴリー夫人とともに、のちのアベイ座となるアイルランド劇場をつくりました。1910年以降の劇は実験的になり、仮面や踊り、音楽を取り入れ、日本の能の伝統から影響を受けました。
私たちの生活や社会とのつながり
強い愛国者でありながら、民族主義運動の憎しみや偏狭さを嘆き、詩の中でそれに抗議しました。1922年にはアイルランドの上院議員に任命されています。最も優れた作品が受賞後に書かれた数少ない作家の一人とされ、英語で書いた20世紀の詩人の中でも大きな影響を与えました。
関連する受賞者・団体
- ジョージ・バーナード・ショー編集上の関連
ショーとイェイツはともにダブリン生まれの劇作家で、劇で何を描くかに別々の答えを出しました。ショーは風刺の効いた劇で社会を批判し、イェイツはアイルランドの伝説にもとづく劇を多く書きました。
- ウォーレ・ショインカ編集上の関連
ショインカは英語で書きながら、ナイジェリアとヨルバの伝説や物語、伝統に根ざした作品を生み出した劇作家です。アイルランドの伝説を劇にしたイェイツと並べると、自分たちの伝承を英語の劇に移すという同じ試みを、別の土地から読むことができます。
「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。
次に読むためのキーワード
出典と確認日
- NobelPrize.org 受賞者ページ(William Butler Yeats)
- 1923年 ノーベル文学賞(NobelPrize.org)
- Wole Soyinka – Facts
- William Butler Yeats – Facts
- Award ceremony speech - NobelPrize.org
- William Butler Yeats – Biographical - NobelPrize.org
受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。