レッドウッド国立・州立公園群

高くまっすぐ伸びる木立のあいだに霧がかかり、斜めの光が幾筋も差し込んでいる。
National Park Service Digital Image Archives / パブリックドメイン(著作権消滅など) / 出典 / 加工: 長辺1800pxに縮小
登録年
1980年
所在国
アメリカ合衆国
登録区分
自然遺産
地域
南北アメリカ
登録基準
(vii) (ix)

基本を学ぶ

どこにあり、何が登録されたのか — 1億6千万年前からの木

アメリカ合衆国カリフォルニア州。サンフランシスコの北、太平洋に接する海岸山脈。座標は N41 22 26 W123 59 53。

本体 41,571 ha
緩衝地帯 一覧に行が無い
登録 1980年、基準 (vii)(ix)=2つ
区分 自然遺産
dossier 134(bis / ter / rev なし)
シリアル 一覧に行が無い
所在地 カリフォルニア
保存状況報告 2年分(1994・1995年。その後は無い)
お知らせ 1件——「合衆国の世界遺産の遺跡を取り上げた『パスポート』の小冊子が公刊」(2012年11月16日)
リンク 3件(合衆国の世界遺産、国立公園局のページ、Protectedplanet.net)
訳のある言語 8つ(英・仏・アラビア・中・露・西・日・蘭)

二つの基準

基準 何を根拠にするか
(vii) 「セコイアメスギ(Sequoia sempervirens)の壮麗な森に覆われ」、「もっとも背の高い生き物であり、世界でもっとも印象的な木のうちに入る」。「世界でもっとも背の高い知られている木のいくつかが資産の内部に育つ」
(ix) 「世界で残るもっとも大きな連続した古代の海岸のレッドウッドの森を、その元の森と川辺の環境において保存している」

概要の節は「1億6千万年にわたって存在してきた木の群の生き残りの遺存」で、「かつて世界の湿潤な温帯の地域の多くに見られたが、いまは北アメリカの西海岸の湿潤な地域に限られている」と書きます。基準(vii)の「もっとも背の高い知られている木」は、言い切りではありません。説明文は「レッドウッド国立公園は……からなる」と国立公園だけを主語にしますが、資産の名前は「レッドウッド国立・州立公園群」です。名前と説明文の主語が食い違います。

資産の内側に、価値を持たない土地が含まれると書かれる

過去の伐採の広がりのために、資産の内部の何千 ha は、この遺跡に顕著な国際的意義を与える性質を持たず、またマダラウミスズメのような絶滅の危機にある種に十分な生息地を与えてもいない。

完全性の節が、資産の内側にある土地が価値を持たないと書きます。これまで読んだ251件で初めての書き方です。境界に関わるこれまでの記録と逆向きです。

向き 中身 遺産
資産の内側に、価値を持たない土地がある 「何千 ha は……顕著な国際的意義を与える性質を持たず」 レッドウッド134
資産の外側に、価値を担う属性がある 境界が属性の一部を含まない
資産の外にあるものが価値の本文に書かれる 名前になっている川が外、基準に挙がる鳥が外

なぜそうなったのか

段 書かれていること
登録の時点 「資産はまた、海岸のレッドウッドとほかの原生林の種のために集中的に伐採されてきた約15,400 ha を含んでいた」
1978年 「1978年に国立公園に足された土地の多くは、登録より前に伐採されていた」
法が求めたこと 「公園を拡大する法令は、皆伐によって引き起こされた損害を回復するための流域の復興の事業を求めた」
その後 一部は「木材会社によって植え直された」が、「間引きのような典型的な伐採後の育林の実践は、その土地が公園の土地になった後には完了されなかった」。ほかの土地は「植えられず、何の管理もなしに再生することを許された」

「植え直された土地」「管理なしに再生した土地」「原生林」が同じ資産の内部に並びます。

専門家の見解として書かれる

植生の生態学者と林学者は、後期の遷移/原生林の条件の発達が、育林の実践が用いられなければ、いくつかの二次林の林分において遅れるだろうと信じている。

一次資料が、誰がそう考えているかを書いてから見解を述べます。「信じている(believe)」は断定ではありません。「国立公園局とカリフォルニア州立公園は、二次林を回復し、伐採された森が後期の遷移の森の特性を再び得るのに必要な時間を短くするための計画を整備中である」と続きます。自然遺産で「手を入れないと価値が戻らない」と書かれる形です。「自然だから手を入れない」とは限りません。

