コモド国立公園

乾いた林の地面を、体の大きなトカゲが二頭、土煙を上げて走っている。
Jorge Láscar from Australia / CC BY 2.0 / 出典 / 加工: 長辺1800pxに縮小
登録年
1991年
所在国
インドネシア
登録区分
自然遺産
地域
アジア
登録基準
(vii) (x)

基本を学ぶ

どこにあり、何が登録されたのか — 一覧に緩衝地帯の行が無い

インドネシア、スンバワ島とフローレス島のあいだ、インドネシア諸島の中央。三つの主要な島(リンチャ、コモド、パダール)と多数のより小さな島からなり、すべて火山の起源。所在地は East Nusa Tenggara Province、座標は S8 32 35.988 E119 29 21.984(秒が小数点以下三桁)。

本体 219,322 ha
緩衝地帯 一覧に行が無い
登録 1991年(境界の変更の行なし)
基準 (vii)(x)=2つ
区分 自然遺産
dossier 609(接尾辞なし)
シリアル 一覧に行が無い
危機遺産リスト 節が無い
保存状況報告 10年分(1995・1996・1997・1999・2000・2001・2002・2021・2023・2025。2002年と2021年のあいだに18年の空白)
活動 3件(世界遺産海洋計画/世界遺産の生物多様性保全と持続可能な観光を結ぶ/インドネシアのウジュン・クロン国立公園とコモド国立公園での活動)
お知らせ 8件
催し 1件(2019年11月のコモド国立公園での海洋の世界遺産の集まり)
動画 2件。どちらも題が `Komodo National Park (UNESCO/NHK)` で、同じ題が二度並ぶ
リンク 3件
ほかの保全の仕組み 1件/1要素(生物圏保存地域 Komodo)
訳のある言語 8つ(英・仏・アラビア・中・露・西・日・蘭)

一覧に GIS の但し書きが付きます——「この資産の地理参照されたポリゴンは、GIS のデータが UNESCO に受領され次第利用可能になる」。境界の図がまだ公開されていないということです。

一覧に緩衝地帯の行が無いのに、本文が「広大な海の緩衝地帯」を二度書く

公園を取り囲む広大な海の緩衝地帯は、資産の完全性と無傷さと、それが宿す例外的な種の数を保つ鍵である。

公園には広大な海の緩衝地帯があり、そこでは管理当局の職員が、許される漁の型と、ある程度は区域外からの漁師の存在を規制する権限を持つ。コモドオオトカゲの獲物となる陸の種の密猟を統制することを助けるこの緩衝地帯は、資産の全体の長期の保護において意義深くなるだろう。

一覧 緩衝地帯の行が無い
完全性の節 「広大な海の緩衝地帯」を二度書く(完全性を保つ鍵/職員に規制の権限がある)
将来形 「意義深くなるだろう」

行が無いことを「緩衝が無い」と読み替えません。職員の権限の範囲まで書かれます——許される漁の型と、「ある程度は」区域外からの漁師の存在。権限が資産の外に及ぶ書き方です。海の緩衝地帯が、陸の種の密猟の統制を助けると書かれます。海の区域が陸の種の保護に効くという交差した書き方です。将来形で閉じます——「意義深くなるだろう」。いま意義深いとは書かれていません。35章のガランバ136 のように事実上の緩衝があとから正式になった例とは違い、609 はいまも一覧に行がありません。

基準(x)が、資産の外の区域まで数えに入れる

コモド国立公園は、世界の野生のコモドオオトカゲの個体群が今も存在する区域の大部分を含む。世界のトカゲのうち最大で最も重く、その印象的な大きさと恐るべき見かけ、大きな動物を実効的に捕食できること、きわめて厳しい条件への耐性で広く知られる。約5,700個体と推定される個体群が、コモド、リンチャ、ギリ・モトン、西および北フローレスの一部の海岸地域にわたって分布する。

基準(x)が書くこと
含むもの 「区域の大部分」(全部ではない)
個体数 約5,700個体と推定される(説明文も「約5,700の巨大なトカゲ」と書く)
分布 コモド/リンチャ/ギリ・モトン/西および北フローレスの一部の海岸地域

「大部分」と書く以上、ほかにも区域があることになります。分布に挙げられた地名と、概要が挙げる島の名が一致しません。

どこ 挙げられる名
概要 三つの主要な島=リンチャ・コモド・パダール(と多数のより小さな島)
基準(x)の分布 コモド・リンチャ・ギリ・モトン・西および北フローレスの一部の海岸地域

