バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群

崖に穿たれた縦長の大きな窪みと、周囲に並ぶ小さな石窟。
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登録年
2003年
所在国
アフガニスタン
登録区分
文化遺産
地域
アジア
登録基準
(i) (ii) (iii) (iv) (vi)

基本を学ぶ

どこにあり、何が登録されたのか — 基準が5つ、登録と同じ年に危機遺産リストへ

アフガニスタン中央高地、ヒンドゥークシュの高い山々に囲まれたバーミヤン渓谷。

本体 158.9265 ha
緩衝地帯 341.95 ha(本体の約2.15倍)
登録 2003年、基準 (i)(ii)(iii)(iv)(vi)
dossier 208rev
連続性資産 はい(Serial: yes)
危機遺産リスト `2003 – Present`

基準が5つの資産が五つ目になった

遺産 基準
バーミヤン208 (i)(ii)(iii)(iv)(vi)
エピダウロス491(14章) (i)(ii)(iii)(iv)(vi)(同じ)
デルフィ393(14章) (i)(ii)(iii)(iv)(vi)(同じ)
タフテ・ソレイマーン1077(13章) (i)(ii)(iii)(iv)(vi)(同じ)
マルケサス1707(39章) (iii)(vi)(vii)(ix)(x)(文化2つ+自然3つ)

215件で基準が5つの資産は五つになり、文化遺産の四件はすべて同じ (i)(ii)(iii)(iv)(vi) です。(v)が入らないのが共通しています。

登録と同じ年に危機遺産リストに載り、いまも載っている

`2003 – Present`。登録も2003年です。保存状況報告は21年分(2004-2026年)。17章のアッシュル1130 も2003年からで、載っている期間がもっとも長い二つになります。ページのタブに `Assistance`、お知らせは18件、催事は9件あります。

八つの構成要素

構成要素 中身
バーミヤンの崖 二体の巨大な仏像の二つの壁龕(55 m と38 m)、ならびに谷の麓に沿って仏教の修道院、礼拝堂、聖域の大きな総体をなす多数の石窟(紀元3世紀から5世紀)
カクラク渓谷の石窟 崖の南東約3 km。6世紀から13世紀の百を超える石窟のなかに高さ10 m の立仏の断片と、サーサーン朝の時期の彩色の装飾を伴う聖域
フラディ渓谷 崖の南西約2 km。クーリ・アクラムとラライ・ガミの石窟
シャフリ・ゴルゴラの要塞 谷の盆地の中央。紀元6世紀から10世紀。中国とインドを古代バクトリア経由でつないだ絹の道の支線の立ち寄り先としてのバーミヤンの元の集落を印す
カライ・カファリ A と B 要塞の壁と集落の遺構。6世紀から8世紀
シャフリ・ズハク 崖の東約15 km。より早い遺構がイスラムのガズナ朝とゴール朝の支配下の10世紀から13世紀の発展によって覆われている

「八つの別々の遺跡」と書かれますが、概要で名前が挙がるのは上の六つの群です。カライ・カファリ A と B を二つに数えれば七つ、バーミヤンの崖を二つ(壁龕と石窟)に分ければ八つとも読めますが、一次資料は内訳を示していません。「八つ」と書かれていることと、挙げられた名前を分けて記録します。

石窟と壁龕のいくつかでは、しばしばギャラリーによってつながれ、壁画と坐仏の像の遺構がある。

破壊をどう書くか — 説明文は主体を名指しし、概要は名指ししない

説明文と概要で、書き方が違う

出どころ 書かれていること
説明文 「遺跡はまた、ターリバーンによる二体の立仏像の悲劇の破壊への証言でもある。それは2001年3月に世界を揺るがした」
概要 「遺跡はまた、イコンの美術への繰り返す反応への証言でもあり、もっとも最近のものは国際的に非難された二体の立仏像の意図的な破壊(2001年3月)である」
基準(vi) 「その象徴の価値のために、記念物はその存在の異なる時に苦しんできた。2001年の意図的な破壊を含めて。それは全世界を揺るがした」

説明文は主体(ターリバーン)を名指しし、「悲劇の」と評語を付けます。概要と基準(vi)は主体を名指しせず、「国際的に非難された」「意図的な」という語を使います。同じ出来事を、同じページの中で別の書き方で書いています。

