個人
ジョルジュ・シャルパク
Georges Charpak
1924年生まれ・2010年没
何をした人か
ポーランド生まれのフランスの物理学者で、欧州の素粒子物理学研究所CERNで、粒子の飛跡をコンピューターで記録できる検出器を発明しました。
受賞理由のやさしい要約
1992年 物理学賞(単独受賞)
粒子検出器の発明と発展、とくにマルチワイヤー比例チェンバーの発明が評価され、物理学賞を単独で受けました。受賞発表によると、この発明でデータを集める速さはそれまでの方法の千倍になり、まれにしか起こらない粒子の反応に狙いを定められるようになりました。
公式の受賞理由(英語)
for his invention and development of particle detectors, in particular the multiwire proportional chamber何が新しかったか
1970年ごろまでは、粒子の飛跡を写真に撮り、専用の測定装置で分析する方法がよく使われ、時間と手間のかかる作業でした。シャルパクは1968年、一般の予想に反して、平面に並べた細い線の一本一本が比例計数管として働くことに気づきました。線ごとに増幅器をつけ、信号をコンピューターで記録して大量のデータを扱えるようにしたことも大きな利点でした。
私たちの生活や社会とのつながり
受賞発表によると、素粒子物理学のほぼすべての実験が彼の発明から発展した飛跡検出器を使っており、チャームクォークや中間ボソンの発見にも使われました。物理学の外でも、医療でX線を検出する用途などに広がっていました。
関連する受賞者・団体
- フレデリック・ライネス編集上の関連
シャルパクは粒子検出器の発明と発展で、ライネスはニュートリノの検出で受賞しており、目に見えない粒子をどうとらえるかという同じ問いに別々の答えを出した2人です。
「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。
次に読むためのキーワード
出典と確認日
- NobelPrize.org 受賞者ページ(Georges Charpak)
- 1992年 ノーベル物理学賞(NobelPrize.org)
- Georges Charpak – Facts - NobelPrize.org
- Press release: The 1992 Nobel Prize in Physics - NobelPrize.org
- Georges Charpak – Biographical - NobelPrize.org
受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。