個人
ジョン・バーディーン
John Bardeen
1908年生まれ・1991年没
何をした人か
トランジスタと超伝導の理論という、2つの研究で物理学賞を受けた物理学者。
受賞理由のやさしい要約
1956年 物理学賞(賞の1/3)
半導体の研究と、電気信号を増幅する「トランジスタ効果」の発見が評価されました。ショックレー、ブラッテンとの3人での受賞です。
同じ年・部門の共同受賞:William B. Shockley(未収録)、ウォルター・ブラッテン
公式の受賞理由(英語)
for their researches on semiconductors and their discovery of the transistor effect1972年 物理学賞(賞の1/3)
ある種の金属をごく低温に冷やすと電気抵抗がなくなる超伝導を説明した理論(BCS理論)が評価されました。クーパー、シュリーファーとの3人での受賞です。
同じ年・部門の共同受賞:Leon N. Cooper(未収録)、Robert Schrieffer(未収録)
公式の受賞理由(英語)
for their jointly developed theory of superconductivity, usually called the BCS-theory何が新しかったか
一つは、真空管に代わる小さな増幅素子への道を開いた実験的な発見です。もう一つは、電子が対をつくって集団でふるまうという考えで、長く謎だった超伝導を説明した理論です。性格の異なる二つの仕事で評価された点が特徴です。
私たちの生活や社会とのつながり
トランジスタはスマートフォンやパソコンの集積回路を構成する基本部品になりました。超伝導は、病院のMRI装置で強い磁場をつくる電磁石などに使われています。
関連する受賞者・団体
- ウォルター・ブラッテン同じ賞の共同受賞
1956年の物理学賞をともに受けました。
- ブライアン・ジョセフソン編集上の関連
ジョセフソンの理論のきっかけになったジェーバーの実験は、バーディーンらの超伝導理論が予言したエネルギーギャップを直接示すものでした。
- コンスタンチン・ノボセロフ編集上の関連
受賞発表は、グラフェンのトランジスタが今のシリコン製より大幅に速くなると予想されていると紹介していました。トランジスタという部品を、新しい材料の側から見直す組み合わせです。
- 赤﨑勇編集上の関連
トランジスタもLEDも半導体の性質を生かした技術です。電気を「増幅する」と「光に変える」の違いで読み比べられます。
「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。
次に読むためのキーワード
出典と確認日
- NobelPrize.org 受賞者ページ(John Bardeen)
- 1956年 ノーベル物理学賞(NobelPrize.org)
- 1972年 ノーベル物理学賞(NobelPrize.org)
- John Bardeen – Facts - NobelPrize.org
- John Bardeen – Facts - NobelPrize.org
- The Nobel Prize in Physics 2000 - Popular information - NobelPrize.org
- Press release: The 2003 Nobel Prize in Physics - NobelPrize.org
- The 2003 Nobel Prize in Physics - Popular information - NobelPrize.org
- Press release: The 1972 Nobel Prize in Physics - NobelPrize.org
受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。