W-アルリ-ペンジャーリ国立公園群

乾いた草地に、大小のゾウが列になって立っている。
Wegmann / CC BY-SA 3.0 / 出典 / 加工: 長辺1800pxに縮小
登録年
1996年
所在国
ベナン/ブルキナファソ/ニジェール
登録区分
自然遺産
地域
アフリカ
登録基準
(ix) (x)

基本を学ぶ

どこにあり、何が登録されたのか — 三か国、九つの保護区、dossier は quater

西アフリカ。ベナン共和国・ブルキナファソ・ニジェール共和国が分かち合う越境資産で、スーダン地域のサバンナと森林のギニア地域のあいだの移行帯。座標は N12 19 1.2 E2 16 19.2。

本体 1,714,831 ha
緩衝地帯 1,386,747 ha(本文は1,332,147 ha と書く。後述)
登録 1996年(ニジェールの W 国立公園として)
重要な境界の変更 2017年(ベナンとブルキナファソへの越境の拡張)
軽微な境界の変更の登録年 2024年、2026年
基準 (ix)(x)=2つ
区分 自然遺産
dossier 749quater(bis / ter を越えて四つ目)
保存状況報告 8年分(2003・2004・2005年のあと16年空いて2021・2023・2024・2025・2026年)
活動 4件(緊急対応施設/自然世界遺産の遺跡管理者のための事業技能/不安定の時代における W-アルリ-ペンジャーリ複合の保全と管理の措置の強化/ブルキナファソの Culture|2030 指標の国別概況)
お知らせ 13件(2022年3月25日の「W-アルリ-ペンジャーリ複合における致死的な攻撃への UNESCO の緊急対応」を含む)
催事 1件(2018年10月のアフリカの世界遺産の越境協力の地域会議)
リンク 3件
ほかの保全の仕組み 2つの仕組み / 7要素——生物圏保存地域2要素(アルリ、W 地域)とラムサール5要素
訳のある言語 4つ(英・仏・西・蘭。アラビア語・中国語・ロシア語・日本語が無い)

一覧に「軽微な境界の変更」の行がある

一覧の年の行が三段になります。

行 年
Date of Inscription(登録) 1996年
Significant modifications to the boundaries(重要な境界の変更) 2017年
Minor boundary modification inscribed year(軽微な境界の変更の登録年) 2024年、2026年

「軽微な境界の変更」の行がある資産は、これまで読んだ256件で初めてです。2026-10-29 の追記——37章のドーセット及び東デヴォン海岸1029 で二つ目が出ました。1029 は2026年の一つだけで、しかも重要な境界の変更の行が無いのに `bis` が付いています。749 が初めてであることは変わりませんが、「ここだけ」ではありません。顕著な普遍的価値の本文は、2024年と2026年の変更について何も書いていません。一覧に行があることまでを記録し、何が変わったかは補いません。dossier の `quater` は三つ目です——16章のカカドゥ147・33章の黄海と渤海湾1606 が先にあります(2026-10-29 訂正。「初めて」と書いたのは誤りで、に「`quater` はカカドゥ147」とすでに記録してあった)。`bis`(二つ目)・`ter`(三つ目)の次の形で、一覧の年の行が三段あることと合わせて読めますが、一次資料は対応を書いていません。

九つの保護区が、五つの国立公園と四つの狩猟区に分かれる

構成 数 内訳
W 地域公園 3(ベナン・ブルキナファソ・ニジェールが分かち合う三国の複合) 国立公園として保護
アルリ国立公園(ブルキナファソ) 1 国立公園として保護
ペンジャーリ国立公園(ベナン) 1 国立公園として保護
狩猟区(ブルキナファソ) 2 コアクラナ、クルティアグー
狩猟区(ベナン) 2 コンコンブリ、メクル
合計 9 「九つの保護区の連続したモザイク」

数が確かめられます——保護管理の節は「複合をなす保護区のうち五つが国立公園として保護されている(IUCN カテゴリII として管理)」「ベナンとブルキナファソ内の四つの狩猟区も同じ体制のもとで管理されている」と書き、5+4=9 で概要の「九つ」と合います。

