ラジャスタンの丘陵城塞群

登録年
2013年
所在国
インド
登録区分
文化遺産
地域
アジア
登録基準
(ii) (iii)

どこにあり、何が登録されたのか — 六つの城塞と、ヒンディー語の訳

インド、ラジャスタン州。8世紀から18世紀に栄えたラージプート諸侯国の城塞。

本体 736 ha
緩衝地帯 3,460 ha(本体の約4.7倍)
登録 2013年(境界の変更の行はどちらも無い)
基準 (ii)(iii)=2つ
区分 文化遺産
dossier 247rev
シリアル `Serial: yes`(六つの城塞)
保存状況報告 6年分(2015・2016・2018・2021・2023・2025年)
お知らせ 1件(2013年6月21日の登録)
リンク 1件(インド文化〈インド政府〉)
ほかの保全の仕組み 1つの仕組み / 1要素——2003年無形文化遺産保護条約(ラジャスタンのカルベリアの民謡と踊り)
訳のある言語 6つ(英・仏・西・日・蘭・ヒンディー)

訳にヒンディー語があります。八つ以外の言語(ヒンディー語)が出る資産は277件中11件で、247 は読んだ順で十一件目(最後)です(先は サーンチー524(12章)・ブッダガヤ1056(12章)・エローラー243(13章)・カジュラーホ240(13章)・ラニ・キ・ヴァヴ922(13章)・ゴア234(23章)・インドの山岳鉄道群944(5章)・ジャイプール1605(8章)・ドーラヴィーラ1645(17章)・チャトラパティ・シヴァージー945(25章))。2026-10-29 再訂正。10-29 に「945 に続いて二つ目」と直したのも誤りだった。一次資料を277件分取り直して数えた結果。ヒンディー語の説明文がある資産は277件中11件で、どれもインドの資産。もっとも早く読んだのはサーンチー524(12章、53位目)。誤った原因は、「訳のある言語」を記すのが後の章からの習慣で、277件のうち221件の記事は言語を記録していないこと。自分の記録を数えて一次資料を数えたつもりになっていた。記録している56件については、言語の数は全件一次資料と一致した。ほかの保全の仕組みが無形文化遺産条約の要素だけの資産です。要素名(カルベリアの民謡と踊り)は資産名と別です。

六つの城塞

城塞 所在 一次資料が書く特徴
チットールガル — シソーディヤ家の旧都、三つの有名な歴史的な攻囲の標的。8〜16世紀の初期の建築の遺構の数と多様性が「その規模と記念物性において例外的な城塞」にしている
クンバルガル — 単一の過程で造られ(後に加えられたファテフ・シング宮殿を除いて)建築の一貫性を保つ。設計が名前の知られた建築家マンダンに帰される
ランタンボール サワーイー・マードープル 森の中にあり、森の丘の城塞の確立した例。ハミールの宮殿の遺構がインドの宮殿の現存する最古の構造物のうちに入る
ガグロン ジャラーワール 川に守られた城塞の典型。丘の峠にある戦略の位置が交易路の支配を反映する
アンベール宮殿 ジャイプル 17世紀のラージプート=ムガル宮廷様式の発展の鍵となる段階を代表。ミルザー・ラージャ・ジャイ・シング1世が加えた建物と庭園
ジャイサルメール — 砂漠の地形の丘の城塞の例。初めから内部に広大な町があり、いまも人が住む。ジャイナ教の寺院の群

城塞ごとに「何の例か」が書き分けられます——森の丘の城塞/川に守られた城塞/砂漠の地形の城塞。地形の種類で役が割り振られます。「周囲20 km までの城壁」が三つの地形を活かしたと書かれます——ガグロンの川、ランタンボールの密林、ジャイサルメールの砂漠。建築家の名前が書かれる資産です——マンダン。「チットールガルのラーナー・クンバの宮廷で著者であり理論家でもあった」と添えられ、「この要因の組み合わせはきわめて例外的である」と結ばれます。

