明治日本の産業革命遺産と対になる遺産です。産業の設備が一式そのまま残るとどうなるかを見ます。
基本データ
ドイツの文化遺産。2001年に登録され、登録基準は(ii)(iii)です。場所はノルトライン=ヴェストファーレン州のエッセンです。
設備が一式そろっている
ツォルフェラインには、炭鉱として働いていた当時の設備がまるごと残っています。採る・運ぶ・選り分ける、その一式がそろっているのがこの遺産の特徴です。
建物そのものの値打ち
20世紀に建てられた建物の中には、建築として特にすぐれたものがあります。工場は用が足りればよいという作り方ではなく、形を整えて建てられました。
盛りと衰えの両方を示す
この遺産は、ひとつの中心的な産業がこの150年で育ち、そして衰えていったことを示す、確かな物として残っています。栄えた時期だけを残していないところが大切です。
明治日本の産業革命遺産とくらべる
ツォルフェラインと明治日本の産業革命遺産は、どちらも産業の遺産で、(ii)を共有します。ただしツォルフェラインは一か所に設備が一式残り、明治日本は23か所に散らばって「取り入れて作り変えた過程」を示します。
覚えておきたいこと
- 2001年・ドイツ・文化遺産
- 炭鉱の設備が一式残っている
- 登録基準は(ii)(iii)
オリジナル確認問題
答えを選んでから、正解と解説を開きましょう。
確認1:エッセンのツォルフェライン炭鉱遺産群がある国は?
- オランダ王国
- ベルギー王国
- ドイツ連邦共和国
- ルクセンブルク大公国
正解と解説を開く
正解:3.ドイツ連邦共和国
ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州エッセンにあります。
確認2:ツォルフェラインで採掘されていたものは?
- 石炭
- 銀
- 岩塩
- 鉄鉱石
正解と解説を開く
正解:1.石炭
炭鉱です。設備が一式そのまま残っているのがこの遺産の特徴です。
確認3:ツォルフェラインが示しているものとして正しいものは?
- ひとつの産業が育ち、そして衰えていった150年
- 現在も世界最大の産出量を保っていること
- 石炭が発見された瞬間の様子
- 炭鉱が一度も事故を起こさなかったこと
正解と解説を開く
正解:1.ひとつの産業が育ち、そして衰えていった150年
栄えた時期だけでなく、衰えていった過程まで含めて残っていることが評価されました。
確認4:ツォルフェラインと明治日本の産業革命遺産の違いの説明として正しいものは?
- どちらも構成資産は1か所だけである
- ツォルフェラインは一か所に設備が一式残り、明治日本は23か所に散らばる
- どちらも自然遺産である
- どちらも同じ年に登録された
正解と解説を開く
正解:2.ツォルフェラインは一か所に設備が一式残り、明治日本は23か所に散らばる
共通する登録基準は(ii)です。まとまり方と、示しているものが違います。
対になる遺産
参考資料
確認日:2026年9月30日。世界遺産ゼミは非公式の学習コンテンツです。確認問題は独自に作成しています。特定の試験回への対応は未確定です。