個人
コンスタンチン・ノボセロフ
Konstantin Novoselov
1974年生まれ
何をした人か
博士課程の指導教員だったガイムとともにグラフェンを取り出し、電気や熱の伝わり方などの性質を調べた物理学者です。
受賞理由のやさしい要約
2010年 物理学賞(賞の1/2)
2次元の物質グラフェンをめぐる画期的な実験が評価され、アンドレ・ガイムと2人で受賞しました。受賞発表によると、ノボセロフはオランダで博士課程の学生としてガイムと研究を始め、その後ガイムを追ってイギリスに移りました。受賞当時は36歳でした。
同じ年・部門の共同受賞:アンドレ・ガイム
公式の受賞理由(英語)
for groundbreaking experiments regarding the two-dimensional material graphene何が新しかったか
本人の回想によると、グラファイトでトランジスタをつくろうとした計画は、一時はあきらめかけるほど行き詰まりました。思わぬ手がかりは、研究室の走査型トンネル顕微鏡の研究から得られました。同僚がグラファイトを粘着テープではがして表面をきれいにする方法を見せてくれたのです。こうして調べたグラフェンの中では、電子が質量をもたないかのようにふるまい、一定の速さで進みます。大きな粒子加速器を使わずに、ある種の現象を手軽に調べられる可能性も開けました。
私たちの生活や社会とのつながり
受賞発表は、グラフェンのトランジスタが今のシリコン製より大幅に速くなり、より効率のよいコンピューターにつながると予想されていると紹介していました。一方で一般向けの解説は、グラフェンのコンピューターはまだ遠い夢だとも書いています。わずかな汚染もとらえる高感度センサーに向くともされていました。
関連する受賞者・団体
- アンドレ・ガイム同じ賞の共同受賞
2010年の物理学賞をともに受けました。
- ジョン・バーディーン編集上の関連
受賞発表は、グラフェンのトランジスタが今のシリコン製より大幅に速くなると予想されていると紹介していました。トランジスタという部品を、新しい材料の側から見直す組み合わせです。
「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。
次に読むためのキーワード
出典と確認日
- NobelPrize.org 受賞者ページ(Konstantin Novoselov)
- 2010年 ノーベル物理学賞(NobelPrize.org)
- The 2010 Nobel Prize in Physics - Press release - NobelPrize.org
- The Nobel Prize in Physics 2010 - Popular information - NobelPrize.org
- Konstantin Novoselov – Biographical - NobelPrize.org
- Konstantin Novoselov – Facts - NobelPrize.org
受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。