オーストラリアのゴンドワナ雨林

雨林に囲まれた岩壁を、幾筋にも分かれた水が高い段差で落ちている。
Diliff / CC BY-SA 3.0 / 出典 / 加工: 長辺1800pxに縮小
登録年
1986年
所在国
オーストラリア
登録区分
自然遺産
地域
オセアニア
登録基準
(viii) (ix) (x)

基本を学ぶ

どこにあり、何が登録されたのか — 41の保護区と、三つの自然の基準

オーストラリア東海岸、クイーンズランド州南東部とニューサウスウェールズ州北東部。「主として大崖(the Great Escarpment)沿いに位置する」と説明文が書きます。

本体 370,000 ha
緩衝地帯 一覧に行が無い
登録 1986年、重要な境界の変更:1994年
基準 (viii)(ix)(x)=3つ((vii)が無い)
区分 自然遺産
dossier 368bis
シリアル `Serial: yes`(41の保護区)
保存状況報告 4年分(2000・2021・2023・2025年。2000年のあと21年空いて近年3年)
お知らせ 1件——「オーストラリアのゴンドワナ雨林における山火事」(2019年11月23日)
動画 1件(UNESCO/NHK)
リンク 5件(州と連邦の3つの政府のページ、国立公園のページ、Protectedplanet.net)
訳のある言語 8つ(英・仏・アラビア・中・露・西・日・蘭)

三つの基準

基準 何を根拠にするか
(viii) ゴンドワナ分裂後の大陸縁の形成——非対称の縁の隆起、その侵食による大分水嶺と大崖。新生代に大陸プレートがホットスポットの上を動いたことによる火山活動で、ツイード・フォーカルピーク・エボー・バリントンの四つの楯状火山。ツイードの侵食カルデラは「おそらく世界でもっともよく保存された侵食カルデラ」で、楯状火山の侵食の三段階(プラネーズ、残丘、骨格)がすべて見分けられる
(ix) 時代が重なる——石炭紀の「シダ植物の時代」、ジュラ紀の「針葉樹の時代」(ナンヨウスギ類=世界の針葉樹のうちもっとも古く系統的に原始的)、「被子植物の時代」(前期白亜紀・中期〜後期白亜紀・第三紀前期の「黄金時代」・中新世)。白亜紀後期に進化したスズメ亜目のもっとも古い系統(コトドリ科・ニワシドリ科など)
(x) 270を超える絶滅危惧種。「ヨーロッパ人の入植の時までに雨林は陸塊の1%しか覆っていなかった」「入植の時にオーストラリアに存在した雨林の四分の一しか残っていない」

基準(viii)の「おそらく(possibly)」は、言い切りではありません。評語の強さをそのまま写します。基準(viii)の ウォルンビン/マウント・ウォーニング(Wollumbin/Mt Warning) は、斜線で二つの名前を併記する形です。基準(ix)には出どころの書かれていない引用があります——雨林は「避難地の群島、気候と地形の進化における一時的な終点を特徴づける一連の際立った生息地」と引用符つきで書かれますが、誰の言葉かは書かれていません。引用符があることまでを記録し、出どころを補いません。価値が増える方向の記述もあります——「以前に絶滅したと考えられていた二つの哺乳類の種の再発見」(ヘイスティングスリバーマウスとパルマワラビー)。

`Notes` が二行あり、旧名が三か所に残る

一覧の `Notes` の節に、二行が並びます。

「オーストラリア東海岸温帯・亜熱帯雨林公園」の拡張。

名前は2007年に「中東部雨林保護区群(オーストラリア)」から変更された。

行 中身
一行目 拡張元の資産の名前(`Australian East Coast Temperate and Subtropical Rainforest Park`)
二行目 2007年の改名(`Central Eastern Rainforest Reserves (Australia)` から)

`Notes` に二行が並ぶ資産は、これまで読んだ251件で初めてです。しかも二行が別のことを書いています——一行目は拡張、二行目は改名です。一覧の年の行と並べて読みます——登録1986年/重要な境界の変更1994年。改名の2007年は、境界の変更の年ではありません。旧名が残る場所が三か所あります。

場所 残っている名
`Notes` 一行目 オーストラリア東海岸温帯・亜熱帯雨林公園(拡張元)
`Notes` 二行目 中東部雨林保護区群(オーストラリア)(2007年より前の名)
保護管理の節の文書の題 「オーストラリアの中東部雨林保護区群(いまのゴンドワナ雨林)世界遺産地域のための管理の戦略の概観」(2000年)

