個人

ジョセフ・ゴールドスタイン

Joseph L. Goldstein

1940年生まれ

  • 1985年 生理学・医学賞

何をした人か

遺伝病の患者を診た経験をきっかけに、マイケル・ブラウンとともにコレステロールの調節のしくみを解き明かしたアメリカ生まれの医学者です。 [根拠 3・5]

受賞理由のやさしい要約

1985年 生理学・医学賞(賞の1/2)

コレステロールの代謝の調節に関する発見が評価され、ブラウンとの2人で受賞しました。2人は1973年にLDL受容体を見つけ、細胞が自分で作るコレステロールと、血液から届き食事の影響も受けるコレステロールとの釣り合いのとり方を明らかにしました。遺伝子の異常がこの調節にどう影響するかも示しました。

同じ年・部門の共同受賞:マイケル・ブラウン

公式の受賞理由(英語)
for their discoveries concerning the regulation of cholesterol metabolism

何が新しかったか

国立衛生研究所で重い型の家族性高コレステロール血症の患者を診たことが、この病気への関心の始まりでした。シアトルでは心筋梗塞を生き延びた人を調べ、軽い型のこの病気が一般の人の500人に1人の割合でみられることを見いだしました。1972年からダラスでブラウンとの共同研究を続け、2012年の時点で40年に及ぶ協力関係になっていました。 [根拠 5]

私たちの生活や社会とのつながり

本人の経歴紹介への2012年の追記によると、2人がのちに解明したSREBPという調節のしくみは、スタチン系の薬の働き方も説明します。スタチンで肝臓のコレステロール合成が抑えられるとLDL受容体が増え、血液中のLDLコレステロールが減るという流れです。追記では、スタチンは冠動脈の心臓病や脳卒中の危険を減らすために数百万人が飲んでいる薬とされています。 [根拠 5]

関連する受賞者・団体

  • マイケル・ブラウン同じ賞の共同受賞

    1985年の生理学・医学賞をともに受けました。

  • トルステン・ウィーセル編集上の関連

    ゴールドスタインは2012年の追記で、ブラウンとの長い共同研究に触れ、ノーベル賞につながった長い協力関係の例としてヒューベルとウィーセルの20年を挙げています。

「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Joseph L. Goldstein)
  2. 1985年 ノーベル生理学・医学賞(NobelPrize.org)
  3. Joseph L. Goldstein – Facts - NobelPrize.org
  4. The Nobel Prize in Physiology or Medicine 1985 - Press release - NobelPrize.org
  5. Joseph L. Goldstein – Biographical - NobelPrize.org
  6. Michael S. Brown – Biographical - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。