一次資料が「唯一無二ではなかった」と書く

建築の形と装飾の語彙は、スルタン朝やムガル建築のようなほかの地域の様式と多くの共通の土台を分かち合う。ラージプート様式は『唯一無二』ではなかった。しかし、ラージプート建築が折衷的であった特定の仕方(先行するものと隣接するものから着想を得る)と、後の地域の様式(マラータ建築など)への影響の度合いが、それを際立たせている(do make it distinctive)。

一次資料が、自分の資産について「唯一無二ではなかった」と明記します。これまで読んだ265件で初めてです。

段 書かれていること
① 共通点 スルタン朝やムガル建築と多くの共通の土台
② 否定 「ラージプート様式は『唯一無二』ではなかった」(`unique` に引用符が付く)
③ それでも 折衷の特定の仕方と、後の様式への影響の度合い
④ 結論 「それを際立たせている(distinctive)」

`unique`(唯一無二)と `distinctive`(際立っている)を書き分けます。ゼミもこの二語を混ぜません。「唯一無二だから価値がある」とは書かれていません。基準(ii)にも同じことが書かれます——「ラージプート建築はほかの地域の様式と多くの共通の土台を分かち合ったが、折衷的であり……後の地域の様式への影響の度合いを持っていた」。概要と基準の両方に出ます。これまで読んだ「唯一無二」の書き方と並べます。

書き方 遺産
「唯一無二ではなかった」と明記する ラジャスタンの丘陵城塞群247(19章)
「数百ある利用可能な場所のうち、もっとも意義深く近づきやすい」 ステウンスの崖壁1416(37章)
「ほかの比較できる遺跡の価値を超える」 ワディ・アル・ヒタン1186(37章)
「世界で唯一無二」 ヨセミテ308(32章の概要)

247 は、価値の根拠を「ほかに無いこと」ではなく「混ざり方と影響」に置きます。ほかにも比較の語があります——チットールガルは「その規模と記念物性において、ごく少数のほかのインドの城塞と比較できる例外的な城塞」。「比較できる相手がごく少数」という書き方で、相手の名前は挙げません。ジャイサルメールには「ある点では唯一無二でさえある(in some respects even unique)」という留保つきの言い方が出ます。同じページの中で、様式全体には「唯一無二ではない」、一つの城塞には「ある点では唯一無二でさえある」と書かれます。どちらの範囲の話かを添えて記録します。

諮問機関が、名指しで本文に出てくる

個々の構成要素として考えると、チットールガルとランタンボールは、その地域の、城塞に関わる意義を提示するすべての関連する要素を含む。しかしながら、ICOMOS はチットールガル城塞の周囲の開発と産業の活動、とくに近くの採石場、セメント工場、亜鉛精錬所の汚染と景観への影響について懸念しており、それらが続くか、さらに拡大すれば、資産に悪影響を与える可能性がある。

完全性の節に、諮問機関(ICOMOS)の名前が出てきます。これまで読んだ265件で初めてです。

誰が ICOMOS
何について チットールガル城塞の周囲の開発と産業の活動
とくに何 近くの採石場、セメント工場、亜鉛精錬所の汚染と景観への影響
どういう形で 「懸念している(is concerned)」
条件つきの見通し 「続くか、さらに拡大すれば、資産に悪影響を与える可能性がある」

顕著な普遍的価値の本文は、ふつう締約国の記述を基にした評価として書かれます。247 は、評価した側の名前が本文に残る形です。誰の懸念かを添えて記録します。ほかの三つの城塞の脆弱性も書かれます。

