基本を学ぶ
氷河が今も動いている場所です。自然遺産の「見た目の素晴らしさ」とは何かを見ます。
基本データ
アルゼンチンの自然遺産。1981年に登録され、登録基準は(vii)(viii)です。
どんな場所か
険しくそびえる山々と、たくさんの氷河湖からなる地域です。なかでもアルヘンティーノ湖は長さ160kmあります。
氷河が落ちてくる
湖のいちばん奥では、三つの氷河が出会い、削り取ったものを乳白色の氷河の水へ注ぎこんでいます。
轟音とともに
氷河の先端からは、大きな氷のかたまりが轟音とともに湖へ崩れ落ちます。今まさに動いている自然を、その場で見られる場所です。
二つの基準
(vii)は見た目の素晴らしさ、(viii)は地球の歴史を示すこと。氷河がつくる景色と、氷河が土地を削ってきた成り立ちの両方が認められています。
覚えておきたいこと
- 1981年・アルゼンチン・自然遺産
- 氷河が湖へ崩れ落ちる
- 登録基準は(vii)(viii)
3級
3級向けに理解を深める
4級では「氷河が湖へ崩れ落ちる」として見ました。3級では、自然遺産の基準(vii)と(viii)が何を分けているのかを読み解きます。
(vii)と(viii)は何が違うか
登録基準は(vii)(viii)。(vii)はひときわ優れた自然美、または類いまれな自然現象、(viii)は地球の歴史の重要な段階を示すことです。(vii)は目で見たときの素晴らしさ、(viii)はどうやってその地形ができたかを見ています。同じ氷河を、見た目と成り立ちの二つの角度から認めているのがこの遺産です。
自然遺産の四つの基準
自然の基準は(vii)から(x)までの四つです。(vii)美しさ、(viii)地球の歴史、(ix)生きものの移り変わりが今も続いていること、(x)絶滅のおそれがある生きものの生息地。自然遺産の問題は、まずこの四つのどれかを答えられるかが出発点になります。
今まさに動いている
氷河の先端からは、大きな氷のかたまりが轟音とともに湖へ崩れ落ちます。アルヘンティーノ湖は長さ160km。湖の奥では三つの氷河が出会っています。過去にできたものが残っているのではなく、変化が今も続いていることが、この遺産の見どころです。
屋久島とくらべる
屋久島は(vii)(ix)、ロス・グラシアレスは(vii)(viii)。どちらも(vii)を満たしますが、もう一つが違います。屋久島は生きものの移り変わり、ロス・グラシアレスは地形の成り立ち。同じ自然遺産でも、認められている中身は同じではありません。
3級で押さえること
- (vii)は美しさ、(viii)は地球の歴史
- 自然の基準は(vii)〜(x)の四つ
- アルヘンティーノ湖は長さ160km
級別の確認問題
4級 確認問題
答えを選んでから、正解と解説を開きましょう。
確認1:ロス・グラシアレス国立公園がある国は?
- チリ共和国
- アルゼンチン共和国
- ウルグアイ東方共和国
- パラグアイ共和国
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正解:2.アルゼンチン共和国
アルゼンチンのサンタクルス州にあります。
確認2:この公園にある、長さ160kmの湖は?
- チチカカ湖
- マラカイボ湖
- アルヘンティーノ湖
- ポオポ湖
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正解:3.アルヘンティーノ湖
アルヘンティーノ湖です。奥では三つの氷河が出会います。
確認3:この公園で見られる現象として正しいものは?
- 氷河の先端から氷が湖へ崩れ落ちる
- 火山が毎日噴火する
- 間欠泉が定期的に噴き上がる
- 湖の水が季節ごとに消える
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正解:1.氷河の先端から氷が湖へ崩れ落ちる
大きな氷のかたまりが轟音とともに湖へ崩れ落ちます。
確認4:ロス・グラシアレス国立公園の登録区分は?
- 文化遺産
- 複合遺産
- 自然遺産
- 危機遺産
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正解:3.自然遺産
自然遺産です。登録基準は(vii)(viii)で、どちらも自然の基準です。
3級 確認問題
確認1:登録基準(vii)と(viii)の違いの説明として正しいものは?
- (vii)は地形がどのようにできたか、(viii)は生きものの種類の多さを示すこと
- (vii)はひときわ優れた自然美、または類いまれな自然現象、(viii)は地球の歴史の重要な段階を示すこと
- (vii)は文化の価値、(viii)は自然の価値を示すもので、区分が違うこと
- (vii)は危機にある遺産、(viii)は負の遺産に使われる基準であること
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正解:2.(vii)はひときわ優れた自然美、または類いまれな自然現象、(viii)は地球の歴史の重要な段階を示すこと
ロス・グラシアレス国立公園は、同じ氷河を見た目と成り立ちの二つの角度から認められています。
確認2:ロス・グラシアレス国立公園が登録基準(viii)で認められている理由として正しいものは?
- 氷河湖の水がとくに澄んでいて、見た目がきわだって美しいとされたから
- 絶滅のおそれがある動物が数多く暮らしているとされたから
- 人の手がまったく入らないまま保たれてきたとされたから
- 氷河が土地を削ってきた成り立ちが、地球の歴史の段階を示しているから
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正解:4.氷河が土地を削ってきた成り立ちが、地球の歴史の段階を示しているから
(viii)は地球の歴史の重要な段階を示すこと。(vii)が見た目の素晴らしさを見るのに対し、(viii)はどうやってその地形ができたかを見ます。
確認3:ロス・グラシアレス国立公園で変化が今も続いていることと、登録基準の関係は?
- 変化は今も続いているが、認められているのは(viii)で、(ix)は入っていない
- 変化が今も続いているため、生きものの基準である(ix)も認められている
- 変化が今も続いているため、危機遺産リストにも登録されることになった
- 変化が今も続いているため、認められた基準は(vii)の一つだけになった
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正解:1.変化は今も続いているが、認められているのは(viii)で、(ix)は入っていない
登録基準は(vii)(viii)です。(ix)は生きものの移り変わりが今も続いていることを見る基準で、小笠原がこれにあたります。目に見える変化と、認められた基準は別に確かめます。
確認4:ロス・グラシアレス国立公園と屋久島を比べた説明として正しいものは?
- どちらも(vii)を満たし、もう一つの基準も生きものの移り変わりでまったく同じである
- どちらも文化と自然の両方の基準をもつ複合遺産として登録されている
- どちらも(vii)を満たすが、もう一つの基準が地形の成り立ちと生きものの移り変わりで違う
- どちらも氷河が削ってできた地形として、同じ基準で認められている
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正解:3.どちらも(vii)を満たすが、もう一つの基準が地形の成り立ちと生きものの移り変わりで違う
屋久島は(vii)(ix)、ロス・グラシアレスは(vii)(viii)。同じ自然遺産でも、認められている中身は同じではありません。
参考資料
確認日:2026年9月30日。世界遺産ゼミは非公式の学習コンテンツです。確認問題は独自に作成しています。特定の試験回への対応は未確定です。