パダールは分布に出てこず、ギリ・モトンと西・北フローレスは三つの主要な島に無い。どこまでが登録範囲かは、一次資料が書いていません。保護管理の節は、1984年の拡張が「拡大された海の区域とフローレス本土の一部を含めた」と書きます。フローレスの一部が資産に入っていると読めますが、「西および北フローレスの一部の海岸地域」の全体が入っているかは書かれていません。

基準(vii)が、ほかの場所との対比で美を述べる

コモド国立公園は、乾いたサバナの険しく荒々しい丘の斜面、棘のある緑の植生のくぼみ、輝く白い砂浜、サンゴの上に押し寄せる青い海のあいだの対比の景観であり、インドネシアのすべてのなかで疑いなくもっとも劇的な景観の一つである。森に覆われたインドネシアの広大な区域を特徴づけ、世界の大半が諸島と結びつけている支配的な緑の豊かさへの対位として、いっそう際立つ例外的な自然の美を示している。……しばしば垂直に周囲の海へ落ちる切り立った崖を持つ岬によって隔てられた入江、浜、小さな入り口を特徴とする不規則な海岸線が、対比する植生の型に支配された景観の見事な自然の美をさらに加え、色の継ぎ合わせを与えている。

美の根拠が、資産の中の対比と、インドネシアのほかの区域との対位の二重で述べられます。脅威の大きさをほかの場所と比べる書き方の逆で、価値のほうが比較で述べられる形です。周囲の海について伝聞の形が使われます——「世界でもっとも生産的なもののなかにあると報告されている周囲の海」。断定ではありません。数は概要と基準(x)に散ります——陸の哺乳類7種(固有のネズミ Rattus rintjanus とカニクイザルを含む)、鳥72種、イルカ10種、ウミガメ5種、シロナガスクジラとマッコウクジラ、ジュゴン。コモドオオトカゲは「平均2〜3 m」で、「かつてインドネシアとオーストラリアの全体に生きた大型トカゲの遺存個体群の最後の代表」と書かれます。いまの種の説明ではなく、失われた個体群の残りとして位置づけられます。

足すと一覧の本体と同じ数になる六つの区域

生物圏保存地域の構成を足すと、一覧の本体と同じ数になる

コモド狩猟保護区(33,987 ha)、リンチャ島自然保護区(19,625 ha)、パダール島自然保護区(1,533 ha)、ムベリリンとンゴランの保護林(31,000 ha)、ワエ・ウールとムブラクの狩猟保護区(3,000 ha)、周囲の海の区域(130,177 ha)からなるコモド生物圏保存地域が、1977年1月に UNESCO 人間と生物圏計画のもとで受け入れられた。

構成 面積
コモド狩猟保護区 33,987 ha
リンチャ島自然保護区 19,625 ha
パダール島自然保護区 1,533 ha
ムベリリンとンゴランの保護林 31,000 ha
ワエ・ウールとムブラクの狩猟保護区 3,000 ha
周囲の海の区域 130,177 ha
六つを足すと 219,322 ha
一覧の本体 219,322 ha

足すと一覧の本体とぴたりと同じ数になります。ただしこれはゼミが足して確かめたことで、一次資料はこの一致に触れていません。六つは「コモド生物圏保存地域」の構成として書かれていて、「世界遺産の資産」の構成としては書かれていません。制度が別なので、一致を「同じ範囲だ」と書き換えません。年の順と面積の順が合いません。

年 何が
1977年1月 生物圏保存地域として受け入れ(構成の合計は219,322 ha)
1980年3月 大臣令が72,000 ha の国立公園と宣言
1984年 219,322 ha へ拡張

1977年の生物圏保存地域の合計が、1980年の国立公園(72,000 ha)より広く、1984年の拡張後と同じ数になります。一次資料は理由を書いていません。

完全性の節が、境界の十分さを宣言する

オーストラリアとスンダ陸棚のあいだの活動的な火山の「破砕帯」のなかでの公園の位置を映す険しい地形を包み、コモド国立公園の境界は、際立つ景観とそれが宿す唯一無二の種——コモドオオトカゲ、鳥、海の哺乳類、サンゴ礁の種、そのほか——を含む主要な公園の特徴を囲んでいる。境界は、生息地と、それらを保つ主要な生態の過程を確保するのに十分と考えられている。