城塞 脆弱性
チットールガル 「より広い環境が都市開発と、著しい大気の汚染を引き起こす産業と採掘の活動に脆弱」
ジャイサルメール 「より広い環境と、城塞への/からの眺望が、周囲の町の特定の型の都市開発に脆弱でありうる」。さらに「城塞が載る丘の全体の安定性が、十分な基盤施設の欠如の結果としての水の浸透に脆弱」
ガグロン 「環境が規制されていない建設から脅威のもとにありうる」
城塞の内部(共通) 「継続する侵入と住宅の共同体の拡大から生じる、認められた開発の圧力がある」

「脆弱である」「脆弱でありうる」「脅威のもとにありうる」と、三つの強さが並びます。丘の安定性が「基盤施設の欠如」のせいだと書かれる点も記録します。何かがあることではなく、無いことが脅威の原因です。

真正性も、城塞ごとに書き分けられる

城塞 真正性について書かれていること
シリーズ全体 「六つの遺跡は、8世紀から18世紀のラージプート城塞のすべての傑出した面を示す能力を持つ。それぞれの遺跡がシリーズに必要である」
アンベール/ガグロン 「元の外部の漆喰が取り替えられ、歴史的な材料と古色(patina)の喪失を引き起こした」
チットールガル/クンバルガル 「進行する崩壊または倒壊の状態にある構造物があり、材料、物質、工法、設計において真正性を失う脆弱性がある」
ジャイサルメール 「都市の区域の内部で、個々の建物が改善された保存の取り組みを必要としている」

作業指針第82項の四つの語(材料・物質・工法・設計)が、失う脆弱性の説明に使われます。「古色(patina)」の喪失が書かれる資産です。取り替えが「歴史的な材料」と「古色」の二つを失わせたと書き分けられます。

国の法と州の法で、保護が二つに分かれる

四つが国の記念物、二つが州の記念物

城塞 保護の身分 法 指定の年
チットールガル 国の重要性を持つ記念物 1951年古代歴史記念物及び考古遺跡遺物(国家的重要性の宣言)法(1951年第LXXI号(AMASR))と2010年 AMASR 改正 1956年
クンバルガル/ランタンボール/ジャイサルメール 同じ 同じ 1951年
ガグロン/アンベール ラジャスタン州の保護記念物 1968年ラジャスタン記念物・考古遺跡・遺物法 1968年(法が採択されたまさにその年)

同じ資産の六つの構成要素が、二つの異なる法の体系に分かれます。それぞれの法が与えるものも違います。

法 何を与えるか
1951年法 「その枠組みで指定された記念物に無制限の保護を与える」
2010年改正 「国の重要性を持つ記念物の区域の周りに200 m の保護区域を設ける」
1968年州法 「資産の所有者を含むいかなる人も、責任ある州の当局によって許可が与えられない限り、いかなる建設、修復、発掘の作業も行えない」
アンベール宮殿への追加の告示 周囲50 m の緩衝地帯の保護

「無制限の保護」という語が出る資産です。評語をそのまま写します。保護区域の距離が二つ書かれます——国の法が200 m、アンベールだけ追加で50 m。法の体系が違うので距離も違います。どちらも一覧の緩衝地帯(3,460 ha)とは別の線です。「すべての遺跡に緩衝地帯が指定されているが、開発を規制するためにこれらについてのより明確な計画の方針が必要である」とも書かれます。緩衝地帯があることと、それが機能することを分ける形で、34章のスリランカ中央高地1203 の「機能する緩衝地帯」と同じ向きです。1968年法が「資産の所有者を含むいかなる人も」と書く点も記録します。所有者であっても許可なく手を入れられないという形です。

管理の体制と、期間が過ぎた計画

二つの組織が、告示の日付つきで書かれる

組織 根拠 役
州水準の最高助言委員会 命令 A&C/2011/3949、2011年5月11日 六つの資産の全体の管理を導く。ラジャスタン州の首席秘書官が議長。関係省(環境森林/都市開発住宅/観光/芸術文学文化/エネルギー)と ASI を含む遺産部門の代表。四半期ごとに会合
アンベール開発管理機構 2011年10月14日のラジャスタン州政府首席秘書官の告示 「助言委員会の勧告を実施するために、管理の実施の包括的な当局として働く」