足し算が合う数と、合わない数

保護管理の節に、面積の数が時系列で並びます。

年 書かれている数
1968年 合衆国議会がレッドウッド国立公園を設立。「総面積22,646 ha の連邦の公園」(1920年代にカリフォルニア州議会が設立した三つの州立公園の土地を含む)
1978年 「議会は19,281 ha を取得し、公園の総面積41,927 ha とした」
1980年 「1980年に登録された原生のレッドウッドの森の総面積は16,193 ha であった」
1981・1985・2000・2005年 境界が変更され、12,241 ha の新しい土地を取得(うち249 ha が原生のレッドウッドの森)
2018年 「2018年の時点で、レッドウッド国立・州立公園群の大きさは54,168 ha、原生のレッドウッドの森の総面積は16,442 ha である」

検算してみる

計算 合うか
22,646 + 19,281 = 41,927 合う(1978年の公園の総面積)
41,927 + 12,241 = 54,168 合う(2018年の公園の大きさ)
16,193 + 249 = 16,442 合う(原生林の面積)
一覧の 41,571 と本文の 41,927 合わない(356 ha の差)

本文の数は三つとも足し算が合います。合わないのは一覧の本体の面積(41,571 ha)だけです。食い違いを「どちらとも決められない」で終わらせず、計算で確かめられるところまで確かめます。そのうえでゼミは一覧の 41,571 ha を正とし、本文の数と差を記録します。356 ha の差の理由は一次資料に書かれていません。補いません。

「公園の面積」と「資産の面積」は別のもの

2018年の公園は 54,168 ha ですが、一覧の資産は 41,571 ha です。この二つは別のものを数えています。国内の公園の境界は1981・1985・2000・2005年の四度変わりましたが、一覧には「重要な境界の変更」の行がありません。国内の制度の境界が動くことと、世界遺産の境界が動くことは別です。一次資料は世界遺産の境界について何も書いていないので、「一覧に変更の行が無い」までを記録します。

監視の項目に名前が付き、道が取り除かれる

「生命の兆候」に名前が付く

レッドウッドが属するクラマス I&M(目録と監視)ネットワークは、公園の資源の全体の健全さまたは状態を代表するように選ばれた物理、化学、生物の要素と過程の一部を追跡するために、いくつもの「生命の兆候(vital signs)」を発展させてきた。レッドウッドにおいて、これらの生命の兆候には鳥の個体群、害をなす種、潮間帯の群落、陸の植生、土地被覆と土地利用、そしてほかのものが含まれる。

32章のヨセミテ308 と同じ事業の形です。308 はシエラネヴァダ I&M ネットワーク、134 はクラマス I&M ネットワークで、ネットワークの名も項目の並びも違います。

遺産 ネットワーク 項目
ヨセミテ308(32章) シエラネヴァダ I&M 鳥の個体群、気象と気候、水の化学、植物群落、火の体制など
レッドウッド134 クラマス I&M 鳥の個体群、害をなす種、潮間帯の群落、陸の植生、土地被覆と土地利用など

共通するのは「鳥の個体群」だけです。同じ事業でも、資産によって追う項目が違います。2026-10-28 の訂正——32章で「246件で監視の項目に名前が付けられた資産はヨセミテ308 だけ」と書きました。134 で二つ目になったので、308 の記事と台帳に追記しました。書いた時点では正しく、記事が増えて数が変わったもので、33章の `ter` のような数え違いとは別です。どちらの資産も、監視の結果は書かれていません。

道が取り除かれる

流域の復興の事業は、公園の流域の完全性と機能を脅かしていた数百 km の古い伐採の道を取り除いてきた。レッドウッド国立・州立公園群は、公園の境界の外側の不良に建設され維持された伐採の道からの影響を減らすことによって、公園の資源への脅威を減らすために私有地の所有者と協働し続けている。

場所 道への措置
資産の内 数百 km の古い伐採の道を取り除いてきた
資産の外 私有地の所有者と協働し、不良な伐採の道からの影響を減らす(続いている)

この章で道が三つの役で出てきます。

遺産 道の役
レッドウッド134 回復の手段(取り除かれた)
ニュングウェ1697(同じ章) いまある脅威(資産を横切る国際道路)
ピマチオウィン・アキ1415(同じ章) これからの脅威(建設中の全季節道路)

