個人

山中伸弥

Shinya Yamanaka

1962年生まれ

  • 2012年 生理学・医学賞

何をした人か

体の細胞を、さまざまな細胞になれる状態に戻す方法(iPS細胞)を見つけた医学者。

受賞理由のやさしい要約

2012年 生理学・医学賞(賞の1/2)

成熟した細胞を、さまざまな細胞に分化できる多能性をもつ状態へ初期化できることの発見が評価されました。カエルの研究で先駆的な成果を上げたジョン・ガードンとの2人での受賞です。

同じ年・部門の共同受賞:Sir John B. Gurdon(未収録)

公式の受賞理由(英語)
for the discovery that mature cells can be reprogrammed to become pluripotent

何が新しかったか

皮膚などの細胞に、わずか4つの遺伝子を入れるだけで、多くの種類の細胞になれる状態に戻せることを、2006年にマウスで、翌年に人の細胞で示しました。一度決まった細胞の運命は戻せないという見方を大きく変えました。

私たちの生活や社会とのつながり

患者自身の細胞からつくったiPS細胞を使い、病気のしくみを調べたり、薬の効き目を試したりする研究が進んでいます。2026年3月にはiPS細胞を使った再生医療の製品2品目が条件・期限付きで承認されましたが、限られた症例から始め、有効性と安全性をさらに確かめていく段階です。 [根拠 3・4・5・6]

関連する受賞者・団体

  • バーバラ・マクリントック編集上の関連

    遺伝子のはたらきは固定されたものではない、という見方を、異なる時代と方法で示した2人です。

  • クリスティアーネ・ニュスライン=フォルハルト編集上の関連

    受精卵から分かれた細胞は、はじめは同じでも、しだいにさまざまな細胞に変わっていきます。ニュスライン=フォルハルトはその道筋を決める遺伝子を探し、山中伸弥は成熟した細胞を未熟な状態へ戻す方法を見つけました。

「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Shinya Yamanaka)
  2. 2012年 ノーベル生理学・医学賞(NobelPrize.org)
  3. The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2012 - Press release - NobelPrize.org
  4. The 2012 Nobel Prize in Physiology or Medicine - Advanced information - NobelPrize.org
  5. 関芳弘 文部科学大臣が、立川康人 総長と懇談およびiPS細胞研究所(CiRA)と高等研究院 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)を視察されました | 京都大学(kyoto-u.ac.jp)
  6. iPS細胞技術の社会実装に向けた新たな一歩: マウスiPS細胞発表から20年、<br class="pc">審議会での了承報道を受けて|ニュース|ニュース・イベント|CiRA(サイラ) | 京都大学 iPS細胞研究所
  7. iPS細胞とは? | よくある質問 | もっと知るiPS細胞 | 京都大学iPS細胞研究所 CiRA(サイラ)

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。