命令の番号と日付の両方が書かれる資産です。助言委員会の役が六つ並びます——①連続性資産の全体の管理の枠組みをなす ②六つの構成要素の地域の管理を導く ③横断的な取り組みを調整する ④研究と記録を共有する ⑤保存と管理の実践を共有する ⑥共通の解説の資源の要件に取り組む。「助言(advisory)」という名でありながら、全体の管理の枠組みをなすと書かれます。35章のゴンドワナ雨林368 の助言委員会は「管理の助言を助ける」だけでした。名前と役を別に読みます。議長が州の首席秘書官である点も記録します。遺産の部門ではなく、行政の長が議長です。

管理計画の期間が過ぎている

五つの遺跡 「2011年から2015年の期間を覆うように設計された管理計画がある」
ジャイサルメール 「資産のための管理計画が、訪問者管理、危機への備え、地元住民の生業の創出を含む副計画とともに、2013年末までに完成するだろう」

五つの計画の期間(2011-2015年)はすでに過ぎています。ジャイサルメールの計画は「2013年末までに完成するだろう」という将来形で、完成したかどうかは書かれていません。37章のワディ・アル・ヒタン1186 も管理計画の期間(2008-2013年)が過ぎていました。期間が過ぎた計画が本文に書かれたままの資産が二つになりました。計画に足りないものが四つ挙がります。

足りないもの
方針の声明 「計画に顕著な普遍的価値を参照する方針の声明が必要」
行動計画 「管理の方針の実施のためのより詳しい行動計画」
指標 「実施の過程における管理の品質保証のための指標」
包括的な巻 「計画の最初の改訂では、シリーズの全体のための包括的な巻を提供することが望ましいだろう」

「望ましいだろう(would be desirable)」という弱い評語が出ます。求められていることがほかに三つあります。

求め 評語
短期の保存の行動(個々の構造物の脆弱性を逆転させるため) 必要
ジャイサルメールの主要な保存の事業が合意された時間の尺度に従って実施されること 必要
能力形成の戦略(技能の重要性と価値への意識を高める。生業の創出への取り組みの一部として) 検討されうる
シリーズの全体のための解説の戦略 必要

「きわめて広大な城壁と宮殿・寺院・その他の建物の総体の保存は、広範な技能と資源を要求するだろう」と書かれます。保存に必要な技能そのものが課題として書かれる形です。保存状況報告が6年分(2015・2016・2018・2021・2023・2025年)あり、五つの計画の期間が切れた年(2015年)から始まります。一次資料は二つを結びつけていないので、年が並ぶことまでを記録します。

