個人

吉野彰

Akira Yoshino

1948年生まれ

  • 2019年 化学賞

何をした人か

企業の研究者として、実用的なリチウムイオン電池の原型をつくった化学者。

受賞理由のやさしい要約

2019年 化学賞(賞の1/3)

リチウムイオン電池の開発が評価されました。グッドイナフ、ウィッティンガムとの3人での受賞です。吉野は、充電と放電を安全に繰り返せる実用的な電池の原型を、企業の研究の中で1985年に組み上げた点が評価されています。

同じ年・部門の共同受賞:ジョン・B・グッドイナフ、M. Stanley Whittingham(未収録)

公式の受賞理由(英語)
for the development of lithium-ion batteries

何が新しかったか

旭化成で、グッドイナフが見いだした正極の材料と、炭素材料の負極を組み合わせ、燃えやすい金属リチウムを使わない電池の原型を1985年につくりました。安全に繰り返し充電できる電池を製品にする道を開いた点が評価されています。

私たちの生活や社会とのつながり

リチウムイオン電池は、スマートフォンやノートパソコン、電気自動車に使われています。太陽光や風力でつくった電気をためる手段としても重要で、エネルギーの使い方を変える技術の一つです。

関連する受賞者・団体

  • ジョン・B・グッドイナフ同じ賞の共同受賞

    2019年の化学賞をともに受けました。

  • 白川英樹研究の継承

    吉野彰のリチウムイオン電池の研究は、白川英樹が発見した導電性高分子ポリアセチレンの研究から始まり、これが電池の電極に使えると分かりました。のちに負極はポリアセチレンから炭素材料に切り替えられました。

  • ジョン・B・グッドイナフ研究の継承

    吉野彰は、グッドイナフが見いだした正極材料を使い、実用的な電池の原型をつくりました。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Akira Yoshino)
  2. 2019年 ノーベル化学賞(NobelPrize.org)
  3. 旭化成名誉フェロー 吉野彰 スペシャルサイト – 旭化成
  4. The Nobel Prize in Chemistry 2019 – Popular information
  5. Press release: The Nobel Prize in Chemistry 2019 - NobelPrize.org
  6. Akira Yoshino – Facts – 2019 - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。