広島平和記念碑(原爆ドーム)と対になる遺産です。起きたことの証拠を残すという考え方を、もうひとつの例から見ます。
基本データ
ポーランドの文化遺産。1979年に登録され、登録基準は(vi)だけです。正式な名前は「アウシュヴィッツ・ビルケナウ ナチス・ドイツの強制絶滅収容所(1940-1945)」です。
何が残されているか
壁、有刺鉄線、引き込み線のプラットホーム、収容棟、処刑場、ガス室、火葬炉。これらがそのまま残されていて、ここがどのような場所だったかを示しています。
起きたこと
ナチス・ドイツが第三帝国のなかでもっとも大きな強制収容所・絶滅収容所として使いました。歴史の調査によれば、多くのユダヤ人を含む150万人の人々が、この収容所で組織的に飢えさせられ、命を奪われました。
なぜ残すのか
20世紀に人が同じ人に対して行った残酷さの象徴として残されています。見るのがつらい場所でも、跡を消してしまえば、「そんなことはなかった」と言えるようになってしまいます。
広島平和記念碑(原爆ドーム)とくらべる
アウシュヴィッツ・ビルケナウと原爆ドームは、どちらも(vi)だけで登録されています。ふつう(vi)は他の基準といっしょに使う決まりですが、この二つは例外です。どちらも「二度とくり返さないために残す」という考え方で守られています。
覚えておきたいこと
- 1979年・ポーランド・文化遺産
- 跡をそのまま残している
- 登録基準は(vi)だけ
オリジナル確認問題
答えを選んでから、正解と解説を開きましょう。
確認1:アウシュヴィッツ・ビルケナウがある国は?
- ドイツ連邦共和国
- ポーランド共和国
- チェコ共和国
- オーストリア共和国
正解と解説を開く
正解:2.ポーランド共和国
ポーランドにあります。収容所を設けたのはナチス・ドイツです。
確認2:アウシュヴィッツ・ビルケナウが登録された年は?
- 1945年
- 1979年
- 1996年
- 2010年
正解と解説を開く
正解:2.1979年
1979年に登録されました。世界遺産の登録が始まってまもない時期です。
確認3:アウシュヴィッツ・ビルケナウの登録基準は?
- (i)(ii)
- (iii)(iv)
- (vii)
- (vi)だけ
正解と解説を開く
正解:4.(vi)だけ
(vi)だけで登録されています。ふつう(vi)は他の基準といっしょに使う決まりですが、この遺産は例外です。
確認4:このような遺産を残す理由の説明として、記事に沿うものは?
- つらい出来事の跡を、二度とくり返さないために残す
- 建物が美しいから残す
- 観光客を集めるために残す
- 古い建築の技術を伝えるために残す
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正解:1.つらい出来事の跡を、二度とくり返さないために残す
ここで何が起きたかを示す証拠として残されています。原爆ドームと同じ考え方です。
対になる遺産
参考資料
確認日:2026年9月30日。世界遺産ゼミは非公式の学習コンテンツです。確認問題は独自に作成しています。特定の試験回への対応は未確定です。