個人

セント=ジェルジ・アルベルト

Albert von Szent-Györgyi Nagyrápolt

1893年生まれ・1986年没

  • 1937年 生理学・医学賞

何をした人か

細胞が栄養を燃やしてエネルギーを得るしくみを研究し、ビタミンCを取り出した生化学者です。受賞当時はハンガリーのセゲド大学にいました。

受賞理由のやさしい要約

1937年 生理学・医学賞(単独受賞)

体の中で栄養が燃やされる過程についての発見が、とくにビタミンCとフマル酸の触媒作用との関わりで評価されました。授賞式の演説では、1933年からセゲドで始まった一連の発見が、並外れた速さと正確さで進められたと紹介されています。ビタミンCの発見のあとも、その先の研究はひとまず他の人に任せ、燃焼の問題に力を注いだことも語られています。

公式の受賞理由(英語)
for his discoveries in connection with the biological combustion processes, with special reference to vitamin C and the catalysis of fumaric acid

何が新しかったか

筋肉の中のいわゆる植物酸が酸化を強めることは知られていましたが、それ自体が燃えやすいからだというのが、すぐに思いつく説明でした。セント=ジェルジらは信頼できる分析法を整えて実験を重ね、これらの酸は燃えて減るのではなく、燃焼を支える触媒として働くことを示しました。演説では、水素がフマル酸などの酸の系列を経て、最後に酸素と出会い、水とエネルギーになると説明されています。

私たちの生活や社会とのつながり

ハンガリーに戻ってからは、ビタミンCに壊血病を防ぐ働きがあることに注目し、パプリカがビタミンCを豊富に含むことを見つけました。1938年からは筋肉の研究に移ってタンパク質のアクチンとミオシンを見つけ、その後数十年の筋肉研究の土台となる成果を挙げました。 [根拠 5]

関連する受賞者・団体

  • ノーマン・ハース編集上の関連

    同じ1937年、ハースは炭水化物とビタミンCの研究で化学賞を受けました。ビタミンCを、体の中の燃焼のしくみと化学の研究という別の角度から見比べられます。

「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Albert Szent-Györgyi)
  2. 1937年 ノーベル生理学・医学賞(NobelPrize.org)
  3. Albert Szent-Györgyi – Facts - NobelPrize.org
  4. Physiology or Medicine 1937 - Presentation Speech - NobelPrize.org
  5. Albert Szent-Györgyi – Biographical - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。