2級で押さえること

本体736 ha/緩衝地帯3,460 ha(本体の約4.7倍)、2013年登録(境界の変更の行はどちらも無い)、基準(ii)(iii)=2つ、区分は文化遺産、dossier 247rev、`Serial: yes`=六つの城塞(チットールガル/クンバルガル/ランタンボール〈サワーイー・マードープル〉/ガグロン〈ジャラーワール〉/アンベール〈ジャイプル〉/ジャイサルメール)、保存状況報告6年分(2015・2016・2018・2021・2023・2025年)、お知らせ1件、リンク1件、ほかの保全の仕組みは2003年無形文化遺産保護条約1要素(ラジャスタンのカルベリアの民謡と踊り)、訳のある言語は6つで、ヒンディー語がある——八つ以外の言語(ヒンディー語)が出る資産のうち、247 は読んだ順で十一件目(最後)。2026-10-29 再訂正。10-29 に「945 に続いて二つ目」と直したのも誤りだった。一次資料を277件分取り直して数えた結果。ヒンディー語の説明文がある資産は277件中11件で、どれもインドの資産。もっとも早く読んだのはサーンチー524(12章、53位目)。誤った原因は、「訳のある言語」を記すのが後の章からの習慣で、277件のうち221件の記事は言語を記録していないこと。自分の記録を数えて一次資料を数えたつもりになっていた。記録している56件については、言語の数は全件一次資料と一致した。城塞ごとに「何の例か」が書き分けられる(森の丘の城塞=ランタンボール/川に守られた城塞=ガグロン/砂漠の地形=ジャイサルメール)。建築家の名前が書かれる——クンバルガルの設計がマンダンに帰され、「チットールガルのラーナー・クンバの宮廷で著者であり理論家でもあった」と添えられる。一次資料が「唯一無二ではなかった」と明記する——「ラージプート様式は『唯一無二』ではなかった。しかし、ラージプート建築が折衷的であった特定の仕方と、後の地域の様式(マラータ建築など)への影響の度合いが、それを際立たせている」。265件で初めてで、`unique` と `distinctive` を書き分ける。同じページの中で、様式全体には「唯一無二ではない」、ジャイサルメールには「ある点では唯一無二でさえある」と書かれるので、どちらの範囲の話かを添える。諮問機関が名指しで本文に出てくる——「ICOMOS はチットールガル城塞の周囲の開発と産業の活動、とくに近くの採石場、セメント工場、亜鉛精錬所の汚染と景観への影響について懸念しており」。265件で初めて。脆弱性の強さが三段(「脆弱である」/「脆弱でありうる」/「脅威のもとにありうる」。)。ジャイサルメールの丘の安定性が「十分な基盤施設の欠如」のせいで水の浸透に脆弱——無いことが脅威の原因。真正性が城塞ごとに書き分けられる——アンベールとガグロンは元の外部の漆喰が取り替えられ「歴史的な材料と古色(patina)の喪失」、チットールガルとクンバルガルは進行する崩壊または倒壊で材料・物質・工法・設計において真正性を失う脆弱性。六つの構成要素が二つの法の体系に分かれる——四つが1951年 AMASR 法(1951年第LXXI号)+2010年改正のもとで国の重要性を持つ記念物(指定は1951年に三つ、1956年にチットールガル)、二つが1968年ラジャスタン法のもとで州の保護記念物(法が採択されたまさにその年に指定)。1951年法は「無制限の保護」を与え、2010年改正は200 m の保護区域を設け、1968年法は「資産の所有者を含むいかなる人も」許可なく建設・修復・発掘を行えないと規定し、アンベールだけ追加の告示で50 m の緩衝地帯。すべての遺跡に緩衝地帯が指定されているが「より明確な計画の方針が必要」。管理は州水準の最高助言委員会(命令 A&C/2011/3949、2011年5月11日。州の首席秘書官が議長、四半期ごとに会合)とアンベール開発管理機構(2011年10月14日の告示)の二層で、「助言」という名でありながら全体の管理の枠組みをなす。管理計画は五つが2011-2015年で期間が過ぎており、ジャイサルメールは「2013年末までに完成するだろう」で完成したかは書かれない。計画に足りないもの四つ(顕著な普遍的価値を参照する方針の声明/詳しい行動計画/品質保証の指標/シリーズ全体の包括的な巻=「望ましいだろう」。)。保存に必要な技能そのものが課題(「広範な技能と資源を要求するだろう」。能力形成の戦略は「検討されうる」。)。

オリジナル確認問題

答えを選んでから、正解と解説を開きましょう。

確認1:ラジャスタンの丘陵城塞群の概要が、ラージプート様式について書いているのは?