一覧の緩衝地帯と、本文の緩衝地帯が食い違う

どこ 緩衝地帯の面積
一覧 1,386,747 ha
完全性の節 「合計で1,332,147 ha の区域を覆う」
差 54,600 ha

本体の面積(1,714,831 ha)は、一覧と完全性の節で一致します。緩衝地帯だけが食い違います。ゼミは一覧を正とし、本文の数と差を記録します。差の理由は一次資料に書かれていないので補いません。34章のレッドウッド134 とは形が違います——134 は本文の数が足し算で合い、一覧だけが合わないことが確かめられました。749 は二つの数が並ぶだけで、どちらが新しいかも書かれていません。一覧に「軽微な境界の変更」の行(2024・2026年)があることと、この差を結びつけたくなります。しかし一次資料は結びつけていないので、「行があること」と「数が違うこと」を別に記録します。

緩衝地帯が、三つの違う保護の身分でできている

W-アルリ-ペンジャーリ複合の緩衝地帯は、異なる保護の身分の区域(狩猟保護区、野生生物保護区、特別に法的に指定された緩衝地帯)からなり、そのすべてが国内法によって設けられ……緩衝地帯は完全性を強めるように設計され、周囲の人の活動からの影響を緩和するように管理されている。

緩衝地帯をなすもの
狩猟保護区 —
野生生物保護区 —
特別に法的に指定された緩衝地帯 「緩衝地帯」として指定されたものは、緩衝地帯の一部にすぎない

緩衝地帯が一つの制度でできていない資産です。「緩衝地帯がある」で止めず、何が緩衝地帯として数えられているかを読みます。本体にも狩猟区があり、緩衝地帯にも狩猟保護区があります。同じ「狩猟」が本体の構成要素と緩衝地帯の構成要素の両方に出てくるので、どちらの話かを添えて記録します。

資産の構成要素そのものに、狩猟区が含まれる

九つの構成要素のうち四つが狩猟区です。

ベナンとブルキナファソ内の四つの狩猟区も、国立公園と同じ体制のもとで管理されている。持続可能な狩猟が許されることに留意する。これらの保護区における狩猟は年ごとの割当を通じて規制され、厳密に監視され、地元共同体への利益と自然の保全を生むことをめざしている。

区分 IUCN カテゴリVI 相当(国立公園はカテゴリII)
規制 年ごとの割当
監視 厳密に監視される
ねらい 地元共同体への利益と、自然の保全

完全性の節は、狩猟の評価を二重に限定します。

狩猟保護区内の狩猟は、これまでのところ(to date)持続可能に管理されてきた……その活動は、登録の時点では(at the time of inscription)、資産の顕著な普遍的価値の全体に悪影響を与えているようには見えない(does not appear to be)。

「これまでのところ」「登録の時点では」「ようには見えない」の三重の限定です。言い切っていないので、語をそのまま写します。同じ章のンゴロンゴロ39 は「狩猟は許されない」と書きます。同じ草原の章で、狩猟の扱いが逆です。32章のテ・ワヒポウナム551 の狩猟とも違います——551 は商業の狩猟が外来の動物を減らすための対策として書かれました。749 は狩猟区が資産の構成要素そのものです。同じ「狩猟」が、脅威・対策・構成要素と三通りに書かれます。

狩猟区が、連結性を担う

W 国立公園とアルリ=ペンジャーリ地域公園の複合は、四つの狩猟保護区を通じてつながっており、複合を越えた連結性と動物の自由な移動を可能にしている。これらの保護区は、国立公園内のものと同じ質と見なされる自然の体系と生息地を含んでおり、それによって回復力を高めている。

狩猟が許される区域が、国立公園をつなぐ役を担うと書かれます。「狩猟区だから質が低い」とは書かれていません。

人の火が、価値の根拠として書かれる

基準(ix)の最後の一文です。

人の占有に結びついた火の長期の効果は、おそらく約50,000年前にさかのぼり、資産の植生を形づくってきた。そして伝統の火の継続した利用が植生の型の多様性を維持し、それが今度は資産の特徴的な野生生物に生息地を与える。

自然の基準の文のなかに、人の利用が植生を形づくる力として書かれます。

遺産 どの自然の基準に、人が書かれるか
W-アルリ-ペンジャーリ749(35章) (ix)——「伝統の火の継続した利用が植生の型の多様性を維持し」
ピマチオウィン・アキ1415(34章) (ix)——伝統の利用が「北方の生態系の不可分の一部である」
ラポニア774(32章) (viii)——「人がこれらの生態系の一部であった7,000年の記録」
ラポニア774(32章) (vii)——サーメの文化の存在が「美の価値に加えている」

