個人

マイケル・ブラウン

Michael S. Brown

1941年生まれ

  • 1985年 生理学・医学賞

何をした人か

細胞が血液中のコレステロールを取り込むしくみを、ジョセフ・ゴールドスタインとともに明らかにしたアメリカ生まれの医学者です。

受賞理由のやさしい要約

1985年 生理学・医学賞(賞の1/2)

コレステロールの代謝の調節に関する発見が評価され、ゴールドスタインとの2人で受賞しました。2人は細胞の表面に、コレステロールを含む粒子LDLを取り込む受容体があることを見つけました。さらに、重い遺伝病である家族性高コレステロール血症の根本には、働くLDL受容体が全くないか一部欠けていることがあると示しました。

同じ年・部門の共同受賞:ジョセフ・ゴールドスタイン

公式の受賞理由(英語)
for their discoveries concerning the regulation of cholesterol metabolism

何が新しかったか

ブラウンはダラスに移ってまもなく、コレステロール合成の速さを左右する酵素を溶かし出し、部分的に精製しました。2人は培養したヒトの線維芽細胞を使い、LDLを取り込んだ細胞が自らのコレステロール合成を抑え、新しい受容体づくりも控えるという、予想外の調節のしくみを示しました。

私たちの生活や社会とのつながり

1985年の受賞発表は、軽い型の患者では薬でLDL受容体を増やすことで、血中コレステロールが下がったと紹介しています。受容体が働かない重い型では薬は選択肢にならないとも記しつつ、2人の発見が動脈硬化の治療と予防の新しい原理につながったと評価しました。 [根拠 4]

関連する受賞者・団体

  • ジョセフ・ゴールドスタイン同じ賞の共同受賞

    1985年の生理学・医学賞をともに受けました。

  • ゲルティー・コリ編集上の関連

    ゴールドスタインは2012年の追記で、ブラウンとの協力のような長い共同研究の例として、コリ夫妻の34年を挙げています。

「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Michael S. Brown)
  2. 1985年 ノーベル生理学・医学賞(NobelPrize.org)
  3. Michael S. Brown – Facts - NobelPrize.org
  4. The Nobel Prize in Physiology or Medicine 1985 - Press release - NobelPrize.org
  5. Michael S. Brown – Biographical - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。