個人
ウィレム・アイントホーフェン
Willem Einthoven
1860年生まれ・1927年没
何をした人か
心臓の拍動にともなって体の表面に現れる弱い電気の変化を正確に記録し、心電図を詳しく調べたライデン大学の生理学教授です。
受賞理由のやさしい要約
1924年 生理学・医学賞(単独受賞)
心電図のしくみの発見が評価され、単独で受賞しました。それまで使われていた毛細管電位計は反応が遅く、心臓の電気の変化をそのまま写し取れませんでした。アイントホーフェンは、のちに自ら作った新しい装置で記録した曲線が、計算で補正して求めた曲線と完全に一致することを示し、心電図の本当の形をとらえました。
公式の受賞理由(英語)
for his discovery of the mechanism of the electrocardiogram何が新しかったか
1903年、磁石の極の間に銀めっきした細い石英の糸を張った「弦線電流計」をつくりました。動く部分を軽くしたことで、高い感度と素早い反応を両立させました。心電図の波をP、Q、R、S、Tと名づけ、1908年には電極のつなぎ方を第I・第II・第III誘導として標準化することも提案しました。
私たちの生活や社会とのつながり
1906年には、さまざまな心臓の病気が心電図に特徴的な形で現れることを示しました。数キロ離れた病院の患者の心電図を研究室で記録するという提案もしています。弦線電流計は、数えきれないほど多くの研究者が心臓の筋肉の働きや病気を調べるきっかけになりました。 [根拠 4・5]
関連する受賞者・団体
- ゴッドフリー・ハウンズフィールド編集上の関連
アイントホーフェンは心臓の拍動にともなう体の表面の電気の変化を記録し、ハウンスフィールドは体を通り抜けたX線を測って断面の画像をつくる装置を開発しました。体を切り開かずに中のようすを知るための、異なる道具です。
「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。
次に読むためのキーワード
出典と確認日
- NobelPrize.org 受賞者ページ(Willem Einthoven)
- 1924年 ノーベル生理学・医学賞(NobelPrize.org)
- Willem Einthoven – Facts - NobelPrize.org
- Physiology or Medicine 1924 - Presentation Speech - NobelPrize.org
- Willem Einthoven – Biographical - NobelPrize.org
受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。