個人
スティーヴン・ワインバーグ
Steven Weinberg
1933年生まれ・2021年没
何をした人か
自然界の基本的な4つの力のうち、電磁気の力と弱い力を一つにまとめる理論に貢献したアメリカの物理学者です。
受賞理由のやさしい要約
1979年 物理学賞(賞の1/3)
素粒子の間に働く弱い力と電磁気の力を統一する理論への貢献、とくに「弱い中性カレント」の予言が評価されました。1960年代にそれぞれ別々の研究を進めたシェルドン・グラショー、アブドゥス・サラムとの3人での受賞です。
同じ年・部門の共同受賞:シェルドン・グラショー、Abdus Salam(未収録)
公式の受賞理由(英語)
for their contributions to the theory of the unified weak and electromagnetic interaction between elementary particles, including, inter alia, the prediction of the weak neutral current何が新しかったか
弱い力は原子核のベータ崩壊などを起こす力で、電磁気の力と並ぶ自然界の基本的な力の一つです。ワインバーグらは、高いエネルギーでも成り立ち、弱い力と電磁気の力を共通の数式で表す理論をつくりました。この理論が予言した、反応する粒子の電荷が変わらない新しい型の弱い相互作用(弱い中性カレント)は、1973年にCERNの実験で観測されました。
私たちの生活や社会とのつながり
受賞発表によると、弱い力は太陽の中で水素がヘリウムへ変わる核反応の最初の段階を起こしており、炭素14による年代測定の土台にもなっています。1977年には著書『宇宙創成はじめの3分間』で科学ライティングの賞を受けています。
関連する受賞者・団体
- シェルドン・グラショー同じ賞の共同受賞
1979年の物理学賞をともに受けました。
- エンリコ・フェルミ編集上の関連
弱い力を説明する初期の理論は、1934年にフェルミが提案しました。ワインバーグらは1960年代、高いエネルギーでも成り立ち、電磁気の力とも統一する理論をつくりました。
「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。
次に読むためのキーワード
出典と確認日
- NobelPrize.org 受賞者ページ(Steven Weinberg)
- 1979年 ノーベル物理学賞(NobelPrize.org)
- Steven Weinberg – Facts - NobelPrize.org
- Press release: The 1979 Nobel Prize in Physics - NobelPrize.org
- Steven Weinberg – Biographical - NobelPrize.org
受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。