749 は自然遺産です。774 と1415 は複合遺産でしたが、749 は自然遺産なのに自然の基準に人の利用が書かれます。「複合遺産だから自然の基準に人が書かれる」という読みは、ここで崩れます。「おそらく(perhaps)約50,000年前」は言い切りではありません。保護管理の節が、この火を守ることを求めます——「伝統の火の適用が、とくに気候変動の影響のもとで、顕著な普遍的価値を維持する火の体制を支え続けることを確かにするために、継続する注意が必要である」。人の行いを続けさせることが保護の要件になる形です。

基準(x)の数と割合

数 何の数か
85% 西アフリカのサバンナゾウのうち、資産にいる割合(「西アフリカでもっとも大きく、もっとも生態的に安全なゾウの個体群」)
7 / 9 ヴォルタ盆地で報告された9つの固有の魚種のうち、資産にいる数
唯一 「この地域で生存可能なライオンの個体群を抱える唯一の場所」
おそらく唯一 「おそらく西アフリカで唯一のチーターの個体群」

「唯一」と「おそらく唯一」が並びます。ライオンは言い切り、チーターは「おそらく」です。同じ段落の中で限定の強さが違うので、語をそのまま写します。

三か国の四つの機関と、四者になった協定

管理する機関が、国ごとに分かれる

国 区域 機関
ベナン 資産のベナン側 野生生物保護区国立管理センター(CENAGREF)
ブルキナファソ アルリ国立公園 保護区域国立局(OFINAP)
ブルキナファソ W 国立公園 水森林総局(DGEF)
ニジェール W 国立公園 水森林総局(DGEF)/環境持続可能開発省(MEDD)

同じブルキナファソの中で、公園ごとに別の機関が管理します。三か国で四つの機関です。一次資料が、その難しさを自分で書きます——「三つの締約国にまたがる多機関の責任は、保護区域の方針と実践の実効的な調整と調和を確かにするために、相当で持続した努力を要する」。

協定が三者から四者になった

実行可能な越境統治の体系が、三者の管理協定のもとで整っている(いまはトーゴの締約国の参加で四者となっている)。しかしながら、資産のための越境協力の水準を改善するための継続する努力が必要である。

資産を持つ国 3(ベナン・ブルキナファソ・ニジェール)
管理協定の当事国 4(トーゴが加わった)

資産を分かち合う国の数(3)と、協定の当事国の数(4)が違います。トーゴは資産を持っていませんが、協定に入っています。「越境資産の国の数」と「協定の国の数」は別のものです。一次資料はトーゴが加わった年を書いていません。計画は二層です——「複合のすべての国立公園が10年の管理計画を持ち、そのすべてが調整を促すために共同の『複合の整備基本計画(Schéma Directeur d’Aménagement du complexe)』に従っている」。

基金が「まだ足りない」と書かれる

W-アルリ-ペンジャーリ複合のための長期の十分な資金を持続させる必要もある。締約国は、複合と必要な調整を管理するための十分な政府の資金が提供されることを確かにするべきである。2012年に創られた西アフリカ・サバンナ基金(FSOA)は寄付基金であり、持続可能性を確かにするためにさらなる投資を必要とする。FSOA が複合の全体への資金源となり、支えられ成長し続けることが決定的に重要である。さらに、複合内のすべての保護区がこの寄付基金に接する資格があることが重要である。

求められていること 評語
政府の資金 確かにするべきである
FSOA へのさらなる投資 必要とする
FSOA が複合の全体の資金源になること 決定的に重要(critical)
すべての保護区が接する資格を持つこと 重要

基金があることと、それが足りていることは別です。34章のピマチオウィン・アキ1415 は「保全信託基金が設けられた」で止まりましたが、749 は基金の不足と、接する資格の偏りまで書きます。

脅威と、移牧

脅威 書かれ方
密猟/違法な放牧/農地の侵入 「続いている(persist)」。「十分な措置が講じられなければならない」で、農業開発の部門と密に働くことを含む
移牧(transhumance) 「長く続いている利用」として書かれ、「その規模の監視が重要である」。UEMOA(西アフリカ経済通貨同盟)と協働して計画・監視・行動すべき

移牧は脅威として一方的に書かれません——「長く続いている利用」と認めたうえで、規模を監視して持続可能に保つことを求めます。地域の経済同盟(UEMOA)が保護の相手として出てくるのは253件で初めてです。

