個人
フリチョフ・ナンセン
Fridtjof Nansen
1861年生まれ・1930年没
何をした人か
科学者・極地探検家として名を上げたのち、国際連盟のもとで捕虜の帰還や難民支援を率いたノルウェーの人物です。
受賞理由のやさしい要約
1922年 平和賞(単独受賞)
第一次世界大戦後の捕虜の帰還、国際的な救援活動、そして国際連盟の難民高等弁務官としての働きで、中心的な役割を果たしたことが評価されました。1921年には、ソ連で起きた深刻な飢饉の救援活動にも取り組んでいます。
公式の受賞理由(英語)
for his leading role in the repatriation of prisoners of war, in international relief work and as the League of Nations' High Commissioner for refugees活動の何が新しかったか
国籍を失って国境を越えられなくなった難民のために、特別な身分証明書をつくることを提案し、それは「ナンセン・パスポート」と呼ばれました。この証明書は、最終的に52の政府に認められています。保護、帰還、生活の立て直し、再定住、移住、社会への統合という、のちに難民支援の定番となる方法を用いました。
私たちの生活や社会とのつながり
ナンセン・パスポートによって、作曲家ストラヴィンスキーや画家シャガールらロシア出身の人々が、西側で新しい生活を始められました。一方、飢饉救援では、ナンセンが共産主義政権に利用されているのではないかと、西側の政府から疑いの目も向けられました。
関連する受賞者・団体
- 国連難民高等弁務官事務所研究の継承
1954年に国連難民高等弁務官事務所が平和賞を受けたとき、その授賞はナンセンの精神にもとづく人道活動をたたえる伝統に連なるものとされました。
- 国連世界食糧計画(WFP)編集上の関連
ナンセンは1921年、ソ連の深刻な飢饉で救援活動に取り組みました。飢えと平和の関係を、時代を越えて考えられる組み合わせです。
「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。
次に読むためのキーワード
出典と確認日
- NobelPrize.org 受賞者ページ(Fridtjof Nansen)
- 1922年 ノーベル平和賞(NobelPrize.org)
- Office of the United Nations High Commissioner for Refugees – Facts (Nobel Peace Prize 1954)
- Fridtjof Nansen – Facts - NobelPrize.org
- Fridtjof Nansen – Speed read - NobelPrize.org
- Fridtjof Nansen – Biographical - NobelPrize.org
受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。