個人

ジェニファー・ダウドナ

Jennifer A. Doudna

1964年生まれ

  • 2020年 化学賞

何をした人か

RNAの構造とはたらきを研究し、ゲノム編集の方法の開発に貢献した生化学者。

受賞理由のやさしい要約

2020年 化学賞(賞の1/2)

ゲノム編集の方法の開発が評価されました。エマニュエル・シャルパンティエとの2人での受賞です。CRISPR-Cas9と呼ばれる「遺伝子のはさみ」を、簡単な設計で狙った場所に使える道具にしたことが評価の中心です。

同じ年・部門の共同受賞:エマニュエル・シャルパンティエ

公式の受賞理由(英語)
for the development of a method for genome editing

何が新しかったか

シャルパンティエとの共同研究で、CRISPRのしくみを単純な形に組み直し、目印となるRNAを取り替えるだけで、狙ったDNAを切れる道具にしました。遺伝子の書き換えを、多くの研究室で手軽に行える技術へ変えた点が大きな特徴です。

私たちの生活や社会とのつながり

遺伝子の役割を調べる研究が速く進むようになり、病気の治療法の開発にも応用が広がっています。ダウドナ自身も、技術の使い方について社会で議論する必要性を訴えています。 [根拠 4・5]

関連する受賞者・団体

  • エマニュエル・シャルパンティエ同じ賞の共同受賞

    2020年の化学賞をともに受けました。

  • エマニュエル・シャルパンティエ共同研究

    2人は共同研究で、CRISPRの仕組みを試験管内で再現し、狙ったDNAを切る道具にしました。

  • フレデリック・サンガー編集上の関連

    サンガーはDNAを「読む」方法を、ダウドナはDNAを「書き換える」方法を切り開きました。

  • ポール・バーグ編集上の関連

    ダウドナとシャルパンティエは、どんなDNAでも狙った場所で切れる遺伝子のはさみCRISPR/Cas9を開発しました。組換えDNAに始まる遺伝子を操作する技術が、狙いを定めた編集へと進んだ流れを示す組み合わせです。

  • キャロリン・ベルトッツィ編集上の関連

    ダウドナはDNAを狙って切る遺伝子のはさみを、ベルトッツィは生きた細胞の中で分子をつなぐ反応を開発しました。どちらも、がんの治療への応用が挙げられています。

「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Jennifer A. Doudna)
  2. 2020年 ノーベル化学賞(NobelPrize.org)
  3. The Nobel Prize in Chemistry 2020 – Press release
  4. The Nobel Prize in Chemistry 2020 - Popular information - NobelPrize.org
  5. FDA Approves First Gene Therapies to Treat Patients with Sickle Cell Disease | FDA
  6. Jennifer Doudna, Ph.D. | ASM.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。