個人

タワックル・カルマン

Tawakkol Karman

1979年生まれ

  • 2011年 平和賞

何をした人か

イエメンのジャーナリストで、サレハ大統領の政権に対し、民主主義と言論の自由を求める抗議を率いた活動家です。

受賞理由のやさしい要約

2011年 平和賞(賞の1/3)

女性の安全と、平和づくりに女性が十分に参加する権利を求めた非暴力の闘いが評価され、リベリアのエレン・ジョンソン・サーリーフ、リーマ・ボウィとの3人で賞を分け合いました。発表では、「アラブの春」の前から、イエメンで女性の権利と民主主義、平和を求める闘いを率いてきたことが挙げられています。

同じ年・部門の共同受賞:エレン・ジョンソン・サーリーフ、リーマ・ボウィ

公式の受賞理由(英語)
for their non-violent struggle for the safety of women and for women's rights to full participation in peace-building work

活動の何が新しかったか

カルマンは2011年のアラブの春より何年も前から、若者と女性の活動家として動いていました。団体「鎖のない女性ジャーナリスト」を設立し、平和的な座り込みや情報発信の運動を組織して、ほかの女性たちにも闘い方を伝えました。2011年にはサヌアの「変革広場」でのデモを率いた一人となり、投獄や深刻な脅迫を受けても活動をやめませんでした。

私たちの生活や社会とのつながり

カルマンは、シーア派とスンニ派、またイスラムとほかの宗教との間の理解を訴えてきました。授賞式の演説は、女性が社会のあらゆる場で受け入れられることにイスラムは妨げにならないと、彼女が自らの生き方で示したと述べました。同時に、女性が再び取り残されれば、アラブの春は新たな冬になるとも警告しています。

関連する受賞者・団体

  • エレン・ジョンソン・サーリーフ同じ賞の共同受賞

    2011年の平和賞をともに受けました。

  • リーマ・ボウィ同じ賞の共同受賞

    2011年の平和賞をともに受けました。

  • マーティン・ルーサー・キング・ジュニア編集上の関連

    2011年の授賞式の演説によると、カルマンは自宅に、キング牧師やマハトマ・ガンディー、ネルソン・マンデラらの写真を英雄として飾っていました。非暴力で権利を求める運動が、時代と地域を越えて受け継がれていることを考えられる組み合わせです。

  • シーリーン・エバディ編集上の関連

    公式の紹介では、カルマンも2003年の受賞者シーリーン・エバディと同じく、イスラムは女性が社会で完全に受け入れられることの妨げにならないと主張してきたとされています。

  • マリア・レッサ編集上の関連

    カルマンはイエメンのジャーナリストとして言論の自由を求め、レッサはフィリピンで報道を通じて権力の乱用を明らかにしてきました。表現の自由という同じ問いを、別の国と時代から見られる組み合わせです。

「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Tawakkol Karman)
  2. 2011年 ノーベル平和賞(NobelPrize.org)
  3. Tawakkol Karman – Facts - NobelPrize.org
  4. The Nobel Peace Prize 2011 - Press release - NobelPrize.org
  5. The Nobel Peace Prize 2011 - Presentation Speech - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。