2級で押さえること

本体1,714,831 ha/緩衝地帯は一覧1,386,747 ha・本文1,332,147 ha で54,600 ha 食い違う(本体は一致。)、1996年にニジェールの W 国立公園として登録・2017年にベナンとブルキナファソへ越境の拡張、一覧に「軽微な境界の変更の登録年:2024年、2026年」の行がある(256件で初めて。本文は何が変わったかを書かない。)、基準(ix)(x)=2つ、区分は自然遺産、dossier 749quater(`bis`・`ter` を越えて四つ目。`quater` が付く資産としては三つ目で、カカドゥ147・黄海と渤海湾1606 が先)、保存状況報告8年分(2003-2005年のあと16年空いて2021-2026年)、活動4件、お知らせ13件(2022年3月の致死的な攻撃への緊急対応を含む)、催事1件、リンク3件、ほかの保全の仕組みは生物圏保存地域2要素+ラムサール5要素、訳のある言語は4つ(アラビア・中・露・日が無い)。九つの保護区が五つの国立公園(W 地域公園の三国分+アルリ+ペンジャーリ)と四つの狩猟区(コアクラナ・クルティアグー・コンコンブリ・メクル)に分かれ、5+4=9 で概要の「九つ」と合う。資産の構成要素そのものに狩猟区が含まれる——IUCN カテゴリVI 相当で持続可能な狩猟が許され、年ごとの割当で規制され厳密に監視され、地元共同体への利益と自然の保全をめざす。完全性は「これまでのところ」「登録の時点では」「悪影響を与えているようには見えない」と三重に限定する。狩猟区が国立公園をつなぎ連結性と回復力を担うとも書かれる。同じ章のンゴロンゴロ39 は「狩猟は許されない」で、草原の章の中で扱いが逆。緩衝地帯が三つの違う保護の身分でできている(狩猟保護区/野生生物保護区/特別に法的に指定された緩衝地帯。)。人の火が価値の根拠として書かれる——基準(ix)が「人の占有に結びついた火の長期の効果は、おそらく約50,000年前にさかのぼり」「伝統の火の継続した利用が植生の型の多様性を維持し」と書き、749 は自然遺産なので、774・1415 で見た「複合遺産だから自然の基準に人が書かれる」という読みはここで崩れる。保護管理はこの火を支え続けることを求める。基準(x)の限定の強さが段落の中で違う——ライオンは「生存可能な個体群を抱える唯一の場所」と言い切り、チーターは「おそらく西アフリカで唯一」。割合は西アフリカのサバンナゾウの85%、ヴォルタ盆地の9つの固有魚種のうち7つ。三か国で四つの機関(ベナン CENAGREF/ブルキナファソは アルリが OFINAP・W が DGEF/ニジェール DGEF・MEDD)で、同じブルキナファソの中で公園ごとに別の機関。一次資料が「相当で持続した努力を要する」と難しさを自分で書く。資産を持つ国は3、管理協定の当事国は4——トーゴが資産を持たないまま協定に加わった(年は書かれない。)。計画は二層(各国立公園の10年計画+共同の「複合の整備基本計画」。)。基金が足りないと書かれる——2012年設立の西アフリカ・サバンナ基金(FSOA)にさらなる投資が必要で、複合の全体の資金源になることが「決定的に重要」、すべての保護区が接する資格を持つことも重要。移牧は「長く続いている利用」と認めたうえで規模の監視を求め、UEMOA(西アフリカ経済通貨同盟)との協働を書く。

準1級 準1級向けに理解を深める

準1級の掲載範囲は確かめていません。準1級の範囲は「日本の全遺産と主要な世界の遺産700件」ですが、どの700件かは公式に出ていません。ここに並ぶのは、ゼミが作ったキーワードの練習(試作46本)で、この記事がどのキーワードに入ったかです。公式テキストの分類ではありません。

この遺産が出てくるキーワード

キーワードこのキーワードで見るもの本文の手がかり
気候帯気候帯が、その資産で果たしている役「伝統の火の継続した利用が植生の型の多様性を維持し」

いまのところ、この遺産が出てくるキーワードは1つです。ゼミの試作46本で数えた話で、公式テキストの分類ではありません。

準1級は、遺産を1件ずつではなくキーワードで横に読みます。このキーワードの練習では、ほかの参加記事と並べて読みます——同じ論点が、別の資産でどう書かれているかを見るためです。

キーワードで練習する

級別の確認問題

2級 確認問題

答えを選んでから、正解と解説を開きましょう。

確認1:W-アルリ-ペンジャーリ国立公園群の一覧の年の行について、正しいのは?