さらに概要は、この破壊を「イコンの美術への繰り返す反応」のもっとも最近のものとして位置づけます。一度きりの出来事としては書いていません。ただし、ほかの「反応」が何だったかは書かれていません。

ゼミは、どの節が何をどう書いていたかを分けて記録します。どちらかの書き方に寄せません。

説明文と概要で、地名と学派の綴りも違う

出どころ 綴り
説明文 `Bakhtria`(古代バクトリア)/`Gandhara`(ガンダーラ)
概要 `Bactria`/`Gandharan`

同じものを指しているので食い違いではなく、表記の揺れです。

基準五つ

基準(i):バーミヤン渓谷の仏像と石窟美術は、中央アジア地域における仏教美術のガンダーラ学派の卓越した代表である。

基準(ii):……シルクロード上の重要な仏教の中心であるバーミヤン渓谷の美術と建築の遺構は、インド、ヘレニズム、ローマ、サーサーン朝の影響の交換への例外的な証言である。……これに後の時期のイスラムの影響を加えることができる。

基準(iii):バーミヤン渓谷は、消え去った中央アジア地域の文化の伝統に例外的な証言をなしている。

基準(iv):バーミヤン渓谷は、仏教における意義ある時期を例示する文化的景観の卓越した例である。

基準(vi):バーミヤン渓谷は西方の仏教のもっとも記念碑的な表現である。それは多くの世紀にわたって巡礼の重要な中心であった。

12章(仏教)で読んだ資産と並べられます。ただし一次資料はほかの仏教の資産を名指ししません。

完全性と真正性 — 「完全性への主要な損失」と書かれる

失われたことが、完全性の節に書かれる

バーミヤン渓谷の遺産の資源はさまざまな災厄に苦しんでおり、いくつかの部分は脆弱な状態にある。遺跡の完全性への主要な損失は、2001年の大きな仏像の破壊であった。

`A major loss to the integrity of the site`。失われたことが、完全性の損失として直接書かれます。9章の平和教会1054 は失われた三つめの教会について「許された数」と「登録された数」を書き分けるだけで、完全性の損失とは書いていませんでした。

しかしながら、バーミヤンの景観における仏教とイスラムの建築の形とその環境のような、遺跡の顕著な普遍的価値を表すすべての属性の意義ある割合が、境界内の8つの遺跡すべてで無傷のまま残っている。二体の巨像の仏を含んでいたバーミヤンの崖の広大な仏教の修道院を含めて。

「含んでいた(which contained)」と過去形で書かれます。いま何があるかと、かつて何があったかが書き分けられています。

真正性 — 泥煉瓦と、開発への脆弱さ

文化的景観として見れば、バーミヤン渓谷は、その美術と建築の遺構、伝統的な土地利用、そして簡素な泥煉瓦の建造物とともに、形と材料、立地と環境の点でその顕著な普遍的価値を表し続けているが、開発に直面して脆弱かもしれず、注意深い保全と管理を要する。

「かもしれない(may be)」と限定が付きます。「伝統的な土地利用」と「簡素な泥煉瓦の建造物」が真正性の要素に数えられます。仏像や石窟だけではありません。

誰が守っているか — 所有の文書が破壊され、再構築されている

所有の文書が失われた

バーミヤン渓谷の記念物と考古の遺構は公の財産であり、アフガニスタン国家が所有している。しかしながら、緩衝地帯の大きな部分は私的な所有にある。所有を定める多くの文書が、数十年の紛争と内乱のあいだに破壊され、いまは再構築されつつある。

所有を定める文書そのものが破壊され、再構築中だと書かれる資産です。これまで読んだ215件でここだけです。14章のトロイア849 は強制買収で75%が国有になり取得が進行中、17章のテーベ87 は国家・地域・私的な所有者の三つでした。バーミヤン208 は、誰が持っているかを示す記録が無い状態からの再構築です。

国家の歴史と文化の財産の保護についての法律(司法省、2004年5月21日)が施行されており、財政と技術の資源のための基礎を与えている。

一次資料は `May 21st 2004)is in force` と、括弧の後の空白が抜けています。

守衛8人と、文化財保護の警察部隊

連続性資産の管理は情報文化省(MoIC)とその関連の部局(考古学研究所と歴史記念物保存局)、ならびにバーミヤン州知事の権限のもとにある。情報文化省はバーミヤンに州の在地事務所の代表を持つ。

