個人

ルイ・ルロワール

Luis F. Leloir

1906年生まれ・1987年没

  • 1970年 化学賞

何をした人か

生き物が糖やでんぷんなどの炭水化物をつくるしくみで、糖ヌクレオチドが鍵になることを示したアルゼンチンの生化学者です。

受賞理由のやさしい要約

1970年 化学賞(単独受賞)

糖ヌクレオチドの発見と、それが炭水化物の生合成で果たす役割の解明が評価され、単独で受賞しました。受賞当時は、アルゼンチンのブエノスアイレスにあるカンポマル財団の生化学研究所で、所長として研究を率いていました。

公式の受賞理由(英語)
for his discovery of sugar nucleotides and their role in the biosynthesis of carbohydrates

何が新しかったか

それまで、生き物の中で炭水化物をつくる反応は、よく知られた分解の反応を逆にたどるものだと考えられていました。ルロワールは1949年、ある糖を別の糖に変える反応に、ヌクレオチドと糖が結びついた物質が欠かせないことを見つけました。1959年にはグリコーゲンの合成でもこのしくみが働くことを示し、合成と分解が別々の過程であることを明らかにしました。

私たちの生活や社会とのつながり

糖やでんぷんなどの炭水化物は人の食べ物で大切な役割をもち、その分解は生き物が必要とするエネルギーの主な部分をまかなっています。授賞式では、彼の発見が世界中で研究を呼び起こし、生理学や医学にも大きな影響を与えたと紹介されました。

関連する受賞者・団体

  • ベルナルド・ウッセイ研究の継承

    ルロワールはブエノスアイレス大学で医師の資格を得たのち、生理学研究所でウッセイとともに研究を始め、科学者としての道を歩み出しました。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Luis Leloir)
  2. 1970年 ノーベル化学賞(NobelPrize.org)
  3. Luis F. Leloir – Biographical (NobelPrize.org)
  4. Luis Leloir – Facts - NobelPrize.org
  5. Award ceremony speech - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。