個人

ジョセフ・テイラー

Joseph H. Taylor Jr.

1941年生まれ

  • 1993年 物理学賞

何をした人か

1974年、教え子のハルスとともに、互いの周りを回る2つの星からなるパルサーを見つけた研究者です。その後の観測で、理論が予言する変化を確かめました。

受賞理由のやさしい要約

1993年 物理学賞(賞の1/2)

ハルスと同じく、新しいタイプのパルサーの発見と、それが重力の研究に開いた新しい可能性が評価されました。このパルサーの電波パルスの間隔は一定ではなく、周期的に変わっていました。2人はそれを、目に見えない相手の星がいるためだと説明しました。

同じ年・部門の共同受賞:ラッセル・ハルス

公式の受賞理由(英語)
for the discovery of a new type of pulsar, a discovery that has opened up new possibilities for the study of gravitation

何が新しかったか

発見から数年観測を続けると、2つの星はしだいに速く、より近づきながら回っていることがわかりました。公転周期の縮み方は、1年におよそ100万分の75秒です。これは重力波としてエネルギーを出しているためと考えられ、受賞発表の時点で理論値と約0.5%以内で一致していました。

私たちの生活や社会とのつながり

1993年の授賞式の演説では、重力波はまだ誰も記録できていないものの、このパルサーによって実在を確信できたと述べられました。2015年9月14日には、ブラックホールどうしの衝突から来た重力波が観測されました。

関連する受賞者・団体

  • ラッセル・ハルス同じ賞の共同受賞

    1993年の物理学賞をともに受けました。

  • アルベルト・アインシュタイン編集上の関連

    アインシュタインは1916年に、互いに動く質量が重力波としてエネルギーを出すことを予言しました。テイラーらが観測した公転周期の縮み方は、一般相対性理論の予言どおりでした。

「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Joseph H. Taylor Jr.)
  2. 1993年 ノーベル物理学賞(NobelPrize.org)
  3. Joseph H. Taylor Jr. – Facts - NobelPrize.org
  4. Award ceremony speech - NobelPrize.org
  5. Press release: The 2017 Nobel Prize in Physics - NobelPrize.org
  6. Press release: The 1993 Nobel Prize in Physics - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。