破壊行為と略奪に対して遺跡を特に守る8人の守衛がおり、内務省によって、文化財の保護のための専属の警察の分遣隊(警察部隊012)の形で追加の資源が与えられている。

守衛の人数と、警察部隊の番号まで書かれます。17章のアッシュル1130 は守衛10人でした。人数が書かれる資産は215件でこの二つだけで、警察部隊の番号が書かれるのはバーミヤン208 だけです。

管理の体系が「暫定」

現在、管理の体系は暫定であり、適切な行政、学術、技術の資源について国際の共同体の助けを得ている。

`the management system is provisional`。27章のリューカン1486 の「暫定の(provisional)」世界遺産協議会と同じ語です。あちらは協議会、ここは管理の体系の全体です。

UNESCO が三段階の保全計画を率いている

2003年以来、UNESCO が資産のための三段階の保全計画を率いてきた。その焦点は、仏の壁龕を固定すること、仏像の破壊を生き延びた遺物を保全すること、そして遺跡を安全にすることであった。とくに遺跡における複雑な地雷除去の作業を進めることによってである。

地雷除去が、保全の計画の中身として書かれる資産です。これまで読んだ215件でここだけです。

資産のための管理計画が準備中であり、バーミヤン渓谷の保護、保全、提示のための計画を準備し実施すること、考古の遺構の探査と発掘を行うこと、そして渓谷における持続可能な文化観光のための計画を準備し実施することを目的としている。

州知事は、住宅の復旧、保健と教育の役務の提供、インフラと農業の開発を含む地域の開発の計画の実施に責任を負う。

資産の管理の節に、住宅・保健・教育・農業が入ります。

2013年という目標の年が、過ぎている

2011年3月、UNESCO が主催した第9回バーミヤン専門家作業部会の会合において、アフガニスタンの当局者と国際の専門家によって、世界遺産の遺跡は2013年までに危機遺産リストから除外される用意ができている可能性があると結論された。安全の危険、二体の巨大な仏の彫刻の遺構とその壁龕の構造の安定、考古の遺構と壁画の保全、そして管理計画の実施に取り組むことにおける継続する進展を待ってである。

目標の年(2013年)が書かれ、その年はすでに過ぎています。それでも資産は `2003 – Present` で載り続けています。一次資料は、2013年に何が起きたかを書いていません。「除外されなかった」とも書かれていないので、「2011年に2013年までの除外の可能性が結論された」までを記録します。

一覧の下部

記載 中身
危機遺産リスト `2003 – Present`(登録と同じ年から)
保存状況報告 21年分(2004-2026年)
GIS のデータ 未受領
ほかの保全の仕組み 記載なし
タブ `Assistance`

お知らせ18件には2021年3月11日の「アフガニスタン、バーミヤンの二体の仏の破壊から20年を記念して」があります。催事9件には第9回・第10回・第12回のバーミヤン専門家作業部会の会合が並びます。

