団体
国際原子力機関(IAEA)
International Atomic Energy Agency
設立 1957年
どんな団体か
原子力の平和利用を進めながら、核兵器の拡散につながらないよう監視する国際機関です。1957年に設立されました。
受賞理由のやさしい要約
2005年 平和賞(賞の1/2)
原子力が軍事目的に使われるのを防ぎ、平和目的の原子力ができるだけ安全に使われるよう努めたことが評価されました。IAEAの事務局長モハメド・エルバラダイと、賞を半分ずつ分け合いました。ノーベル委員会は、核兵器の脅威が再び高まる中で、できるだけ幅広い国際協力が必要だと強調しました。
同じ年・部門の共同受賞:Mohamed ElBaradei(未収録)
公式の受賞理由(英語)
for their efforts to prevent nuclear energy from being used for military purposes and to ensure that nuclear energy for peaceful purposes is used in the safest possible way活動の何が新しかったか
1970年に核拡散防止条約(NPT)が発効すると、IAEAは条約が守られているかを確かめる最も重要な手段になりました。技術的な手段と現地での査察による監視は、しだいに効率を高めてきました。授賞演説は、国の主権に踏み込むこの監視が新しい領域を切り開いたと述べています。
私たちの生活や社会とのつながり
IAEAは、北朝鮮が核兵器を開発していることを最初に示しました。2003年のイラク戦争の前には、イラクが核兵器計画を再開したというアメリカの主張に同意せず、NobelPrize.orgの解説は、この点でもIAEAが正しかったとしています。授賞演説は、がん治療など医療での原子力の役割にも触れました。
関連する受賞者・団体
- イジドール・ラビ編集上の関連
ラビは国際原子力機関(IAEA)の科学諮問委員会の委員を務めました。
- 核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)編集上の関連
ICANへの授賞発表は、核拡散防止条約(NPT)がこれからも核軍縮と拡散防止の主要な国際法の手段だと述べました。IAEAはその条約の順守を確かめる役割を担い、ICANは核兵器を条約で禁止することを目指しました。
- 日本原水爆被害者団体協議会編集上の関連
2005年の授賞演説は、広島と長崎への原爆投下から60年にふれ、被爆者とその組織である日本被団協に敬意を表しました。核の軍事利用を防ぐ国際機関と、被爆の体験を伝える市民の組織という、異なる立場からの受賞です。
「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。
次に読むためのキーワード
出典と確認日
- NobelPrize.org 受賞者ページ(International Atomic Energy Agency)
- 2005年 ノーベル平和賞(NobelPrize.org)
- The Nobel Peace Prize 2005 - Press release - NobelPrize.org
- International Atomic Energy Agency – Facts - NobelPrize.org
- The Nobel Peace Prize 2005 - Presentation Speech - NobelPrize.org
受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。