三か所目は、一次資料が文書の題のなかに「(いまのゴンドワナ雨林)」と自分で添える形です。旧名が残る場所の四通り目になります。

旧名が残る場所 遺産
管理の文書の題(注つき) ゴンドワナ雨林368
動画の題 ストラスブール495(25章)・ハ・ロン湾とカット・バ672(31章)
ページのリンクの見出し モラヴィア教会入植地1468(9章)
お知らせ ゲラティ710(10章)
`Notes` の節 ガウディ320(21章)・ローマ帝国の境界線430(15章)・ゴンドワナ雨林368

`Notes` の型も五つ目になります。

完全性が「疑問が提起された」と書いて、それに答える

資産の構成要素のいくつかの小さな大きさに関わる問題と、資産が登録された価値の自然の生物の過程の長期の保全と継続のための遺跡のあいだの距離に関わる問題が提起されてきた。しかしながら、連続する遺跡が合理的な近さにあり、半自然の生息地と緩衝の回廊によって結ばれていることに留意すれば、小ささと散らばった断片についての補償が、承認された管理計画と方針に沿う集中的な管理を通じて行われている。

一次資料が、自分の資産について疑問が提起されたことを書き、そのうえで答える形です。

段 書かれていること
疑問 構成要素の小ささ/遺跡のあいだの距離
留意すべきこと 合理的な近さ/半自然の生息地と緩衝の回廊で結ばれている
答え 集中的な管理によって補償が行われている

同じ章のスリランカ中央高地1203 は「小ささの理由」を書いて条件つきで十分だと結論しました。368 は「疑問が提起された」と書いてから答えるので、形が違います。

一覧に緩衝地帯の行が無いのに、本文が「緩衝」と書く

一覧に `Buffer zone` の行はありません。それでも完全性の節は「半自然の生息地と緩衝(buffers)の回廊」と書きます。語の一覧に足します。

語 遺産 一覧の緩衝地帯
「緩衝(buffers)」だけ ゴンドワナ雨林368 行が無い
「実効的な緩衝地帯」 テ・ワヒポウナム551(32章) 行が無い
「事実上の」 エル・ビスカイノ554(39章) 行が無い
「非公式の」 ネムルット・ダー448(14章) 行が無い
「自然に緩衝地帯として働く」 クンタ・キンテ島761(28章) 300 ha がある

368 は「緩衝地帯(buffer zone)」とは書かず、回廊の性質を述べる語として「緩衝」を使います。「事実上の緩衝地帯がある」とは書けません。書けるのは「緩衝の回廊で結ばれていると書かれている」までです。

これからの拡張が、暫定リストの記載として書かれる

登録以降、ゴンドワナ雨林を包む地域の両州において、保護区域の資産への意義深い追加があった。これらの区域は、資産への包含への適合性を定めるための厳格な評価を受けてきており、2010年5月のオーストラリアの暫定リストへの資産の拡張の追加によって示されるように、資産の意義深い拡張が計画されている。

完全性の節が、暫定リスト(Tentative List)への記載を根拠に「拡張が計画されている」と書きます。「評価を受けてきた」(すでに)と「計画されている」(これから)を書き分けます。2010年5月の記載までが書かれていることで、その後どうなったかは書かれていません。

法が、資産の外で起きたことと、動く価値にも及ぶ

オーストラリアの1999年環境保護生物多様性保全法(EPBC法)について、一次資料が三段で書きます。

段 書かれていること
① 何のための法か 「オーストラリアのすべての世界遺産の資産は『国の環境の意義の事柄』であり、国の法令……のもとで保護され管理される」。この法は「世界遺産条約を含むいくつもの多国間の環境の合意のもとでのオーストラリアの義務を実施するための法定の手段である」
② 手続と罰 「法によって、世界遺産の価値に意義深い影響を持つ、持つであろう、または持つ可能性が高いいかなる行為も、検討のために責任ある大臣に付託されなければならない」。「そのような行為を承認なしに行うことには実質的な罰が適用される」
③ 及ぶ範囲 「重要なことに、この法はまた、それらが資産の外側で生じる場合でも、または資産の価値が(動物のように)移動する場合でも、国の環境の意義の事柄を影響から保護することをめざしている。それはこうして、世界遺産の資産の価値を外部の影響から保護するように設計された追加の保護の層をなす」

