個人
マックス・プランク
Max Karl Ernst Ludwig Planck
1858年生まれ・1947年没
何をした人か
熱した物体が出す光を説明するため、エネルギーにはとびとびの単位「量子」があると考えた、ドイツの物理学者です。
受賞理由のやさしい要約
1918年 物理学賞(単独受賞)
エネルギー量子の発見によって物理学の進歩に尽くしたことが評価され、単独で受賞しました。1918年の物理学賞は翌1919年11月に発表され、授賞式の演説は1920年6月に行われました。演説では、プランクの名がついた定数が、物質の未知の共通の性質を表すものとして称えられています。
公式の受賞理由(英語)
in recognition of the services he rendered to the advancement of Physics by his discovery of energy quanta何が新しかったか
熱した物体の放射のスペクトルを当時の物理法則で計算すると、振動数の高い側で放射が無限大になるという不合理な結果が出ていました。プランクは1900年、放射のエネルギーはとびとびの値(量子)しかとらないという考えでこの問題を解きました。このとき導入された新しい基本定数は、のちにプランク定数と呼ばれるようになりました。
私たちの生活や社会とのつながり
量子の考えはアインシュタインによる光電効果の説明などに応用され、物理学の歴史の転換点となりました。2018年11月には、質量の単位キログラムをプランク定数にもとづいて定義し直すことが、60か国の投票で決まりました。
関連する受賞者・団体
- マックス・フォン・ラウエ研究の継承
ラウエは1902年にベルリン大学でプランクのもとで学び、1905年からはプランクの助手を務めました。
- アルベルト・アインシュタイン編集上の関連
プランクの量子の考えが広く認められていく中で、アインシュタインによる光電効果の説明は、その応用の一つとして挙げられています。
- ニールス・ボーア編集上の関連
1913年、ボーアはプランク定数が原子の中の運動や光の放出・吸収を決めると考えました。熱放射から生まれた量子の考えが、原子の構造の理解へと受け渡された組み合わせです。
- クラウス・フォン・クリッツィング編集上の関連
量子ホール効果の段の値は、電子の電荷とプランク定数で決まる量の整数倍になります。プランクが導入した定数が、電気抵抗の標準にまで顔を出す組み合わせです。
「編集上の関連」は、同じ問いを別の角度から考える組み合わせとして編集部が選んだもので、実際の協働や影響関係を示すものではありません。
次に読むためのキーワード
出典と確認日
- NobelPrize.org 受賞者ページ(Max Planck)
- 1918年 ノーベル物理学賞(NobelPrize.org)
- Max von Laue – Biographical (NobelPrize.org)
- Max Planck – Facts - NobelPrize.org
- Nobel Prize in Physics 1918 - Presentation Speech - NobelPrize.org
- Max Planck – Biographical - NobelPrize.org
- Kilogram: Introduction | NIST
受賞年・部門・英語の受賞理由は NobelPrize.org API の公開データ(2026-10-25取得)です。日本語の解説は編集部による要約で、記述の確認に使った資料を上に掲げています(確認日 2026-10-22)。[根拠]の番号は、医療や評価の分かれる記述について、この一覧の資料を示します。