  1. ほかの地域の様式といっさい共通点を持たない、完全に独立した様式だったということ
  2. スルタン朝とムガル建築の模倣にとどまり、後の地域の様式には影響しなかったということ
  3. 「唯一無二」ではなかったが、折衷の仕方と影響の度合いが際立たせていること
  4. 様式の名前は後世に付けられたもので、当時の呼び名は分かっていないということ
正解と解説を開く

正解:3.「唯一無二」ではなかったが、折衷の仕方と影響の度合いが際立たせていること

「建築の形と装飾の語彙は、スルタン朝やムガル建築のようなほかの地域の様式と多くの共通の土台を分かち合う。ラージプート様式は『唯一無二』ではなかった」と書かれます。そのうえで、折衷的であった特定の仕方と、マラータ建築などへの影響の度合いが「それを際立たせている」と続きます。`unique` と `distinctive` を書き分けるので、ゼミもこの二語を混ぜません。

確認2:ラジャスタンの丘陵城塞群の完全性の節に書かれているものとして、正しいのは?

  1. 諮問機関の名前が出てきて、懸念の対象が名指しされている
  2. 六つの城塞すべてについて、周囲の開発による影響はいっさい無いと評価されている
  3. 懸念を述べた主体の名前は書かれず、受動の形で「懸念が表明された」とだけ書かれている
  4. 産業の活動は資産の境界の内部で行われていて、すでに価値が失われたと書かれている
正解と解説を開く

正解:1.諮問機関の名前が出てきて、懸念の対象が名指しされている

「ICOMOS はチットールガル城塞の周囲の開発と産業の活動、とくに近くの採石場、セメント工場、亜鉛精錬所の汚染と景観への影響について懸念しており」と書かれます。これまで読んだ265件で初めてで、誰の懸念かを添えて記録します。「それらが続くか、さらに拡大すれば、資産に悪影響を与える可能性がある」と条件つきで書かれます。

確認3:ラジャスタンの丘陵城塞群の六つの城塞の保護について、正しいのは?

  1. 六つすべてが同じ国の法のもとで、同じ年に国の重要性を持つ記念物に指定されている
  2. 六つすべてが州の法のもとで守られていて、国の法令はいっさい適用されていない
  3. 保護の法令は書かれておらず、所有者との合意だけが保護の手段になっている
  4. 四つが国の記念物、二つが州の記念物として別の法で守られている
正解と解説を開く

正解:4.四つが国の記念物、二つが州の記念物として別の法で守られている

チットールガル、クンバルガル、ランタンボール、ジャイサルメールは1951年 AMASR 法と2010年改正のもとで国の重要性を持つ記念物、ガグロンとアンベールは1968年ラジャスタン法のもとで州の保護記念物です。指定の年も分かれます。1951年に三つ、1956年にチットールガル、1968年に州の二つ(法が採択されたまさにその年)です。1951年法は「無制限の保護」を与え、2010年改正は200 m の保護区域を設けます。

確認4:ラジャスタンの丘陵城塞群の管理計画について、一次資料に書かれているのは?

  1. 六つすべての管理計画が完成し、シリーズの全体のための包括的な巻もすでに作られている
  2. 五つは2011-2015年を覆う計画で、一つは完成予定として書かれている
  3. 管理計画はまだどの遺跡にも作られておらず、作成の着手が求められている段階である
  4. 計画はすべて2021年以降に改訂されていて、顕著な普遍的価値を参照する方針の声明も入っている
正解と解説を開く

正解:2.五つは2011-2015年を覆う計画で、一つは完成予定として書かれている

五つの遺跡には「2011年から2015年の期間を覆うように設計された管理計画」があり、ジャイサルメールは副計画とともに「2013年末までに完成するだろう」と書かれます。完成したかどうかは書かれていません。五つの計画の期間もすでに過ぎています。計画に足りないものとして、顕著な普遍的価値を参照する方針の声明、詳しい行動計画、品質保証の指標、シリーズ全体の包括的な巻が挙がります。

参考資料

確認日:2026年10月29日。世界遺産ゼミは非公式の学習コンテンツです。確認問題は独自に作成しています。特定の試験回への対応は未確定です。

参照した公式教材の版: くわしく学ぶ世界遺産300 <第6版>

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