2級で押さえること

基準(i)(ii)(iii)(iv)(vi)の5つ(215件で5つの資産は五つ目。文化遺産の四件はすべて同じ組み合わせ)、アフガニスタン中央高地のバーミヤン渓谷、本体158.9265 ha・緩衝341.95 ha(約2.15倍)、2003年登録、dossier 208rev、`Serial: yes`、危機遺産リスト `2003 – Present`(登録と同じ年から。アッシュル1130 と並んで載っている期間がもっとも長い。保存状況報告21年分)。「八つの別々の遺跡」と書かれるが、概要で名前が挙がるのは六つの群(バーミヤンの崖/カクラク渓谷の石窟/フラディ渓谷/シャフリ・ゴルゴラの要塞/カライ・カファリ A と B/シャフリ・ズハク)。内訳は示されていない。崖には二体の巨大な仏像の二つの壁龕(55 m と38 m)と、紀元3世紀から5世紀の多数の石窟。カクラク渓谷には6-13世紀の百を超える石窟、高さ10 m の立仏の断片、サーサーン朝の時期の彩色の装飾を伴う聖域。シャフリ・ゴルゴラの要塞(6-10世紀)は中国とインドを古代バクトリア経由でつないだ絹の道の支線の立ち寄り先としての元の集落を印す。シャフリ・ズハクはイスラムのガズナ朝とゴール朝の支配下の10-13世紀の発展に覆われる。破壊の書き方が節によって違う——説明文は「ターリバーンによる……悲劇の破壊」と主体を名指しし評語を付け、概要は「イコンの美術への繰り返す反応」のもっとも最近のものとして「国際的に非難された……意図的な破壊」と書いて主体を名指ししない。基準(vi)も主体を名指しせず「2001年の意図的な破壊」と書く。地名と学派の綴りも説明文(`Bakhtria`/`Gandhara`)と概要(`Bactria`/`Gandharan`)で違う。基準(iii)は「消え去った中央アジア地域の文化の伝統」、基準(vi)は「西方の仏教のもっとも記念碑的な表現」。完全性は「遺跡の完全性への主要な損失は、2001年の大きな仏像の破壊であった」と直接書き、「二体の巨像の仏を含んでいたバーミヤンの崖の広大な仏教の修道院」と過去形で書く。真正性は「伝統的な土地利用、簡素な泥煉瓦の建造物」も要素に数え、「開発に直面して脆弱かもしれず、注意深い保全と管理を要する」。記念物と考古の遺構は国家の所有だが、緩衝地帯の大きな部分は私的な所有。「所有を定める多くの文書が、数十年の紛争と内乱のあいだに破壊され、いまは再構築されつつある」——215件でここだけ。破壊行為と略奪に対して8人の守衛がおり、内務省が文化財の保護のための専属の警察の分遣隊(警察部隊012)の形で追加の資源を与える(守衛の人数が書かれるのはアッシュル1130 とこの二つだけで、警察部隊の番号は215件でここだけ)。「現在、管理の体系は暫定であり」国際の共同体の助けを得ている。2003年以来 UNESCO が三段階の保全計画を率い、焦点は仏の壁龕の固定・破壊を生き延びた遺物の保全・複雑な地雷除去の作業による遺跡の安全化(地雷除去が書かれるのは215件でここだけ)。管理計画は準備中。州知事は住宅の復旧・保健と教育の役務・インフラと農業の開発を含む地域の開発の計画に責任を負う。2011年3月の第9回バーミヤン専門家作業部会で「2013年までに危機遺産リストから除外される用意ができている可能性がある」と結論されたが、その年は過ぎ、資産はいまも載っている。一次資料は2013年に何が起きたかを書いていない。一覧下部は GIS 未受領、タブに `Assistance`、お知らせ18件(2021年3月11日の破壊20年の記念を含む)、催事9件(第9・10・12回の専門家作業部会)。

準1級 準1級向けに理解を深める

準1級の掲載範囲は確かめていません。準1級の範囲は「日本の全遺産と主要な世界の遺産700件」ですが、どの700件かは公式に出ていません。ここに並ぶのは、ゼミが作ったキーワードの練習(試作46本)で、この記事がどのキーワードに入ったかです。公式テキストの分類ではありません。

この遺産が出てくるキーワード

キーワードこのキーワードで見るもの本文の手がかり
文化財返還問題持ち去りが「失われた」だけで終わらない「警察部隊012」

いまのところ、この遺産が出てくるキーワードは1つです。ゼミの試作46本で数えた話で、公式テキストの分類ではありません。

準1級は、遺産を1件ずつではなくキーワードで横に読みます。このキーワードの練習では、ほかの参加記事と並べて読みます——同じ論点が、別の資産でどう書かれているかを見るためです。

キーワードで練習する

級別の確認問題

2級 確認問題

答えを選んでから、正解と解説を開きましょう。

確認1:バーミヤン208 の2001年の仏像の破壊について、説明文と概要の書き方はどう違うか?

  1. 説明文と概要のどちらも「ターリバーンによる」と主体を名指ししている
  2. 説明文と概要のどちらも主体を名指ししていない
  3. 説明文は「ターリバーンによる」と主体を名指しし「悲劇の破壊」と書き、概要は主体を名指しせず「国際的に非難された意図的な破壊」と書いて「イコンの美術への繰り返す反応」のもっとも最近のものと位置づける
  4. 説明文は主体を名指しせず、概要が「ターリバーンによる」と名指ししており、基準(vi)はさらに「悲劇の破壊」という評語を付けたうえで、それがイコンの美術への繰り返しのなかの一度目であったと位置づけている
正解と解説を開く

正解:3.説明文は「ターリバーンによる」と主体を名指しし「悲劇の破壊」と書き、概要は主体を名指しせず「国際的に非難された意図的な破壊」と書いて「イコンの美術への繰り返す反応」のもっとも最近のものと位置づける

説明文——「ターリバーンによる二体の立仏像の悲劇の破壊」。概要——「イコンの美術への繰り返す反応への証言でもあり、もっとも最近のものは国際的に非難された二体の立仏像の意図的な破壊(2001年3月)である」。同じ出来事を、同じページの中で別の書き方で書いています。どちらかに寄せず、どの節が何をどう書いていたかを分けて記録します。基準(vi)も主体を名指しせず「2001年の意図的な破壊」と書きます。

確認2:バーミヤン208 の所有について、保護管理の節が書いていることは?