境界が「十分と考えられている」と書かれます。誰がそう考えているかは書かれていません。脅威は完全性の節に入ります——「違法な漁と密猟が、資産の価値とその全体の完全性にとって主要な脅威のままである」。「のままである」=続いているという時制です。概要が「破砕帯」を二つの大陸プレートの接合点として書き、完全性が同じ語を地形の説明に使います。同じ語が概要と完全性で別の役で出ます。

保護の歴史が1938年にさかのぼり、1984年に三倍を超える

年 何が起きたか
1938年 「この遺跡に与えられた保護の歴史は1938年にさかのぼる」(何の保護かは書かれない)
1977年1月 コモド生物圏保存地域が UNESCO 人間と生物圏計画のもとで受け入れられた
1980年3月 大臣令が区域を72,000 ha の国立公園と宣言。「公式の保護が始まった」
1984年 219,322 ha へ拡張(拡大された海の区域とフローレス本土の一部を含める)
1990年 国の法が、保全のための立法の委任を議会と大統領の水準へ高め、保護と管理の法的基礎を著しく強化した
1991年 世界遺産リストに登録

「保護の歴史の始まり」と「公式の保護の始まり」が書き分けられます。1938年については何の保護かを書かず、1980年3月については大臣令と面積まで書くので、書かれている細かさが違います。1984年に面積が三倍を超えて増えたのに、一覧に境界の変更の行がありません。37章のダイナソール州立公園71 と同じ型です。1990年の法は、名前も番号も書かれず「国の法」とだけ書かれます。何をしたかは書かれる(立法の委任を議会と大統領の水準へ高めた)のに、法令名が無い形です。

管理計画が二つあり、一方は期間が過ぎている

公園とその例外的な景観と生物相の実効的な管理と保護を確かにするため、公園は 2000-2025年管理計画と 2010-2014年戦略計画によって治められており、それらは見直しと更新を要するだろう。……管理当局は、管理の決定を導く特定の計画を設計することで知られており、それらは優先事項と脅威の変化に沿って更新を要するだろう——とりわけ予期される訪問者数の増加と観光からの影響に沿って。

計画 期間
管理計画 2000-2025年
戦略計画 2010-2014年(期間がすでに過ぎている)

二つの計画のうち、戦略計画の期間はすでに過ぎています。一次資料は「見直しと更新を要するだろう」と書くだけで、更新されたかは書いていません。

職員と資金は足りている側に書かれる

公園はインドネシア中央政府から強い支持と資源を受ける。世界的に知られる観光地として、インドネシア政府は、公園を国際の水準で売り出し観光の活動の持続可能性を確かにするためのエコツーリズム管理の特定の計画を持つ。……違法な漁と密猟に取り組むため、法の執行のために海と陸の区域の定期の巡回が行われており、これらの活動に伴う問題と影響の多くは減少した。共同体の意識向上と権限付与の計画が、地元の村人を自然資源の持続可能な利用と公園の保全に関わらせるために実施されている。

「強い支持と資源を受ける」と書かれる資産です。足りないと書かれる資産と逆の側になります。成果が過去形で書かれます——「問題と影響の多くは減少した」。減ったと言い切る形です。

成功した手法を、別の問題に向けるよう求める

増大する観光の水準とコモドオオトカゲに特に関わる事柄が、これまで焦点を置かれてきた主要な管理の問題である。資産の長期の実効的な保全を確かにするには、公園の海の区域内の問題とほかの陸の種に取り組むための管理の焦点の拡大が求められる。コモドオオトカゲの獲物となる種の資源の枯渇の問題への焦点はいくらかの成功をもたらし、同じ努力が、損害を与える漁の実践とほかの唯一無二の種への影響の問題に向けられる必要がある。

これまでの焦点 増大する観光とコモドオオトカゲに関わる事柄
求められる拡大 公園の海の区域内の問題とほかの陸の種
成功したこと コモドオオトカゲの獲物となる種の枯渇への焦点(「いくらかの成功」)
向けるべき先 損害を与える漁の実践とほかの唯一無二の種への影響

「うまくいった努力を別の問題に向けよ」という形の求めです。新しい手法を求めるのではなく、焦点の移動を求めます。成功の程度に限定が付きます——「いくらかの成功(some success)」。言い切りません。

