個人

ウォルター・ブラッテン

Walter Houser Brattain

1902年生まれ・1987年没

  • 1956年 物理学賞

何をした人か

ベル研究所で固体の表面の性質を研究し、ジョン・バーディーンとともに点接触型トランジスタを発明した物理学者です。

受賞理由のやさしい要約

1956年 物理学賞(賞の1/3)

半導体についての研究と、トランジスタ効果の発見が評価されました。ウィリアム・ショックレー、ジョン・バーディーンとの3人での受賞です。1947年にバーディーンとブラッテンが半導体を使った増幅器をつくり、それをショックレーがさらに発展させました。

同じ年・部門の共同受賞:William B. Shockley(未収録)、ジョン・バーディーン

公式の受賞理由(英語)
for their researches on semiconductors and their discovery of the transistor effect

何が新しかったか

電気信号の増幅にはまず真空管が使われていましたが、もっと小さく効率のよい増幅器を半導体でつくれないかと期待されていました。授賞式の演説によると、バーディーンとブラッテンは顕微鏡をのぞきながら、細い探針を半導体の表面で動かしました。電極のすぐ近くで探針をプラスにすると、電流をせき止めていた状態が解けることを見つけました。

私たちの生活や社会とのつながり

電気信号を増幅する技術は、電話やラジオにとって決定的な役割を果たしてきました。トランジスタは真空管に似た働きをしますが、より小さく、フィラメントを温める電流もいりません。授賞式の演説では、補聴器や計算機、電話局などがまさにこうした部品を必要としていると語られました。

関連する受賞者・団体

  • ジョン・バーディーン同じ賞の共同受賞

    1956年の物理学賞をともに受けました。

  • 赤﨑勇編集上の関連

    トランジスタも青色LEDも、半導体という材料の性質を生かして生まれた技術です。赤﨑勇らは1990年代初めに半導体から明るい青い光を取り出し、照明技術を根本から変えました。

「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Walter H. Brattain)
  2. 1956年 ノーベル物理学賞(NobelPrize.org)
  3. Walter H. Brattain – Facts - NobelPrize.org
  4. Nobel Prize in Physics 1956 - Presentation Speech - NobelPrize.org
  5. Walter H. Brattain – Biographical - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。