個人

レフ・ランダウ

Lev Davidovich Landau

1908年生まれ・1968年没

  • 1962年 物理学賞

何をした人か

ごく低温で液体ヘリウムが摩擦なく流れる超流動を量子論で説明するなど、理論物理学のあらゆる分野で業績を残した物理学者です。

受賞理由のやさしい要約

1962年 物理学賞(単独受賞)

凝縮系、とくに液体ヘリウムについての先駆的な理論が評価され、単独で受賞しました。授賞式の演説によると、本人はその年の初めに遭った重い事故から回復しきっておらず、式に出席できませんでした。賞はかわりにモスクワ駐在のスウェーデン大使から手渡されました。

公式の受賞理由(英語)
for his pioneering theories for condensed matter, especially liquid helium

何が新しかったか

超流動を説明するのに、それまでのように一つひとつの原子の状態を考えるのではなく、液体全体の量子化された運動に目を向けました。液体が励起された状態を「準粒子」という仮想の粒子の動きで表し、そこから液体の性質を計算できるようにしました。この結果は、のちに液体ヘリウムに中性子を当てて散乱を調べる実験で直接確かめられました。

私たちの生活や社会とのつながり

授賞式の演説によると、ランダウが1930年に発表した磁場の中の自由電子についての研究は、金属の性質を理解するうえで欠かせないものになりました。また、E・M・リフシッツとともにまとめた『理論物理学教程』により、1962年にレーニン賞を受けています。

関連する受賞者・団体

  • ニールス・ボーア研究の継承

    ランダウは1929〜1931年に海外で研究し、とくにコペンハーゲンでニールス・ボーアのもとで学びました。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Lev Landau)
  2. 1962年 ノーベル物理学賞(NobelPrize.org)
  3. Lev Landau – Biographical
  4. Lev Landau – Facts - NobelPrize.org
  5. Nobel Prize in Physics 1962 - Presentation Speech - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。