2級で押さえること

本体219,322 ha、一覧に緩衝地帯の行が無い、1991年登録(境界の変更の行なし)、基準(vii)(x)=2つ、区分は自然遺産、dossier 609、シリアルの行が無い、危機遺産リストの節が無い、保存状況報告10年分(2002年と2021年のあいだに18年の空白)、活動3件、お知らせ8件、催し1件、動画2件(同じ題が二度並ぶ)、リンク3件、ほかの保全の仕組み1件/1要素(生物圏保存地域 Komodo)、訳のある言語は8つ、GIS の但し書き(境界の図がまだ公開されていない)。一覧に緩衝地帯の行が無いのに、完全性の節が「広大な海の緩衝地帯」を二度書く——完全性を保つ鍵であり、管理当局の職員が許される漁の型と「ある程度は」区域外からの漁師の存在を規制する権限を持つと書かれ、海の緩衝地帯が陸の種の密猟の統制を助けるという交差した書き方になる。将来形で閉じる(「意義深くなるだろう」。)。基準(x)が「世界の野生のコモドオオトカゲの個体群が今も存在する区域の大部分を含む」と書き、約5,700個体がコモド・リンチャ・ギリ・モトン・西および北フローレスの一部の海岸地域に分布すると書く——「大部分」と書く以上、ほかにも区域がある。概要の三つの主要な島(リンチャ・コモド・パダール)と分布の地名が一致せず、どこまでが登録範囲かは書かれていない。基準(vii)が、資産の中の対比と、インドネシアのほかの区域との対位の二重で美を述べ、周囲の海については「世界でもっとも生産的なもののなかにあると報告されている」と伝聞の形を使う。生物圏保存地域の構成の六つ(33,987/19,625/1,533/31,000/3,000/130,177 ha)を足すと219,322 ha で、一覧の本体と同じ数になる——ただしこれはゼミが足して確かめたことで、一次資料はこの一致に触れていないし、六つは生物圏保存地域の構成として書かれていて世界遺産の構成としては書かれていない。1977年の生物圏保存地域の合計が1980年の国立公園(72,000 ha)より広く、1984年の拡張後と同じ数になる理由は書かれていない。完全性の節が境界を「十分と考えられている」と書くが、誰がそう考えているかは書かれない。脅威は完全性の節に入る(「違法な漁と密猟が……主要な脅威のままである」。)。保護の歴史の始まり(1938年、何の保護かは書かれない)と公式の保護の始まり(1980年3月の大臣令、72,000 ha の国立公園)が書き分けられる。1984年に219,322 ha へ拡張(拡大された海の区域とフローレス本土の一部)されたのに一覧に境界の変更の行が無い。1990年の法は名前も番号も書かれず「国の法」とだけ書かれる。管理計画が二つあり(2000-2025年管理計画/2010-2014年戦略計画)、戦略計画は期間がすでに過ぎているのに、一次資料は「見直しと更新を要するだろう」と書くだけで更新されたかは書かない。職員と資金は足りている側(「強い支持と資源を受ける」。)で、成果が過去形で書かれる(「問題と影響の多くは減少した」)。成功した努力を別の問題に向けるよう求める——コモドオオトカゲの獲物となる種の枯渇への焦点が「いくらかの成功」をもたらしたので、同じ努力を損害を与える漁の実践とほかの唯一無二の種への影響に向ける必要がある。

準1級 準1級向けに理解を深める

準1級の掲載範囲は確かめていません。準1級の範囲は「日本の全遺産と主要な世界の遺産700件」ですが、どの700件かは公式に出ていません。ここに並ぶのは、ゼミが作ったキーワードの練習(試作46本)で、この記事がどのキーワードに入ったかです。公式テキストの分類ではありません。

この遺産が出てくるキーワード

キーワードこのキーワードで見るもの本文の手がかり
密猟脅威の順位・内と外・止められたという書き方「違法な漁と密猟」

いまのところ、この遺産が出てくるキーワードは1つです。ゼミの試作46本で数えた話で、公式テキストの分類ではありません。

準1級は、遺産を1件ずつではなくキーワードで横に読みます。このキーワードの練習では、ほかの参加記事と並べて読みます——同じ論点が、別の資産でどう書かれているかを見るためです。

キーワードで練習する

級別の確認問題

2級 確認問題

答えを選んでから、正解と解説を開きましょう。

確認1:コモド国立公園609 では、一覧に緩衝地帯の行が無いのに、完全性の節が「公園を取り囲む広大な海の緩衝地帯」と書き、そこでは管理当局の職員が漁を規制する権限を持つと書かれます。この二つから言えることはどれですか。

