個人
大村智
Satoshi Ōmura
1935年生まれ
何をした人か
土の中の微生物がつくる物質から、寄生虫の病気に効く薬のもとを見つけた化学者。 [根拠 7]
受賞理由のやさしい要約
2015年 生理学・医学賞(賞の1/4)
線虫などの寄生虫による感染症への新しい治療法に関する発見が評価されました。ウィリアム・キャンベルと賞の半分を分け、残り半分はマラリアの治療法を見つけた屠呦呦が受けています。
同じ年・部門の共同受賞:William C. Campbell(未収録)、屠呦呦
公式の受賞理由(英語)
for their discoveries concerning a novel therapy against infections caused by roundworm parasites何が新しかったか
土の中の微生物を集め、役に立つ物質をつくるものを探す研究を続けました。静岡県の土から見つかった微生物の物質エバーメクチンを、キャンベルが動物で調べ、改良されたイベルメクチンが生まれました。
私たちの生活や社会とのつながり
イベルメクチンは、熱帯地域で失明の原因となるオンコセルカ症(河川盲目症)などの対策に使われ、無償提供の取り組みを通じて多くの人に届けられています。家畜やペットの寄生虫の薬としても使われています。 [根拠 6]
関連する受賞者・団体
- 屠呦呦同じ賞の共同受賞
2015年の生理学・医学賞をともに受けました。
- アレクサンダー・フレミング編集上の関連
微生物がつくる物質から薬を見つけた例として読み比べられます。フレミングはカビ、大村は土の中の細菌(放線菌)がつくる物質に注目しました。
- セルマン・ワクスマン編集上の関連
どちらも土の中の微生物がつくる物質に目を向け、感染症の薬につなげました。
- 下村脩編集上の関連
クラゲや土の中の微生物など、自然の生き物がつくる物質から、役に立つものを見つけ出した2人です。
「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。
次に読むためのキーワード
出典と確認日
- NobelPrize.org 受賞者ページ(Satoshi Ōmura)
- 2015年 ノーベル生理学・医学賞(NobelPrize.org)
- The 2015 Nobel Prize in Physiology or Medicine - Press release - NobelPrize.org
- Onchocerciasis(who.int)
- History of the Program – Mectizan Donation Program
- 研究成果/大村 智 博士 ノーベル賞受賞記念(kitasato-u.ac.jp)
- The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2015 - Advanced information - NobelPrize.org
受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。