個人

ウィリアム・ラムゼー

Sir William Ramsay

1852年生まれ・1916年没

  • 1904年 化学賞

何をした人か

空気の中に隠れていたアルゴンやネオンなどの貴ガスを次々に見つけた、スコットランド生まれの化学者です。

受賞理由のやさしい要約

1904年 化学賞(単独受賞)

空気中の反応しにくい気体元素を発見し、それらの周期表での位置を決めたことが評価されました。同じ年には、共同で研究したレイリー卿が物理学賞を受けています。演説は、まったく新しい元素のグループの発見を、化学の歴史の中でも他に例のない出来事だと称えました。

公式の受賞理由(英語)
in recognition of his services in the discovery of the inert gaseous elements in air, and his determination of their place in the periodic system

何が新しかったか

空気から取り出した窒素と化学反応でつくった窒素の重さを比べ、1894年にレイリーとともに、空気に未知の元素アルゴンが含まれることを示しました。翌年には鉱物の中からヘリウムを見つけました。さらに周期表をもとに仲間の元素があると予想して探し、1898年にネオン、クリプトン、キセノンを見つけました。

私たちの生活や社会とのつながり

貴ガスは身の回りの空気の成分ですが、ごくわずかしか含まれず、長いあいだ優れた科学者たちの目を逃れてきました。ラムゼーはソディとともに、ラジウムから出る放射性の気体の中にヘリウムを見つけました。この発見は、物理学者にも化学者にも重要な意味をもつと評価されました。

関連する受賞者・団体

  • フレデリック・ソディ共同研究

    ソディはロンドンでラムゼーとともに研究し、ラジウムの放射性崩壊でヘリウムが生じることを分光法で示しました。

  • アーネスト・ラザフォード編集上の関連

    ラムゼーはソディとともにラジウムから出る気体の中にヘリウムを見つけ、ラザフォードもソディと組んで、放射性物質からヘリウムが生じうるという仮説を立てました。新しい元素の発見と、元素が別の元素に変わる現象の研究が、ヘリウムで交わった組み合わせです。

「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Sir William Ramsay)
  2. 1904年 ノーベル化学賞(NobelPrize.org)
  3. Frederick Soddy – Biographical (NobelPrize.org)
  4. Sir William Ramsay – Facts - NobelPrize.org
  5. Award ceremony speech - NobelPrize.org
  6. Sir William Ramsay – Biographical - NobelPrize.org
  7. Award ceremony speech - NobelPrize.org
  8. Nobel Prize in Physics 1903 - Presentation Speech - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。