個人

マリア・レッサ

Maria Ressa

1963年生まれ

  • 2021年 平和賞

何をした人か

フィリピンのジャーナリストで、調査報道のニュースサイト「ラップラー」を共同で立ち上げ、権力の乱用を報じてきました。

受賞理由のやさしい要約

2021年 平和賞(賞の1/2)

民主主義と永続的な平和の前提となる表現の自由を守る努力が評価され、ロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」の創設者の一人、ドミトリー・ムラトフと賞を分け合いました。委員会は2人を、民主主義と報道の自由が厳しさを増す世界で、この理想のために立ち上がるすべてのジャーナリストの代表と位置づけました。

同じ年・部門の共同受賞:Dmitry Muratov(未収録)

公式の受賞理由(英語)
for their efforts to safeguard freedom of expression, which is a precondition for democracy and lasting peace

活動の何が新しかったか

レッサとラップラーは、ドゥテルテ政権による麻薬撲滅作戦に批判的な目を向けてきました。委員会は、その死者の多さを、国が自国の国民に対して戦争をしているかのようだと表現しています。また、ソーシャルメディアが偽のニュースを広め、反対する人に嫌がらせをし、世論を操作するために使われている様子を記録してきました。

私たちの生活や社会とのつながり

委員会は、自由で事実に基づく報道が、権力の乱用やうそ、戦争のプロパガンダから社会を守ると述べています。授賞式の演説では、レッサがフィリピン大統領から公共のテレビで殺害の脅しを受けたことも紹介されました。ヘイトスピーチや偽のニュース、分断された議論は、今日どの国にも共通する問題だとも語られています。

関連する受賞者・団体

  • タワックル・カルマン編集上の関連

    カルマンはイエメンのジャーナリストとして言論の自由を求め、レッサはフィリピンで報道を通じて権力の乱用を明らかにしてきました。表現の自由という同じ問いを、別の国と時代から見られる組み合わせです。

「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Maria Ressa)
  2. 2021年 ノーベル平和賞(NobelPrize.org)
  3. The Nobel Peace Prize 2021 - Press release - NobelPrize.org
  4. The Nobel Peace Prize 2021 - Award ceremony speech - NobelPrize.org
  5. Maria Ressa – Facts – 2021 - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。