登録基準は(viii)の一つだけです。いま島が作られているところが見られる、という一点で認められています。
UNESCO の説明から
世界でもっとも活発な火山のうちの二つ、マウナ・ロア(標高4,170m)とキラウエア(標高1,250m)を含みます。噴火が景色を絶えず作り替えていて、溶岩の流れが地質の成り立ちを見せています。珍しい鳥や固有種、巨大なシダの森もあります。
(viii)だけ、という登録
(viii)は「地球の歴史の重要な段階を示すもの」。ここで示されているのは、過去にできた地形ではありません。UNESCO は、この公園を火山の働きによって島が作られていく、その見本だとしています。ハワイ諸島ができて変わっていく流れの、いちばん新しい部分がここで起きている、という説明です。
「盾をつくる噴火」
UNESCO は楯状火山(たてじょうかざん)をつくる噴火の働きによって、この公園の景色がたえず動き続けていると書きます。富士山のような円すい形ではなく、溶岩が広く流れて盾を伏せたような形になります。マウナ・ロアは、海底から測ると地球でもっとも大きな火山の塊です。
ロス・グラシアレスと並べる
ロス・グラシアレスも(viii)を持ちます。ただし向こうは氷河が土地を削ってきた成り立ち、こちらは溶岩が土地を作っているところ。削るのと、作るの。同じ(viii)でも、示している地球の働きが反対です。記号が同じでも中身は遺産ごとに違う、という見方がここでも効きます。
見えている変化と、認められた基準
ここでも目に見える変化と、認められた基準は別に確かめます。生きものの移り変わりが続いていれば(ix)、絶滅のおそれがある生きものの生息地なら(x)。この公園には珍しい鳥も固有種もいますが、認められたのは(viii)の一つだけです。
覚えておきたいこと
- 1987年・アメリカ合衆国・自然遺産・登録基準は(viii)のみ
- マウナ・ロア(4,170m)とキラウエア(1,250m)。海底から測るとマウナ・ロアは地球最大の火山の塊
- (viii)の中身は「いま島が作られている」こと。削るのではなく作るほう
オリジナル確認問題
答えを選んでから、正解と解説を開きましょう。
確認1:ハワイ火山国立公園の登録基準(viii)が示しているものは?
- 氷河が長い年月をかけて土地を削ってきた跡
- 大昔に起きた一度きりの大噴火の跡
- 海の底が持ち上がってできた古い地層
- 火山の働きによって、いま島が作られているところ
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正解:4.火山の働きによって、いま島が作られているところ
ハワイ諸島ができて変わっていく流れの、いちばん新しい部分がここで起きている、という説明です。
確認2:ハワイ火山国立公園に含まれる二つの火山の組み合わせは?
- キリマンジャロとマウナ・ケア
- エトナとストロンボリ
- マウナ・ロアとキラウエア
- ピナトゥボとマヨン
正解と解説を開く
正解:3.マウナ・ロアとキラウエア
マウナ・ロアは標高4,170m、キラウエアは1,250m。マウナ・ロアは海底から測ると地球でもっとも大きな火山の塊です。
確認3:ハワイ火山国立公園とロス・グラシアレス国立公園の(viii)の違いは?
- ハワイは氷河が削るほう、ロス・グラシアレスは溶岩が作るほう
- ハワイは溶岩が土地を作るほう、ロス・グラシアレスは氷河が削るほう
- どちらも氷河が土地を削ってきた成り立ちで、違いはない
- どちらも火山の働きによる成り立ちで、違いはない
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正解:2.ハワイは溶岩が土地を作るほう、ロス・グラシアレスは氷河が削るほう
同じ(viii)でも、示している地球の働きが反対です。記号が同じでも中身は遺産ごとに違います。
確認4:ハワイ火山国立公園に珍しい鳥や固有種がいることについて正しいものは?
- いるが、認められた登録基準は(viii)の一つだけである
- いるので、(x)もあわせて認められている
- いるので、(ix)もあわせて認められている
- 固有種はいないため、自然の基準は一つだけになった
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正解:1.いるが、認められた登録基準は(viii)の一つだけである
目に見えるものと、認められた基準は別に確かめます。巨大なシダの森もありますが、登録基準は(viii)のみです。
参考資料
- UNESCO 世界遺産一覧 409 Hawaii Volcanoes National Park(2026-10-03 取得)
- 英語で読んでみよう!日本語訳(3級)第5版。遺産名と掲載ページ46件(2026-10-02 取得)
- 世界遺産検定 受検の目安(2026-10-01 取得)
確認日:2026年10月2日。世界遺産ゼミは非公式の学習コンテンツです。確認問題は独自に作成しています。特定の試験回への対応は未確定です。