同じ「道」が、取り除かれたもの・いまある脅威・建設中のものという三つの役で書かれます。「道があるから脅威」とまとめません。

海の側

海岸 「資産は60 km の人里離れた海岸線を含み、それが渉禽類、海鳥、海生哺乳類、メバル類に重要な生息地と繁殖地を与えている」
海域の指定 「資産の海岸沖の海水はさらにレッドウッド国立公園特別生物学的意義区域(ASBS)として指定され、州水資源管理委員会の規制によって廃棄物の排出から保護されている」
続く挑戦 「資産は海面の上昇、海の酸性度の変化、害をなす種からの続く挑戦に直面している」

海域の指定は、資産の外にある保護の仕組みです。緩衝地帯の語は使われません。

名前の出どころと、誰が守っているか

「国立・州立公園群」という名前が、1994年の協定に出てくる

1994年5月に、国立公園局とカリフォルニア州公園レクリエーション局は、四つの公園の単位をレッドウッド国立・州立公園群として協同で管理するための協同管理協定に署名した。

いまの資産名と同じ名前が、1994年の協定の文に出てきます。ただし一次資料は、世界遺産の資産名がいつ変わったかを書いていません。一覧に `Notes` の節も、改名の記載もありません。だから「1994年に改名された」とは書かず、「1994年の協定に同じ名前が出てくる」までを記録します。

資産 名前の経緯の書かれ方
レッドウッド134 `Notes` が無く、改名の記載も無い。1994年の協定の文に同じ名前が出てくるだけ
ゴンドワナ雨林368(同じ章) `Notes` の二行目が「名前は2007年に……から変更された」と明記

同じ章に、改名を明記する資産と書かない資産が並びます。書かれていない資産で経緯を推測しません。

四つの単位と、三つの州立公園

所有 「合衆国政府とカリフォルニア州によって所有されている」
1920年代 カリフォルニア州議会が三つの州立公園を設立——プレーリー・クリーク・レッドウッズ/デル・ノルテ・コースト・レッドウッズ/ジェディダイア・スミス・レッドウッズ
1968年 議会がレッドウッド国立公園を設立。三つの州立公園がその境界の内側に埋め込まれた(embedded)形
1978年 「上の斜面と上流の土地利用による損害から、かけがえのないレッドウッドの森を保護するため」に拡大

国立公園の中に州立公園が埋め込まれていると一次資料が書きます。所有者と制度が入れ子になっている形です。

法と日々の管理

根拠の法 国立公園局組織法(合衆国国立公園局を設立した法)
固有の法 「公園は、公園の主要な目的についての広い議会の指示を与える固有の授権法令を持つ」
ほか 「ほかのいくつもの連邦の法が、公園とその資源に追加の層の保護をもたらす」(名前は書かれない)
日々の管理 公園管理官(Park Superintendent)によって指揮される
計画 共同の全体管理計画/全体計画。近年は「より遺跡に固有の計画づくりの作業」と「特定の問題と資源のためのいくつもの計画」で補われる

32章のヨセミテ308 も「日々の管理は公園管理官によって指揮される」でした。同じ国の同じ制度なので、同じ語が使われます。法の書かれ方は、名前のある法(組織法)と名前のない法(「ほかのいくつもの連邦の法」)が並びます。

協働の相手が名指しされる

相手
学術 ハンボルト州立大学
非政府組織 セーブ・ザ・レッドウッズ・リーグ/スミス・リバー・アライアンス
地元 地元の土地の管理者と利害関係者
先住の人びと ユロック族/トロワ・ディーニ国/エルク・ヴァレー・ランチェリア

「これらの価値ある、そしてますます重要になる提携が……確かにするのを助ける」と書かれます。先住の人びとが協働の相手として名指しされますが、権利も慣習法も条約も書かれません。同じ章のピマチオウィン・アキ1415 は先住民が保護と管理への取り組みを定める主導の役割を果たしたと書かれ、134 は協働の相手として名を挙げるまでです。段階が違うので書き分けます。

