個人

ムハマド・ユヌス

Muhammad Yunus

1940年生まれ

  • 2006年 平和賞

何をした人か

貧しい人々に少額のお金を貸すマイクロクレジットを広めた、バングラデシュの経済学者。 [根拠 3・8]

受賞理由のやさしい要約

2006年 平和賞(賞の1/2)

下からの経済的・社会的な発展をつくり出そうとした努力が評価されました。自らが創設したグラミン銀行との共同受賞です。貧困から抜け出す手段を貧しい人々自身が持てるようにすることが、平和の土台になるという考えが受賞の背景に示されています。 [根拠 2・3・4]

同じ年・部門の共同受賞:Grameen Bank(未収録)

公式の受賞理由(英語)
for their efforts to create economic and social development from below

活動の何が新しかったか

担保を持たず、銀行からお金を借りられなかった人々、とくに女性に、少額を無担保で貸す仕組みをつくりました。借り手の小さなグループで支え合う方法などを取り入れ、貧しい人も信用できる借り手になりうることを示そうとしました。 [根拠 3・5・7]

私たちの生活や社会とのつながり

マイクロクレジットは世界各地に広がりました。一方、研究機関J-PALの解説によると、2003〜2009年に低・中所得国で行われた7件のランダム化比較試験(対象を無作為に分けて効果を比べる調査)のまとめでは、従来型の貸し付けは平均的な借り手の所得を大きく変えるほどではありませんでした。効果が大きい可能性があるのは、事業経験のある人などでした。 [根拠 5・6]

関連する受賞者・団体

  • ジョセフ・スティグリッツ編集上の関連

    スティグリッツは、銀行が金利を上げずに貸し出しの量を絞ることがある理由を情報の偏りから説明しました。少額融資を貧困と闘う手段に育てたユヌスと並べると、お金を借りられない人がなぜ生まれ、どう支えられるかを両側から考えられます。

  • エステル・デュフロ編集上の関連

    貧困をどう減らすかという問いに、ユヌスは新しい金融の仕組みで、デュフロらはその効果を確かめる実験で取り組みました。

「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。

次に読むためのキーワード

出典と確認日

  1. NobelPrize.org 受賞者ページ(Muhammad Yunus)
  2. 2006年 ノーベル平和賞(NobelPrize.org)
  3. The Nobel Peace Prize 2006 - Press release - NobelPrize.org
  4. Muhammad Yunus – Biographical - NobelPrize.org
  5. Grameen Bank – Facts - NobelPrize.org
  6. Microcredit: Impacts and promising innovations | The Abdul Latif Jameel Poverty Action Lab
  7. The Nobel Peace Prize 2006 - Presentation Speech - NobelPrize.org
  8. Muhammad Yunus – Facts - NobelPrize.org

受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。

主な受賞者・団体を選んで掲載しています。全受賞者の網羅ではありません。 Neutrope Biz が制作する独立した学習コンテンツです。ノーベル財団・NobelPrize.org の公式サイトや公認の企画ではありません。