個人

マックス・タイラー

Max Theiler

1899年生まれ・1972年没

  • 1951年 生理学・医学賞

何をした人か

蚊が運ぶ感染症・黄熱の研究を進め、安全なワクチン「17D」の開発につなげた南アフリカ生まれの医学研究者です。 [根拠 4・6]

受賞理由のやさしい要約

1951年 生理学・医学賞(単独受賞)

黄熱という病気についての発見と、それを防ぐ方法の発見が評価されました。授賞式では、黄熱が熱帯の国々で長く脅威となってきたことに加え、調査の過程でロックフェラー財団の保健部門の医療スタッフ6人が命を落としたことも語られました。

公式の受賞理由(英語)
for his discoveries concerning yellow fever and how to combat it

何が新しかったか

それまで黄熱の実験には高価で扱いにくいサルが使われていましたが、タイラーはウイルスをマウスにうつせることを示し、研究の費用を大きく下げました。マウスからマウスへとうつすうちにウイルスが弱まることも見つけました。1937年にはさらに弱い系統「17D」を得て、これが人に使うワクチンになりました。 [根拠 3]

私たちの生活や社会とのつながり

WHOによると、黄熱は蚊が媒介するウイルスの病気で、ワクチンで防ぐことができます。安全で手ごろなワクチンは1回の接種で生涯にわたって守るとされ、国際保健規則のもとで旅行者に接種証明を求める国もあります。 [根拠 5]

関連する受賞者・団体

  • ジョン・エンダース編集上の関連

    エンダースの受賞の授賞式では、タイラーの黄熱ワクチンの開発に、それ以前の簡易な組織培養の方法が役立ったことが紹介されました。

  • カタリン・カリコ編集上の関連

    弱めたウイルスを使うタイラーのワクチンと、mRNAを使うカリコらのワクチンは、同じ「ワクチンで病気を防ぐ」という課題への異なる時代の答えです。

「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Max Theiler)
  2. 1951年 ノーベル生理学・医学賞(NobelPrize.org)
  3. Max Theiler – Facts - NobelPrize.org
  4. Award ceremony speech - NobelPrize.org
  5. Yellow fever(who.int)
  6. Max Theiler – Biographical - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。