2級で押さえること

本体41,571 ha/緩衝地帯は一覧に行が無い、1980年登録、基準(vii)(ix)=2つ、区分は自然遺産、dossier 134、シリアルの行が無い、所在地はカリフォルニア、保存状況報告2年分(1994・1995年。その後は無い)、お知らせ1件(2012年のパスポートの小冊子)、リンク3件、訳のある言語は8つ。資産の内側に価値を持たない土地が含まれると書かれる——「過去の伐採の広がりのために、資産の内部の何千 ha は、この遺跡に顕著な国際的意義を与える性質を持たず、またマダラウミスズメのような絶滅の危機にある種に十分な生息地を与えてもいない」。境界が属性を含まない向きとは逆で、これまで読んだ251件で初めて。登録の時点で集中的に伐採されてきた約15,400 haを含み、1978年に足された土地の多くは登録より前に伐採されていた。植え直された土地・管理なしに再生した土地・原生林が同じ資産の内部に並ぶ。専門家の見解として書かれる——「植生の生態学者と林学者は、……育林の実践が用いられなければ……遅れるだろうと信じている」(断定ではない。)。自然遺産で「手を入れないと価値が戻らない」と書かれる形。面積の足し算が三つとも合い、一覧だけが合わない——22,646+19,281=41,927(1978年の公園)、41,927+12,241=54,168(2018年の公園)、16,193+249=16,442(原生林)はすべて合うのに、一覧の41,571 ha は本文の41,927 ha と356 ha 違う。差の理由は書かれていないので補わない。国内の公園の境界は1981・1985・2000・2005年の四度変わったが、一覧に「重要な境界の変更」の行が無い。監視の項目に名前が付く二つ目——クラマス I&M ネットワークの「生命の兆候」は鳥の個体群、害をなす種、潮間帯の群落、陸の植生、土地被覆と土地利用など。32章のヨセミテ308(シエラネヴァダ I&M。鳥の個体群、気象と気候、水の化学、植物群落、火の体制など)と共通するのは「鳥の個体群」だけ。2026-10-28 に、32章の「ここだけ」を訂正した。道が取り除かれる——流域の復興の事業が数百 km の古い伐採の道を取り除き、資産の外では私有地の所有者と協働し続けている。この章で道は三つの役(取り除かれた/いまある脅威/建設中。)。海の側——60 km の人里離れた海岸線、沖合は特別生物学的意義区域(ASBS)として州水資源管理委員会の規制で廃棄物の排出から保護され、緩衝地帯の語は使われない。続く挑戦は海面の上昇・海の酸性度の変化・害をなす種。名前の出どころ——1994年5月の協同管理協定に「レッドウッド国立・州立公園群」と同じ名前が出てくるが、`Notes` も改名の記載も無いので「1994年に改名された」とは書かない。説明文は「レッドウッド国立公園は……からなる」と国立公園だけを主語にし、資産名と食い違う。1920年代の三つの州立公園が、1968年の国立公園の境界の内側に埋め込まれた形で、所有は合衆国政府とカリフォルニア州。日々の管理は公園管理官で、32章のヨセミテ308 と同じ語。協働の相手が名指しされる——ハンボルト州立大学、セーブ・ザ・レッドウッズ・リーグ、スミス・リバー・アライアンス、ユロック族・トロワ・ディーニ国・エルク・ヴァレー・ランチェリア。ただし権利も慣習法も条約も書かれないので、同じ章のピマチオウィン・アキ1415(先住民が主導の役割)とは段階が違う。基準(vii)の「もっとも背の高い知られている木」は言い切りではない。

準1級 準1級向けに理解を深める

準1級の掲載範囲は確かめていません。準1級の範囲は「日本の全遺産と主要な世界の遺産700件」ですが、どの700件かは公式に出ていません。ここに並ぶのは、ゼミが作ったキーワードの練習(試作46本)で、この記事がどのキーワードに入ったかです。公式テキストの分類ではありません。

この遺産が出てくるキーワード

キーワードこのキーワードで見るもの本文の手がかり
森林森が、その資産でどの役を与えられているか「集中的に伐採されてきた約15,400 ha を含んでいた」

いまのところ、この遺産が出てくるキーワードは1つです。ゼミの試作46本で数えた話で、公式テキストの分類ではありません。

準1級は、遺産を1件ずつではなくキーワードで横に読みます。このキーワードの練習では、ほかの参加記事と並べて読みます——同じ論点が、別の資産でどう書かれているかを見るためです。

キーワードで練習する

級別の確認問題

2級 確認問題

答えを選んでから、正解と解説を開きましょう。

確認1:レッドウッド国立・州立公園群の完全性の節が、資産の内部について書いているのは?

