個人

ゴッドフリー・ハウンズフィールド

Godfrey N. Hounsfield

1919年生まれ・2004年没

  • 1979年 生理学・医学賞

何をした人か

X線とコンピューターで体の断面を写すCTを、医療で使える装置として組み上げた英国の電機会社EMIの技術者です。 [根拠 3・5]

受賞理由のやさしい要約

1979年 生理学・医学賞(賞の1/2)

コンピューター断層撮影(CT)の開発が評価されました。1963年と64年にCTの理論的な分析を発表していた物理学者アラン・コーマックとの2人での受賞です。受賞発表によると、ハウンズフィールドはコーマックの研究を知らないまま、画像を組み立てる独自の方法を開発していました。

同じ年・部門の共同受賞:アラン・コーマック

公式の受賞理由(英語)
for the development of computer assisted tomography

何が新しかったか

ふつうのX線写真は体を平面に写すため奥行きが失われ、臓器が重なって見えてしまいます。CTではX線を体の断面にさまざまな方向から当て、検出器の信号をコンピューターで計算して断面の画像を組み立てます。ハウンズフィールドは1967年にこの着想を得て、まず脳を調べるための装置を実現しました。

私たちの生活や社会とのつながり

米国立衛生研究所の機関によると、現在もCTは頭のけがや腫瘍、脳卒中につながる血のかたまり、出血などを調べるのに使われています。一方でX線による被ばくがあり、リスクは生涯の検査回数が増えるほど高まりますが、発がんのリスクは一般に小さいとされています。 [根拠 4]

関連する受賞者・団体

  • アラン・コーマック同じ賞の共同受賞

    1979年の生理学・医学賞をともに受けました。

  • ヴィルヘルム・レントゲン編集上の関連

    レントゲンが見つけたX線は、体の内部を写す道具になりました。ハウンズフィールドのCTは、そのX線の可能性をさらに広げました。

  • ウィレム・アイントホーフェン編集上の関連

    アイントホーフェンは心臓の拍動にともなう体の表面の電気の変化を記録し、ハウンスフィールドは体を通り抜けたX線を測って断面の画像をつくる装置を開発しました。体を切り開かずに中のようすを知るための、異なる道具です。

  • ピーター・マンスフィールド編集上の関連

    ハウンズフィールドらのCTはX線を使って体の断面を画像にします。マンスフィールドらのMRIは、強い磁場と電波を使い、電離放射線を使わずに体の中を写します。

「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Godfrey N. Hounsfield)
  2. 1979年 ノーベル生理学・医学賞(NobelPrize.org)
  3. The Nobel Prize in Physiology or Medicine 1979 - Press release - NobelPrize.org
  4. Computed Tomography (CT)(nibib.nih.gov)
  5. Godfrey N. Hounsfield – Biographical - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。