自由の女神像|贈りものとして海を渡った像

自由の女神像
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登録年
1984年
所在国
アメリカ合衆国
登録区分
文化遺産
地域
南北アメリカ
登録基準
(i) (vi)

基本を学ぶ

フランスからアメリカへ贈られた像です。像そのものが世界遺産になっている、めずらしい例です。

基本データ

アメリカ合衆国の文化遺産。1984年に登録され、登録基準は(i)(vi)です。

だれが作ったか

フランスの彫刻家バルトルディがパリで制作しました。鉄の骨組みはギュスターヴ・エッフェルが担当しています。エッフェル塔を建てた、あのエッフェルです。

なぜ贈られたか

アメリカの独立から100年を記念して、フランスから贈られたものです。1886年に除幕されました。

どこに立っているか

ニューヨーク湾の入口に立っています。以来、この像は海を渡ってきた何百万もの移民を迎えてきました。

登録基準の意味

(i)は人の創造した傑作であること、(vi)は出来事や思想とのむすびつきです。像の出来ばえと、「自由」という考えとのむすびつきの両方で登録されています。

覚えておきたいこと

  • 1984年・アメリカ合衆国・文化遺産
  • 1886年除幕・フランスからの贈りもの
  • 登録基準は(i)(vi)

3級 3級向けに理解を深める

4級では「贈りものとして海を渡った像」として見ました。3級では、登録基準(vi)が何を評価しているのかを読み解きます。

(vi)は何を見ている基準か

登録基準は(i)(vi)の二つ。(i)は作品としての出来ばえ、(vi)は出来事や思想とのむすびつきです。像そのものの出来ばえだけでなく、「自由」という考えと結びついていることが評価されています。

(vi)は組み合わせて使うのが望ましい

(vi)はほかの基準と組み合わせて使うことが望ましいとされています。思想や出来事とのつながりは目に見えないため、それだけで価値を判断するのが難しいからです。ただし単独で認められる例もあります(広島平和記念碑)。自由の女神像は(i)と一緒に認められています。

作った人と贈られた理由

フランスの彫刻家バルトルディがパリで制作し、鉄の骨組みはエッフェル塔を建てたギュスターヴ・エッフェルが担当しました。アメリカの独立から100年を記念してフランスから贈られ、1886年に除幕されています。作られた場所と立っている場所が違うという点も、この遺産の特徴です。

広島平和記念碑とくらべる

どちらも(vi)を含みます。ただし広島は(vi)のみで登録された例で、自由の女神像は(i)と合わせた二つ。同じ(vi)でも、伝えようとしている出来事の性格が違います。

3級で押さえること

  • (vi)は出来事や思想とのむすびつき
  • (vi)はほかの基準と組み合わせて使うのが原則
  • 1886年除幕・フランスからの贈りもの

級別の確認問題

4級 確認問題

答えを選んでから、正解と解説を開きましょう。

確認1:自由の女神像を贈った国は?

  1. イギリス
  2. フランス共和国
  3. スペイン王国
  4. オランダ王国
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正解:2.フランス共和国

アメリカの独立100年を記念して、フランスから贈られました。

確認2:像の鉄の骨組みを担当した人物は?

  1. ギュスターヴ・エッフェル
  2. ル・コルビュジエ
  3. アントニ・ガウディ
  4. フリードリヒ・バルトルディ
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正解:1.ギュスターヴ・エッフェル

エッフェル塔を建てたエッフェルです。像そのものは彫刻家バルトルディの制作です。

確認3:像が除幕された年は?

  1. 1776年
  2. 1886年
  3. 1914年
  4. 1984年
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正解:2.1886年

1886年です。1984年は世界遺産に登録された年です。

確認4:自由の女神像の登録基準は?

  1. (vii)(viii)
  2. (iii)(iv)
  3. (i)(vi)
  4. (ii)だけ
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正解:3.(i)(vi)

(i)=人の創造した傑作であることと、(vi)=思想とのむすびつきです。

3級 確認問題

確認1:登録基準(vi)の使い方についての説明として正しいものは?

  1. どの遺産でも単独で使うことが決まっている基準で、組み合わせては使わない
  2. ほかの基準と組み合わせて使うことが望ましいとされ、単独で認められる例もある
  3. 自然遺産にだけ使われる基準で、文化遺産には用いられないとされている
  4. 文化遺産では使うことが認められておらず、複合遺産にだけ使われる基準である
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正解:2.ほかの基準と組み合わせて使うことが望ましいとされ、単独で認められる例もある

思想や出来事とのつながりは目に見えないため、それだけで価値を判断するのが難しいからです。単独で認められた例が広島平和記念碑で、自由の女神像は(i)と一緒に認められています。

確認2:自由の女神像を世界遺産として登録している国はどこか、正しい説明は?

  1. 像が立っているアメリカ合衆国が登録している
  2. 像を制作したフランスが登録している
  3. アメリカとフランスが共同で登録している
  4. 制作者の出身地であるフランスの自治体が登録している
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正解:1.像が立っているアメリカ合衆国が登録している

世界遺産は遺産がある国が推薦します。フランスで制作されて贈られたものですが、登録しているのは像が立っているアメリカ合衆国です。作られた場所と、遺産として登録する国は別です。

確認3:自由の女神像の作られ方の説明として正しいものは?

  1. アメリカで制作され、フランスの革命100年を記念して贈られた
  2. アメリカとフランスの技術者が現地で共同して組み立てた
  3. 国際連合が各国から寄付を集めて制作し、設置した
  4. フランスで制作され、アメリカの独立100年を記念して贈られた
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正解:4.フランスで制作され、アメリカの独立100年を記念して贈られた

彫刻家バルトルディがパリで制作し、鉄の骨組みはエッフェル塔を建てたエッフェルが担当しました。1886年に除幕されています。

確認4:自由の女神像が文化遺産として評価されている点の説明として正しいものは?

  1. 像の高さが、当時の建造物として世界一であったことだけ
  2. 港の景観を一つのまとまりとして守っていること
  3. 像の出来ばえと、「自由」という考えとのむすびつきの両方
  4. 鉄の骨組みが当時の最新の技術であったことだけ
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正解:3.像の出来ばえと、「自由」という考えとのむすびつきの両方

(i)は人の創造した傑作であること、(vi)は出来事や思想とのむすびつき。二つの基準が、それぞれ別のことを評価しています。

参考資料

確認日:2026年9月30日。世界遺産ゼミは非公式の学習コンテンツです。確認問題は独自に作成しています。特定の試験回への対応は未確定です。

どこにあるか

アメリカ合衆国 アメリカ合衆国 ニューヨーク湾

自由の女神像|贈りものとして海を渡った像

ピンはおおよその位置です。登録範囲そのものを示すものではありません。

Google マップで見る 地図データ: Natural Earth / OpenStreetMap

参照した公式教材の版: はじめて学ぶ世界遺産50 第5版

この遺産が出題される級は、上のバッジから確認できます。