  1. 資産の内部はすべて原生のレッドウッドの森で、伐採された土地は境界の外側に残されていると書かれている
  2. 何千 ha は、この遺跡に顕著な国際的意義を与える性質を持たないということ
  3. 伐採された土地は登録の後に取得されたものなので、登録された範囲には含まれていないと明記されている
  4. 二次林も原生林と同じ構造と生態と美の特性を備えるに至ったので、価値の差は無くなったと書かれている
正解と解説を開く

正解:2.何千 ha は、この遺跡に顕著な国際的意義を与える性質を持たないということ

「過去の伐採の広がりのために」と理由が先に書かれ、「またマダラウミスズメのような絶滅の危機にある種に十分な生息地を与えてもいない」と続きます。登録の時点で、集中的に伐採されてきた約15,400 ha を含んでいたとも書かれます。境界が価値を担う属性の一部を含まないという、これまで読んだ向きとは逆の記述です。

確認2:レッドウッド国立・州立公園群の面積の数について、検算から読めるのは?

  1. 本文の数も一覧の数もすべて足し算が合うので、食い違いはいっさい無いということになると読める
  2. 本文のどの数も足し算が合わないので、面積については一次資料の記述そのものを使えないと読める
  3. 一覧の本体の面積と2018年の公園の大きさが一致するので、登録の範囲は公園の全体だと読める
  4. 本文の数は足し算が合うのに、一覧の本体の面積だけが合わない
正解と解説を開く

正解:4.本文の数は足し算が合うのに、一覧の本体の面積だけが合わない

22,646+19,281=41,927、41,927+12,241=54,168、16,193+249=16,442 は三つとも合います。合わないのは一覧の41,571 ha と本文の41,927 ha で、差は356 ha です。差の理由は一次資料に書かれていないので補いません。ゼミは一覧を正とし、差を記録に残します。

確認3:レッドウッド国立・州立公園群の監視について、32章のヨセミテと比べて読めるのは?

  1. 同じ事業の形だが、ネットワークの名も追う項目も違う
  2. どちらも同じネットワークに属していて、追跡する項目の並びも完全に同じものが使われていると書かれている
  3. 監視の項目には名前が付けられておらず、監視をしているという記述だけがあって対象は書かれていない
  4. 追跡した項目の結果まで書かれているので、二つの資産の状態を数で比べることができると読める
正解と解説を開く

正解:1.同じ事業の形だが、ネットワークの名も追う項目も違う

どちらも「生命の兆候(vital signs)」を発展させた I&M(目録と監視)ネットワークですが、一方はシエラネヴァダ、他方はクラマスです。共通する項目は「鳥の個体群」だけで、気象と気候・水の化学・植物群落・火の体制と、害をなす種・潮間帯の群落・陸の植生・土地被覆と土地利用に分かれます。どちらの資産も、監視の結果は書かれていません。

確認4:「レッドウッド国立・州立公園群」という名前について、一次資料から読めるのは?

  1. 一覧の `Notes` の節に、名前がいつ何から変更されたのかが明記されていて、年まで特定できる
  2. 1968年に議会が国立公園を設立したときからこの名前が使われていたと、保護管理の節が書いている
  3. 1994年5月の協同管理協定の文に、同じ名前が出てくる
  4. 説明文も資産の名前も「レッドウッド国立・州立公園群」で、呼び方はページ全体で一つに揃っている
正解と解説を開く

正解:3.1994年5月の協同管理協定の文に、同じ名前が出てくる

国立公園局とカリフォルニア州公園レクリエーション局が「四つの公園の単位を協同で管理するための協同管理協定に署名した」と書かれ、その協定の名前のなかに出てきます。一覧に `Notes` の節は無く、改名の記載もありません。だから「1994年に改名された」とは書かず、協定の文に同じ名前が出てくるところまでを記録します。説明文は「レッドウッド国立公園は……からなる」と国立公園だけを主語にするので、資産の名前と食い違います。

参考資料

確認日:2026年10月28日。世界遺産ゼミは非公式の学習コンテンツです。確認問題は独自に作成しています。特定の試験回への対応は未確定です。

参照した公式教材の版: くわしく学ぶ世界遺産300 <第6版>

この遺産が出題される級は、上のバッジから確認できます。