個人
オマー・ヤギー
Omar M. Yaghi
1965年生まれ
何をした人か
金属イオンと長い有機分子を組み合わせ、内部に大きなすき間をもつ結晶「MOF」を発展させたヨルダン生まれの研究者です。
受賞理由のやさしい要約
2025年 化学賞(賞の1/3)
金属有機構造体(MOF)の開発が評価されました。1989年に出発点となる構造をつくったリチャード・ロブソン、ガスが出入りできることを示した北川進との3人での受賞です。ヤギーはとても安定なMOFをつくり、狙いに合わせて設計して変えられることを示しました。
同じ年・部門の共同受賞:北川進、Richard Robson(未収録)
公式の受賞理由(英語)
for the development of metal–organic frameworks何が新しかったか
ヤギーは、結果が予測しにくい従来の物質づくりではなく、部品をレゴのように計画的につないで大きな結晶をつくることを目指しました。1999年に発表したMOF-5は、数グラムでサッカー場ほどの表面積をもちます。2002〜03年には、MOFを計画的に変えて性質を変えられることを示しました。
私たちの生活や社会とのつながり
ヤギーの研究グループは、アリゾナの砂漠の空気から夜に水蒸気を集め、朝に日差しで温めて水を取り出しました。MOFは二酸化炭素の回収や有毒ガスの保管にも使えます。受賞時の解説によると、多くはまだ小規模な利用にとどまっていますが、量産や実用化に投資する企業も多くあります。
関連する受賞者・団体
- 北川進同じ賞の共同受賞
2025年の化学賞をともに受けました。
次に読むためのキーワード
出典と確認日
- NobelPrize.org 受賞者ページ(Omar M. Yaghi)
- 2025年 ノーベル化学賞(NobelPrize.org)
- Press release: Nobel Prize in Chemistry 2025 - NobelPrize.org
- Nobel Prize in Chemistry 2025 - Popular information - NobelPrize.org
受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。