③ が、これまで読んだ248件で初めての書き方です。法の及ぶ範囲が、場所(資産の外側)と、保護の対象の動き(移動する価値)の二つの向きで広げられています。これまでの「資産の外」の読み方と並べます。

読み方 中身
法の及ぶ範囲が外にある(368) 資産の外側で生じた影響にも法が及ぶ、と法の設計として書かれる
価値の本文が外を指す 資産の外にあるものが価値や完全性の本文に書かれる
資産を守るだけでは足りない 資産の中の措置では価値を守れないと書かれる
外の出来事が及ぶ 境界の外の出来事が資産に影響したと書かれる

「世界遺産の資産を対象に定めた国内の法」という点では、ほかの資産でも読んだ形です。368 で新しいのは、その法がどこまで届くかまで書かれていることです。

もう一つの国内の一覧

2007年5月15日に、オーストラリアのゴンドワナ雨林は国の遺産一覧(National Heritage List)に加えられた。国の遺産もまた EPBC法のもとで国の環境の意義の事柄である。

世界遺産であることと、国内の遺産一覧に載っていることは別の指定です。この資産では、どちらも同じ法の同じ範疇(国の環境の意義の事柄)に入ると書かれます。改名の2007年と同じ年ですが、一次資料は二つを結びつけていません。年が同じであることと、関係があることは別です。

誰が守っているか — 三つの政府と三つの委員会

41の保護区を、二つの州の機関が管理する

構成 「資産は41の保護区からなり、そのほとんどすべてが保護区域の資産の内にある」
主な管理 クイーンズランド公園野生生物局とニューサウスウェールズ国立公園野生生物局
州の法 「両州ともに、保護区域と在来の植物と動物に関わる法令を持ち、それがゴンドワナ雨林の価値への保護を与えている」(法令の名前は書かれない)
日々の管理 書かれていない

EPBC法は名前も年も書かれるのに、州の法令は「保護区域と在来の植物と動物に関わる法令」としか書かれません。同じ節のなかで、法の書かれ方の細かさが段ごとに違います。

三つの委員会が、年つきで並ぶ

年 何ができたか
1993年 「諸政府が調整委員会を設立することに合意した」——これらの機関とオーストラリア政府の現場の管理者からなり、「運営の水準における資産の協力的な管理を促進するため」
2002年 技術科学助言委員会と共同体助言委員会が設立され、以後「管理の助言を助けてきた」
2000年 「中東部雨林保護区群(いまのゴンドワナ雨林)世界遺産地域のための管理の戦略の概観」が公刊。「この包括の文書は、三つの政府による協力的な管理を導くうえでの主要な要素である」

「調整」「助言」と、どちらも決定する機関として書かれていません。32章のラポニア774 は「すべての主要な決定において合意に達されなければならない」と決定の仕組みまで書かれていました。368 は促進と助言までです。段階が違います。

1994年の委員会の要請と、管理計画の段階

1994年に資産が拡張されたとき、世界遺産委員会はオーストラリアの当局に、個別の遺跡の管理計画、とくにクイーンズランド州内のものを完成させるよう要請した。資産内の個別の保護区の大部分について管理計画が作られており、残りについては草案の形にあるか計画されている。

世界遺産委員会の要請が本文に引かれ、それに対する現状が続きます。

段階 どれだけ
作られた 個別の保護区の大部分
草案の形 残りの一部
計画されている 残りの一部

「管理計画がある」で止めず、段階を読みます。1994年の要請に対して、どこまで進んだかが三段で書かれ、いつ完成するかは書かれていません。同じ章のスリランカ中央高地1203 は「遺跡ごとの計画があり、全体の体系が求められる」でした。368 は「全体の文書(2000年の概観)があり、個別の計画が揃いきっていない」ので、足りない側が逆です。

脅威

気候変動と高い水準の訪問の影響、実効的な火の管理の実行、害をなす種と病原体による侵入の影響の緩和が、ゴンドワナ雨林の保護と管理のためのもっとも大きな挑戦をなす。

気候変動は「高い標高の限られた生息地にある遺存種にとくに影響するだろう」と書かれます。対処は「ほかの脅威に取り組むことによって資産の回復力を改善すること」と「景観を越えた生息地の連結性を増やそうと試みること」で、脅威そのものではなく回復力に働きかける形です。お知らせの1件は2019年11月23日の山火事です。本文の「実効的な火の管理」と年代が近いものの、一次資料は二つを結びつけていません。

