個人

アンドレ・ガイム

Andre Geim

1958年生まれ

  • 2010年 物理学賞

何をした人か

炭素原子1個分の厚さしかないシート「グラフェン」を取り出し、その性質を調べた物理学者です。

受賞理由のやさしい要約

2010年 物理学賞(賞の1/2)

2次元の物質グラフェンをめぐる画期的な実験が評価され、長く共同研究を続けてきたコンスタンチン・ノボセロフと2人で受賞しました。受賞当時、2人はともにイギリスのマンチェスター大学の教授でした。一般向けの解説は遊び心を2人の持ち味に挙げ、ガイムが1997年に磁場の中でカエルを浮かせ、2000年にイグノーベル賞を受けたことにも触れています。

同じ年・部門の共同受賞:コンスタンチン・ノボセロフ

公式の受賞理由(英語)
for groundbreaking experiments regarding the two-dimensional material graphene

何が新しかったか

原子1層ほどの薄い結晶は安定して存在できないと多くの人が考えていたころ、ガイムらはふつうの粘着テープを使い、鉛筆の芯と同じグラファイトから薄片をはがし取りました。はがした薄片を酸化シリコンの板に載せ、顕微鏡で見える色合いから層の数を見分ける工夫で、ごく小さなグラフェンを見つけ出しました。

私たちの生活や社会とのつながり

受賞発表は、透明で電気をよく通すことから、透明なタッチパネルや照明パネル、もしかすると太陽電池にも向くとしていました。薄く軽く丈夫な新しい複合材料への応用にも触れています。ただし一般向けの解説は、応用の多くはまだ想像の段階で、結果は不確かだとも書いていました。

関連する受賞者・団体

  • コンスタンチン・ノボセロフ同じ賞の共同受賞

    2010年の物理学賞をともに受けました。

  • ハロルド・クロトー編集上の関連

    一般向けの解説は、グラフェンもナノチューブやフラーレン(1996年化学賞)も、正しい見方をしたときに科学者の前に現れた炭素の形だと紹介しています。

「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Andre Geim)
  2. 2010年 ノーベル物理学賞(NobelPrize.org)
  3. The 2010 Nobel Prize in Physics - Press release - NobelPrize.org
  4. The Nobel Prize in Physics 2010 - Popular information - NobelPrize.org
  5. Andre Geim – Facts - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。