  1. 一覧に行が無くても、本文が事実上の緩衝を書いていることがある
  2. 一覧に行が無い資産では緩衝地帯として定められた区域が存在しないので、本文の記述はこれから設けたい区域の計画を指していると読むべきである
  3. 本文が緩衝地帯について書いている資産では一覧の緩衝地帯の行を省略するという書き方の決まりがあるので、省略されたものとして読むべきである
  4. 緩衝地帯で職員に規制の権限があると書かれているのだから、一覧の本体の面積にはその海の区域もすでに含まれていると読むべきである
正解と解説を開く

正解:1.一覧に行が無くても、本文が事実上の緩衝を書いていることがある

一覧の緩衝地帯の行は無く、完全性の節は「広大な海の緩衝地帯」を二度書きます。職員の権限の範囲(許される漁の型と、ある程度は区域外からの漁師の存在)まで書かれます。一覧と本文が食い違うときは向きが一つではないので、どちらかに決めず両方を記録します。

確認2:コモド国立公園609 の基準(x)は「世界の野生のコモドオオトカゲの個体群が今も存在する区域の大部分を含む」と書き、約5,700個体が「コモド、リンチャ、ギリ・モトン、西および北フローレスの一部の海岸地域」に分布すると書きます。この書き方から確かに言えることはどれですか。

  1. 分布に挙げられた区域のすべてが登録範囲に含まれているので、資産の境界は種の分布の全体とちょうど一致していると言える
  2. 価値の本文が、資産の外にあるものまで書いている
  3. 「区域の大部分」と書かれているのだから、残りの区域についても将来の拡張がこの本文で約束されていると言える
  4. 概要が三つの主要な島を挙げているのだから、分布に挙げられた地名はその三つの島の内側にある地名だと言える
正解と解説を開く

正解:2.価値の本文が、資産の外にあるものまで書いている

基準(x)は「大部分」と書くので、ほかにも区域があることになります。分布に挙げられた地名のどこまでが登録範囲かは、一次資料が書いていません。本文に書かれていることと、登録範囲に入っていることは別に扱います。

確認3:コモド国立公園609 の保護管理の節は、コモド生物圏保存地域が六つの区域からなると書いてそれぞれの面積を並べます。六つを足すと219,322 ha で、一覧の本体の面積と同じ数になります。この一致の扱いとして正しいのはどれですか。

  1. 一次資料が生物圏保存地域と世界遺産の登録範囲が同じだと書いているので、そのまま一次資料の記述として引用してかまわない
  2. 面積が一致するのだから、生物圏保存地域の構成の六つがそのまま世界遺産の構成資産として登録されていると書いてかまわない
  3. ゼミが足して確かめたことで、一次資料は一致に触れていない
  4. 一覧の本体の面積は生物圏保存地域の構成の合計から計算されたものなので、一覧ではなく本文のほうを正として扱うべきである
正解と解説を開く

正解:3.ゼミが足して確かめたことで、一次資料は一致に触れていない

六つの面積は生物圏保存地域の構成として書かれていて、世界遺産のほうの構成としては書かれていません。足した結果は一覧の数と重なりますが、一次資料はその重なりに触れません。計算で確かめられるときは、確かめた結果と、誰が確かめたのかを分けて書きます。

確認4:コモド国立公園609 の保護管理の節は「この遺跡に与えられた保護の歴史は1938年にさかのぼる」と書いたうえで、「公式の保護は1980年3月に大臣令が区域を72,000 ha の国立公園と宣言したときに始まった」と書きます。この書き方の読み方として正しいのはどれですか。

  1. 1938年にすでに国立公園として宣言されていたが面積が小さかったので、1980年に面積を広げて改めて宣言が行われたと読める
  2. 1938年という年は伝承として書かれているものなので、年としては採らずに「二十世紀の前半」とだけ記録するのが正しいと読める
  3. 公式の保護が1980年に始まったと書かれているのだから、1938年にさかのぼるという記述のほうが一覧と合わない誤りだと読める
  4. 保護の歴史の始まりと、公式の保護の始まりが書き分けられている
正解と解説を開く

正解:4.保護の歴史の始まりと、公式の保護の始まりが書き分けられている

一次資料は二つの始まりを並べます。1938年については何の保護かを書かず、1980年3月については大臣令と面積まで書きます。書かれている細かさが違うので、同じ強さの事実として並べません。

参考資料

確認日:2026年10月29日。世界遺産ゼミは非公式の学習コンテンツです。確認問題は独自に作成しています。特定の試験回への対応は未確定です。

参照した公式教材の版: くわしく学ぶ世界遺産300 <第6版>

この遺産が出題される級は、上のバッジから確認できます。