2級で押さえること

本体370,000 ha/緩衝地帯は一覧に行が無い、1986年登録・重要な境界の変更1994年、基準(viii)(ix)(x)=3つで(vii)が無い、区分は自然遺産、dossier 368bis、`Serial: yes`=41の保護区、保存状況報告4年分(2000・2021・2023・2025年。2000年のあと21年空く)、お知らせ1件(2019年11月の山火事)、動画1件(UNESCO/NHK)、リンク5件、訳のある言語は8つ。`Notes` が二行ある資産は251件で初めて——一行目が拡張元の名(オーストラリア東海岸温帯・亜熱帯雨林公園)、二行目が2007年の改名(中東部雨林保護区群〈オーストラリア〉から)で、二行が別のことを書く。改名の2007年は境界の変更の年ではない。旧名が残る場所の四通り目は「管理の文書の題(注つき)」——2000年の文書の題が「オーストラリアの中東部雨林保護区群(いまのゴンドワナ雨林)世界遺産地域のための管理の戦略の概観」で、一次資料が自分で注を添える。完全性が「疑問が提起されてきた」と書いてから答える——構成要素の小ささと遺跡のあいだの距離について疑問が提起され、合理的な近さと半自然の生息地と緩衝の回廊に留意すれば、集中的な管理を通じて補償が行われていると結論する。同じ章のスリランカ中央高地1203(理由を書いて条件つきで十分)とは形が違う。一覧に緩衝地帯の行が無いのに本文が「緩衝(buffers)」と書くが、「緩衝地帯」の語は使わないので「事実上の緩衝地帯がある」とは書けない。法が資産の外と動く価値にも及ぶと書かれる——1999年環境保護生物多様性保全法(EPBC法)は世界遺産条約を含む多国間の合意の義務を実施する法定の手段で、価値に意義深い影響を持つ行為は大臣への付託が義務で実質的な罰があり、「それらが資産の外側で生じる場合でも、または資産の価値が(動物のように)移動する場合でも」保護をめざす追加の保護の層をなす。法の及ぶ範囲が場所と対象の動きの二つの向きで広げられるのは248件で初めて。2007年5月15日に国の遺産一覧に加えられ、世界遺産と同じ法の同じ範疇に入る。委員会が年つきで三つ——1993年の調整委員会(促進)、2002年の技術科学助言委員会と共同体助言委員会(助言)で、どれも決定する機関として書かれない。1994年の委員会の要請への答えが三段——個別の保護区の大部分は管理計画があり、残りは草案の形か計画されている。1203 とは足りない側が逆。基準(viii)の「おそらく世界でもっともよく保存された侵食カルデラ」は言い切りではない、ウォルンビン/マウント・ウォーニングは斜線で併記、基準(ix)に出どころの書かれていない引用がある(「避難地の群島……」。誰の言葉かは書かれない。)。価値が増える記述——以前に絶滅したと考えられていた二つの哺乳類(ヘイスティングスリバーマウス・パルマワラビー)の再発見。割合の分母——雨林は入植の時までに陸塊の1%しか覆わず、入植の時にあった雨林の四分の一しか残っていない。

準1級 準1級向けに理解を深める

準1級の掲載範囲は確かめていません。準1級の範囲は「日本の全遺産と主要な世界の遺産700件」ですが、どの700件かは公式に出ていません。ここに並ぶのは、ゼミが作ったキーワードの練習(試作46本)で、この記事がどのキーワードに入ったかです。公式テキストの分類ではありません。

この遺産は、準1級のキーワードで2通りに出てきます

キーワードこのキーワードで見るもの本文の手がかり
気候帯気候帯が、その資産で果たしている役「避難地の群島、気候と地形の進化における一時的な終点を特徴づける一連の際立った生息地」
地殻変動地殻の動きが、その資産で何の役を果たすか「新生代に大陸プレートが」

準1級は、遺産を1件ずつではなくキーワードで横に読みます。同じ資産が、キーワードごとに別の一文で引かれます。「この遺産はどのテーマか」ではなく、「このキーワードで読むと、この遺産の何が見えるか」で読みます。

キーワードで練習する

級別の確認問題

2級 確認問題

答えを選んでから、正解と解説を開きましょう。

確認1:オーストラリアのゴンドワナ雨林の一覧の `Notes` の節に書かれているのは?