  1. 資産と緩衝地帯のすべてが国家の所有にある
  2. 所有については書かれていない
  3. 記念物は国家の所有だが緩衝地帯は私的な所有で、所有を定める文書はすべて保管されており、数十年の紛争と内乱のあいだも一つも失われなかったと明記されている
  4. 記念物と考古の遺構は国家の所有だが緩衝地帯の大きな部分は私的な所有で、所有を定める多くの文書が紛争と内乱のあいだに破壊され、いまは再構築されつつある
正解と解説を開く

正解:4.記念物と考古の遺構は国家の所有だが緩衝地帯の大きな部分は私的な所有で、所有を定める多くの文書が紛争と内乱のあいだに破壊され、いまは再構築されつつある

> バーミヤン渓谷の記念物と考古の遺構は公の財産であり、アフガニスタン国家が所有している。しかしながら、緩衝地帯の大きな部分は私的な所有にある。所有を定める多くの文書が、数十年の紛争と内乱のあいだに破壊され、いまは再構築されつつある。所有を定める記録そのものが破壊され再構築中だと書かれる資産は、これまで読んだ215件でここだけです。

確認3:バーミヤン208 の保全の計画について、UNESCO が率いてきた三段階の計画の焦点に含まれるものは?

  1. 仏の壁龕の固定、仏像の破壊を生き延びた遺物の保全、そして複雑な地雷除去の作業による遺跡の安全化
  2. 仏像そのものの再建
  3. 渓谷の観光のためのインフラの整備
  4. 仏の壁龕の固定と遺物の保全だが、地雷除去は州知事の地域の開発の計画に含まれており、UNESCO の計画の対象ではないとされている
正解と解説を開く

正解:1.仏の壁龕の固定、仏像の破壊を生き延びた遺物の保全、そして複雑な地雷除去の作業による遺跡の安全化

> 2003年以来、UNESCO が資産のための三段階の保全計画を率いてきた。その焦点は、仏の壁龕を固定すること、仏像の破壊を生き延びた遺物を保全すること、そして遺跡を安全にすることであった。とくに遺跡における複雑な地雷除去の作業を進めることによってである。地雷除去が保全の計画の中身として書かれる資産は215件でここだけです。州知事の計画ではなく、UNESCO の保全計画の焦点です。仏像の再建についての記述はありません。

確認4:バーミヤン208 の危機遺産リストからの除外について、一次資料が書いていることは?

  1. 2013年に除外された
  2. 2011年3月の第9回バーミヤン専門家作業部会で「2013年までに除外される用意ができている可能性がある」と結論されたが、その後どうなったかは書かれていない
  3. 除外についての記述は無い
  4. 2011年に2013年までの除外が決定され、その後2013年に延期されて現在は2026年が目標とされており、条件は安全の危険への対処だけに絞られたと書かれている
正解と解説を開く

正解:2.2011年3月の第9回バーミヤン専門家作業部会で「2013年までに除外される用意ができている可能性がある」と結論されたが、その後どうなったかは書かれていない

> 2011年3月、……世界遺産の遺跡は2013年までに危機遺産リストから除外される用意ができている可能性があると結論された。目標の年(2013年)は書かれていますが、その年はすでに過ぎており、資産は `2003 – Present` で載り続けています。一次資料は2013年に何が起きたかを書いていません。「決定された」ではなく「用意ができている可能性があると結論された」です。延期や新しい目標についての記述もありません。

参考資料

確認日:2026年10月28日。世界遺産ゼミは非公式の学習コンテンツです。確認問題は独自に作成しています。特定の試験回への対応は未確定です。

参照した公式教材の版: くわしく学ぶ世界遺産300 <第6版>

この遺産が出題される級は、上のバッジから確認できます。