  1. 登録の年の行だけがあり、境界の変更についてはいっさい記載が無いので経緯は読み取れない
  2. 登録と重要な境界の変更の二つの行があり、軽微な境界の変更という種類の行はどの資産にも設けられていない
  3. 軽微な境界の変更の行はあるが、重要な境界の変更の行は無いので、三か国への拡張の年が分からない
  4. 登録・重要な境界の変更に加えて、軽微な境界の変更の行がある
正解と解説を開く

正解:4.登録・重要な境界の変更に加えて、軽微な境界の変更の行がある

登録1996年、重要な境界の変更2017年、そして「軽微な境界の変更の登録年:2024年、2026年」です。この行がある資産は、これまで読んだ256件で初めてです。顕著な普遍的価値の本文は2024年と2026年に何が変わったかを書いていないので、行があることまでを記録します。

確認2:W-アルリ-ペンジャーリ国立公園群の面積について、一覧と本文を見比べて読めるのは?

  1. 本体と緩衝地帯のどちらも一覧と本文で一致しているので、面積については食い違いが無いと読める
  2. 本体は一致するのに、緩衝地帯だけが食い違う
  3. 本体が食い違い、緩衝地帯は一致しているので、拡張で本体だけが変わったと読むことができる
  4. 緩衝地帯の面積は本文にしか書かれておらず、一覧には緩衝地帯の行そのものが無いと読める
正解と解説を開く

正解:2.本体は一致するのに、緩衝地帯だけが食い違う

本体はどちらも1,714,831 ha ですが、緩衝地帯は一覧が1,386,747 ha、完全性の節が1,332,147 ha で、差は54,600 ha です。差の理由は書かれていないので補いません。ゼミは一覧を正とし、差を記録に残します。34章のレッドウッドは本文の数が足し算で合うことを確かめられましたが、こちらは二つの数が並ぶだけで、どちらが新しいかも書かれていません。

確認3:W-アルリ-ペンジャーリ国立公園群の九つの構成要素について、正しいのは?

  1. 五つが国立公園として、四つが狩猟区として保護されている
  2. 九つすべてが国立公園として保護されており、狩猟が許される区域は緩衝地帯の側にしか無いと書かれている
  3. 九つのうち三つだけが法的な保護を受けており、残りは事実上の緩衝として機能しているだけだと書かれている
  4. 構成要素の数は本文に書かれておらず、三か国にまたがることだけが分かると読むのが正確である
正解と解説を開く

正解:1.五つが国立公園として、四つが狩猟区として保護されている

概要は「九つの保護区の連続したモザイク」と書き、保護管理の節は「五つが国立公園として保護されている」「四つの狩猟区も同じ体制のもとで管理されている」と書くので、5+4=9 で合います。狩猟区は IUCN カテゴリVI 相当で、持続可能な狩猟が年ごとの割当のもとで許されます。その四つは国立公園をつなぐ役も担い、連結性と回復力を高めると書かれます。

確認4:W-アルリ-ペンジャーリ国立公園群の基準(ix)が、火について書いているのは?

  1. 火はもっぱら脅威として書かれ、資産の植生を守るために火の完全な排除がめざされているということ
  2. 火の効果については基準の文では触れず、完全性の節が気候変動の影響としてだけ扱っているということ
  3. 伝統の火の継続した利用が、植生の型の多様性を維持しているということ
  4. 自然に起きる落雷の火だけが植生を形づくり、人の占有に結びついた火は影響しなかったということ
正解と解説を開く

正解:3.伝統の火の継続した利用が、植生の型の多様性を維持しているということ

「人の占有に結びついた火の長期の効果は、おそらく約50,000年前にさかのぼり」と書き、その効果が植生を形づくってきたと続けます。この資産は自然遺産です。32章と34章では複合遺産の自然の基準に人が書かれていましたが、区分が理由だという読みはここで崩れます。保護管理の節は、この火が顕著な普遍的価値を維持する体制を支え続けることに「継続する注意が必要である」と書きます。

参考資料

確認日:2026年10月29日。世界遺産ゼミは非公式の学習コンテンツです。確認問題は独自に作成しています。特定の試験回への対応は未確定です。

参照した公式教材の版: くわしく学ぶ世界遺産300 <第6版>

この遺産が出題される級は、上のバッジから確認できます。