個人

リチャード・スモーリー

Richard E. Smalley

1943年生まれ・2005年没

  • 1996年 化学賞

何をした人か

レーザーで物質を蒸発させて原子のかたまりを調べる装置をつくり、フラーレンの発見に加わったアメリカの化学者です。

受賞理由のやさしい要約

1996年 化学賞(賞の1/3)

フラーレンの発見が評価され、ハロルド・クロトー、ロバート・カールとの3人で受賞しました。3人は1985年、大学院生のJ・R・ヒース、S・C・オブライエンとともに11日間の実験を行いました。その中で、60個の炭素原子からなるC60がもっとも多くでき、安定性が高いことがわかりました。

同じ年・部門の共同受賞:Robert F. Curl Jr.(未収録)、ハロルド・クロトー

公式の受賞理由(英語)
for their discovery of fullerenes

何が新しかったか

スモーリーは、ノズルに向けたパルスレーザーでどんな物質でも蒸発させる方法を見つけ、正確な数の原子からなるナノメートルの粒子を詳しく調べられるようにしました。こうした装置で見つかったC60の構造の提案は、発表当初、批判と熱狂の両方で迎えられました。1990年に物理学者のクレッチマーとハフマンがC60を取り出せる量でつくり、予想が正しいことが確かめられました。

私たちの生活や社会とのつながり

受賞発表は、フラーレンをきっかけに、天体化学や超伝導、材料の化学・物理にまで及ぶ新しい化学の分野が育ったと述べています。受賞当時、スモーリーの研究室は管の形をしたフラーレンに力を注ぎ、そこから数十年で大きな新技術が生まれると自伝に記しています。

関連する受賞者・団体

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Richard E. Smalley)
  2. 1996年 ノーベル化学賞(NobelPrize.org)
  3. Richard E. Smalley – Facts - NobelPrize.org
  4. Press release: The 1996 Nobel Prize in Chemistry - NobelPrize.org
  5. Richard E. Smalley – Biographical - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。