団体
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)
International Campaign to Abolish Nuclear Weapons
設立 2007年
どんな団体か
核兵器の禁止を支持するよう各国政府に働きかけるため、2007年に発足した国際的な市民団体の連合体です。 [根拠 3・5]
受賞理由のやさしい要約
2017年 平和賞(単独受賞)
核兵器がどのように使われても人道上の破滅的な結果を招くことに目を向けさせ、条約による核兵器禁止の実現に向けて画期的な努力をしたことが評価されました。授賞式では、サーロー節子とベアトリス・フィンが団体を代表して賞を受け取りました。 [根拠 5・6]
公式の受賞理由(英語)
for its work to draw attention to the catastrophic humanitarian consequences of any use of nuclear weapons and for its ground-breaking efforts to achieve a treaty-based prohibition of such weapons活動の何が新しかったか
核兵器の問題を、核戦争がもたらす受け入れがたい人間の苦しみという、人道の観点から問い直しました。核兵器の人道的な影響に焦点を当てた、いくつもの政府間会議の計画と実施に関わりました。2017年7月7日には、国連加盟国のうち122か国が核兵器禁止条約を採択しています。 [根拠 3・5]
私たちの生活や社会とのつながり
授賞当時、核保有国やその最も近い同盟国はこの条約を支持しておらず、ノーベル委員会も、禁止だけでは核兵器が1発も減らないことを認めていました。そのうえで委員会は、核兵器のない世界への次の段階には核保有国の関与が欠かせないと強調しました。 [根拠 5]
関連する受賞者・団体
- ジョディ・ウィリアムズ研究の継承
ノーベル賞の公式サイトは、ICANの活動がジョディ・ウィリアムズと地雷禁止国際キャンペーンにも刺激を受けたと紹介しています。どちらも市民の運動から、ある種類の兵器を条約で禁じることを目指しました。
- 国際原子力機関(IAEA)編集上の関連
ICANへの授賞発表は、核拡散防止条約(NPT)がこれからも核軍縮と拡散防止の主要な国際法の手段だと述べました。IAEAはその条約の順守を確かめる役割を担い、ICANは核兵器を条約で禁止することを目指しました。
- 化学兵器禁止機関(OPCW)編集上の関連
ノーベル委員会は、化学兵器などはすでに国際条約で禁止されている一方、より破壊的な核兵器にはまだ同様の禁止がないと指摘しました。兵器を条約で禁じるという同じ手法の、別の対象への挑戦として並べられます。
- 日本原水爆被害者団体協議会編集上の関連
ICANは、核兵器が使われたときの人道上の破滅的な結果に目を向けさせてきました。日本被団協は被爆者の証言を通じて、その結果を伝える活動を続けてきました。
「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。
次に読むためのキーワード
出典と確認日
- NobelPrize.org 受賞者ページ(International Campaign to Abolish Nuclear Weapons)
- 2017年 ノーベル平和賞(NobelPrize.org)
- International Campaign to Abolish Nuclear Weapons (ICAN) – Facts
- Jody Williams – Facts
- The Nobel Peace Prize 2017 - Press release - NobelPrize.org
- International Campaign to Abolish Nuclear Weapons (ICAN) – Speed read - NobelPrize.org
受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。