原材料表示を確認する意味
グルテンフリーで食品を選ぶとき、いちばん確実なのはパッケージの原材料表示を自分で確認することです。「グルテンフリー」と大きく書かれた商品でも、原材料や製造方法はメーカーや時期によって変わることがあります。
小麦は「小麦」とそのまま書かれているとは限らず、調味料や加工品の中に名前を変えて含まれていることがあります。まず確認する場所を押さえ、次に見落としやすい表示を知っておくと、店頭でもオンラインでも判断しやすくなります。
まず見る3か所
パッケージでは、主に次の3か所を確認します。原材料名と、その後ろのアレルギー表示・注意喚起表示はセットで見ると見落としが減ります。
- 原材料名 … 何から作られているか。使用量の多い順に書かれています。
- アレルギー表示 … 「小麦を含む」など、特定原材料等の表示。
- 注意喚起表示 … 「同じ製造ラインで小麦を使用」などの混入に関する情報。
小麦が隠れていることがある原材料
「小麦」と書かれていなくても、次のような原材料は小麦(麦類)を含むことがあります。表示で見かけたら、原材料の由来まで確認しておくと判断しやすくなります。
- 小麦・小麦粉・小麦グルテン
- パンや麺、揚げ物の衣などに使われる小麦そのものです。グルテンフリーでは避ける対象になります。
- 麦芽・麦芽エキス・麦芽糖
- 大麦などから作られる甘味や風味の原料で、麦由来のグルテンを含むことがあります。
- 大麦・ライ麦・オーツ麦
- 小麦以外の麦類です。これらもグルテンを含む、または製造工程で混入する場合があります。
- しょうゆ(醤油)
- 多くは小麦と大豆から醸造されます。原料に小麦を使わない「小麦不使用しょうゆ」もあります。
- たんぱく加水分解物
- うま味などに使われる加工原料で、原料に小麦が使われていることがあります。
- でん粉・加工でん粉
- とろみやつなぎに使われます。由来原料(小麦・とうもろこし・じゃがいもなど)の表示を確認します。
これらは「必ず小麦が入っている」という意味ではありません。判断に迷う原料は、メーカーの公式情報もあわせてご確認ください。
小麦が入りがちな食品
次のような食品は、小麦(や麦類)を使っていることが多いものです。グルテンを避けたいときは、まず候補から外して考えると探しやすくなります。
- パン・麺類(うどん・中華麺・パスタ・そうめん など)
- 天ぷら・フライなど揚げ物の衣
- カレー・シチューのルウ
- 餃子・焼売・春巻きの皮
- お好み焼き・たこ焼き
- 麩(ふ)
- 洋菓子(ケーキ・クッキー・ドーナツ など)
- しょうゆ・めんつゆ・一部の調味料
- ビール・麦焼酎など麦類のお酒
麦茶は大麦が原料です。グルテンを避けたい場合は原材料と用途をご確認ください。
もともと小麦を含まないことが多い食品
次のような食品は、そのままの状態では小麦を含まないことが多いものです。ただし、味付け・加工・製造工程で小麦が加わることがあります。
- 米(ごはん)・米粉
- いも類(じゃがいも・さつまいも など)
- 豆・大豆製品(豆腐・納豆 ※付属のたれは要確認)
- 野菜・果物・きのこ
- 肉・魚・卵(味付け・衣のないもの)
- 乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルト ※一部要確認)
加工品や味付きのものは、小麦が加わることがあります。原材料表示をご確認ください。
グルテンフリーの手がかりになる表示
次のような表示は、グルテンフリーを探すときの手がかりになります。ただし、これだけで確定できるわけではありません。
- 「グルテンフリー」「小麦不使用」の表示
- 米粉・玄米粉・とうもろこし(コーン)粉などを主原料にしたもの
- そば粉十割(100%)の表示 ※そばアレルギーには別途ご注意ください
- 米・いも・豆を主原料にしたもの
表示はあくまで手がかりです。原材料名・アレルギー表示・注意喚起表示もあわせてご確認ください。
確認の手順
店頭やオンラインで確認するときは、次の順番だとスムーズです。
- 1. 表面の「グルテンフリー/小麦不使用」表示を見る
- 2. 裏面の原材料名で、小麦・麦類・上に挙げた原料が入っていないか確認する
- 3. アレルギー表示(小麦を含む)と注意喚起表示(製造ラインの混入)を確認する
- 4. 判断に迷う原料があれば、メーカーの公式情報で確認する
米粉と書かれていても、全体を確認する
「米粉」と書かれていても、ふくらみや食感を出すために小麦グルテンが一緒に使われていることがあります。米粉パンや米粉スイーツは、「米粉」という言葉だけで判断せず、原材料名の全体を確認しましょう。
同じように、「グルテンフリー」と書かれた商品でも、注意喚起表示に「同じ製造ラインで小麦を使用」と書かれている場合があります。どの程度まで許容するかは、体質やアレルギーの状況に応じてご判断ください。
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