個人
デミス・ハサビス
Demis Hassabis
1976年生まれ
何をした人か
AIモデル「AlphaFold2」でタンパク質の立体構造を予測した、ロンドン生まれの研究者です。受賞発表の時点ではGoogle DeepMindのCEOでした。
受賞理由のやさしい要約
2024年 化学賞(賞の1/4)
アミノ酸の並びからタンパク質の立体構造を予測するという、50年来の課題を解いたことが評価されました。賞の半分を共同開発者のジョン・ジャンパーと分け合い、残る半分は新しいタンパク質を設計したデイヴィッド・ベイカーに贈られました。
同じ年・部門の共同受賞:David Baker(未収録)、John Jumper(未収録)
公式の受賞理由(英語)
for protein structure prediction何が新しかったか
ハサビスのチームのAIモデルAlphaFoldは、2018年の予測コンテストCASPで勝ちましたが、精度はまだ十分ではありませんでした。チームは、近年のAIの大きな進歩を支えた「トランスフォーマー」と呼ばれるニューラルネットワークを取り入れて、AlphaFold2をつくりました。2020年の評価では、多くの場合X線結晶構造解析に近い精度を示しました。
私たちの生活や社会とのつながり
研究者がこれまでに見つけた約2億種のタンパク質の、ほぼすべての構造が予測されました。コードは公開され、2024年10月までに190か国の200万人以上が使いました。受賞発表では、抗生物質への耐性の理解や、プラスチックを分解する酵素の研究への応用が挙げられました。
関連する受賞者・団体
- ドロシー・クロウフット・ホジキン編集上の関連
ホジキンはX線を使った実験と計算で、ペニシリンやビタミンB12の構造を決めました。ハサビスはAIを使い、アミノ酸の並びからタンパク質の構造を予測しました。
- アダ・ヨナット編集上の関連
ヨナットはX線結晶構造解析で、タンパク質をつくる場であるリボソームの構造を明らかにしました。AlphaFold2は2020年の評価で、多くの場合この方法に近い精度を示しました。
「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。
次に読むためのキーワード
出典と確認日
- NobelPrize.org 受賞者ページ(Demis Hassabis)
- 2024年 ノーベル化学賞(NobelPrize.org)
- The Nobel Prize in Chemistry 2024 - Popular information - NobelPrize.org
- Press release: The Nobel Prize in Chemistry 2024 - NobelPrize.org
受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。