  1. 1994年の重要な境界の変更と同じ年に名前も変わったことが、一つの行にまとめて書かれている
  2. 基準の番号が1994年より前の表記から変更された経緯と、その根拠になった委員会の決定の番号が書かれている
  3. 拡張元の資産の名前と、2007年の改名が、別の行として並ぶ
  4. 41の保護区のうちどれが1986年の登録に含まれ、どれが後から足されたのかが一覧の形で書かれている
正解と解説を開く

正解:3.拡張元の資産の名前と、2007年の改名が、別の行として並ぶ

一行目は「『オーストラリア東海岸温帯・亜熱帯雨林公園』の拡張」、二行目は「名前は2007年に『中東部雨林保護区群(オーストラリア)』から変更された」です。二行が並ぶ資産は251件で初めてで、しかも二行が別のことを書いています。改名の年は、一覧の重要な境界の変更の年(1994年)とは違います。

確認2:オーストラリアのゴンドワナ雨林の保護管理の節が、1999年環境保護生物多様性保全法について書いている及ぶ範囲は?

  1. 資産の境界の内側で生じる影響だけに限られ、外側の土地利用については州の法令にゆだねられていると書かれている
  2. 資産の外側で生じる影響にも、移動する価値にも及ぶ
  3. 世界遺産の資産ではなく国の遺産一覧に載った場所だけを対象とし、二つの一覧は別の法で保護されると書かれている
  4. 法の及ぶ範囲については書かれず、大臣への付託の手続と罰の重さだけが書かれていて、場所の限定には触れていない
正解と解説を開く

正解:2.資産の外側で生じる影響にも、移動する価値にも及ぶ

「それらが資産の外側で生じる場合でも、または資産の価値が(動物のように)移動する場合でも」保護をめざし、「外部の影響から保護するように設計された追加の保護の層をなす」と書かれます。場所と、保護の対象の動きの二つの向きで広げられるのは、これまで読んだ248件で初めてです。この法は世界遺産条約を含む多国間の合意の義務を実施する法定の手段だとも書かれます。

確認3:オーストラリアのゴンドワナ雨林の完全性の節が、構成要素の小ささと遺跡のあいだの距離について書いているのは?

  1. 疑問が提起されてきたと書き、集中的な管理で補償されていると答える
  2. 小ささと距離については問題が提起されたことがなく、連続性資産として理想的な構成だと評価されていると書かれている
  3. 残っている雨林の広がりが限られた結果だと理由を書き、実効的に守られるならば十分だという条件つきの結論を置いている
  4. 構成要素を統合して一つの区域にする計画が進んでおり、距離の問題はそれによって解消される予定だと書かれている
正解と解説を開く

正解:1.疑問が提起されてきたと書き、集中的な管理で補償されていると答える

「問題が提起されてきた」と書いたうえで、「しかしながら」と続けます。答えは、連続する遺跡が合理的な近さにあり、半自然の生息地と緩衝の回廊によって結ばれていることに留意すれば、承認された管理計画と方針に沿う集中的な管理を通じて補償が行われている、というものです。同じ章のもう一つのシリアル資産とは、小ささの扱いの形が違います。

確認4:1994年の世界遺産委員会の要請に対する、オーストラリアのゴンドワナ雨林の管理計画の現状は?

  1. 要請を受けたすべての保護区で管理計画が完成し、資産の全体を覆う一つの計画にまとめられたと書かれている
  2. クイーンズランド州内の保護区についてだけ計画が作られ、ニューサウスウェールズ州内については着手されていない
  3. 個別の保護区の計画はいっさい作られておらず、2000年の戦略の概観だけが管理の文書として存在している
  4. 大部分の保護区には計画があり、残りは草案の形か計画されている
正解と解説を開く

正解:4.大部分の保護区には計画があり、残りは草案の形か計画されている

委員会は「個別の遺跡の管理計画、とくにクイーンズランド州内のものを完成させるよう要請した」と引かれ、そのあとに現状が三段で続きます。いつ完成するかは書かれていません。2000年の管理の戦略の概観は、三つの政府による協力的な管理を導く主要な要素として別に書かれます。

参考資料

確認日:2026年10月28日。世界遺産ゼミは非公式の学習コンテンツです。確認問題は独自に作成しています。特定の試験回への対応は未確定です。

参照した公式教材の版: くわしく学ぶ世界遺産300 <第6版>

この遺産が出題される級は、上のバッジから確認できます。