個人
エマニュエル・シャルパンティエ
Emmanuelle Charpentier
1968年生まれ
何をした人か
細菌の免疫のしくみを研究し、遺伝子を狙って書き換える方法の開発につなげた微生物学者。
受賞理由のやさしい要約
2020年 化学賞(賞の1/2)
ゲノム編集の方法の開発が評価されました。ジェニファー・ダウドナとの2人での受賞です。細菌がウイルスから身を守る仕組みを、狙った遺伝子を書き換える道具に変えたことが、生命科学の研究を大きく変えたとされています。
同じ年・部門の共同受賞:ジェニファー・ダウドナ
公式の受賞理由(英語)
for the development of a method for genome editing何が新しかったか
細菌がウイルスから身を守るしくみ(CRISPR)の研究から、その要となる分子を見つけました。ダウドナとの共同研究で、この分子のしくみを試験管内で再現し、狙ったDNAの場所を切る「遺伝子のはさみ」として使えることを2012年に示しました。
私たちの生活や社会とのつながり
CRISPR-Cas9は、生命科学の研究や作物の品種改良、遺伝性の病気の治療研究などで使われています。人の遺伝子を書き換えることには倫理的な課題もあり、ルールづくりの議論が続いています。 [根拠 4・5]
関連する受賞者・団体
- ジェニファー・ダウドナ同じ賞の共同受賞
2020年の化学賞をともに受けました。
- ジェニファー・ダウドナ共同研究
2人は共同研究で、CRISPRの仕組みを試験管内で再現し、狙ったDNAを切る道具にしました。
- フランシス・アーノルド編集上の関連
アーノルドは偶然の変異と選択を繰り返して酵素をつくり変え、シャルパンティエはダウドナとともに、狙った場所でDNAを切る遺伝子のはさみを見いだしました。生命の設計図に手を加えて役立てるための、まったく異なる2つの道筋です。
「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。
次に読むためのキーワード
出典と確認日
- NobelPrize.org 受賞者ページ(Emmanuelle Charpentier)
- 2020年 ノーベル化学賞(NobelPrize.org)
- The Nobel Prize in Chemistry 2020 – Press release
- The Nobel Prize in Chemistry 2020 - Popular information - NobelPrize.org
- FDA Approves First Gene Therapies to Treat Patients with Sickle Cell Disease | FDA
- Statement from the Organising Committee of the Third International Summit on Human Genome Editing | Royal Society
受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。